加藤周一を記憶する

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加藤周一を記憶する

カトウシュウイチヲキオクスル

講談社現代新書

日本の「敗戦後」を問い続けた評論家加藤周一の軌跡を丁寧に追う試み。
加藤周一の代表的著作である『言葉と戦車』『日本文学史序説』「夕陽妄語」を中心に、その評論活動の出発点となった1946年の論考の意義、西洋と日本を行き来して得た1960年代の「日本文化」への深い言及、力を注いだ1980年代の同時代時評、そして「九条の会」の呼びかけ人となった21世紀初頭まで、加藤周一が日本の言論界に与えた影響力を考察する。
[本の構成]
第一章 「急進的知識人」として
第二章 「雑種文化」の地平
第三章 加藤周一の世界/日本
第四章 自伝とことばと文学と
第五章 時評のなかの加藤周一


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書誌情報

紙版

発売日

2015年04月16日

ISBN

9784062883108

判型

新書

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

通巻番号

2310

ページ数

464ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

著: 成田 龍一(ナリタ リュウイチ)

1951年大阪府に生まれる。早稲田大学大学院修了。日本女子大学教授。専攻は近現代日本史。 著書に『「故郷」という物語』(吉川弘文館)、『<歴史>はいかに語られるか』『司馬遼太郎の幕末・明治』(朝日選書)、『大正デモクラシー』(岩波新書)、『戦後思想家としての司馬遼太郎』(筑摩書房)などがある。

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