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胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿
コチョウノカガミケンチクタンテイサクライキョウスケノジケンボ
- 著: 篠田 真由美

4年前、父親の反対を押し切ってヴェトナムに嫁いだ四条彰子が、京介と深春に助けを求めてきた。一家の長老、レ老人との軋轢がその理由だ。なぜか日本人を嫌うレ老人。その原因は90年前の事件にあるらしい。そして、ハノイに飛んだ京介たちの目前で再び事件が起きた。建築探偵桜井京介の事件簿、第3部開幕! (講談社文庫)
4年前、父親の反対を押し切ってヴェトナムに嫁いだ四条彰子が、京介と深春に助けを求めてきた。一家の長老、レ老人との軋轢がその理由だ。なぜか日本人を嫌うレ老人。その原因は90年前の事件にあるらしい。当時、レ家に寄宿していた日本人青年が謎の死を遂げ、直後に令嬢が出奔。令嬢の弟で8歳だった少年は、愛する二人を同時に失い、心に深い傷を負ったのだ。歴史の波に翻弄されながら、レ家は命脈を保ってきたが、レ老人の心から悲劇の記憶が離れることはなかった。京介らはハノイに飛び、90年前の事件を解き明かそうとするが、その目前で再び事件が起きた。 建築探偵桜井京介の事件簿、第3部開幕!
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書誌情報
紙版
発売日
2012年08月10日
ISBN
9784062773409
判型
A6
価格
定価:796円(本体724円)
ページ数
488ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年09月28日
JDCN
0627734000100011000Q
初出
2005年4月、講談社ノベルスとして刊行されたもの。文庫化にあたり、一部改筆。
著者紹介
1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒、専攻は東洋文化。1991年に『琥珀の城の殺人』が第2回鮎川哲也賞の最終候補作となり、中井英夫氏らの注目を集め、作家デビュー。1994年に建築探偵桜井京介シリーズ第一作『未明の家』を発表。以来、番外編も含め25冊刊行されている。他に『この貧しき地上に』全3作、『レディMの物語』(以上、すべて講談社)、「龍の黙示録」シリーズ(祥伝社)、『すべてのものをひとつの夜が待つ』『美しきもの見し人は』(ともに光文社)、『螺鈿の小箱』(東京創元社)、『幻想建築術』(PHP研究所)、『黄昏に佇む君は』(原書房)など。