話すための英語力

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話すための英語力

ハナスタメノエイゴリョク

講談社現代新書

「英語をうまくしゃべれるようになりたい」は見果てぬ夢でしょうか。日本人の「英語苦手意識」の根幹には、外国人を前にすると緊張し、言葉を即座に発することができないことにあります。短い言葉で切り抜けようとしたり、思い出せるフレーズを連発するだけで、話が続かない、自分の意見を言わない等、落ち込んでしまいます。こうした状況を打破する最良のストラテジーを同時通訳者としての経験豊富な著者が丁寧に指導します


幕末から現在に至るまで、日本人を魅了してやまない「英語」。
「英語をうまくしゃべれるようになりたい」は見果てぬ夢なのでしょうか。日本(もしくは日本人)が抱えている「英語コンプレックス」の根幹にあるのは、外国人を前にすると萎縮してしまい、言葉を発することができないことにあります。いわゆる「外国語不安」です。
短い言葉で切り抜けようとしたり、思い出せるフレーズを連発するだけで、相手と話が続かない(続けようとする意思がないと見られても仕方がない応答をします)、自分の意見を言わない(そうした日本人特有の習慣があることも事実です)等、相手よりも話し手の自分の方が落ち込んでしまうのが現状です。
こうした「英語コンプレックス」を打破するための最良の「コミュニケーション・ストラテジー」を同時通訳者としての経験豊富な著者が丁寧に教授します。
1・会話の「目的」は何か
2・会話では「場」を読む
3・会話の「参加者」と向き合う
4・困った時の最強の作戦
5・異文化コミュニケーション理解
6・英語学習の真実

以上に的を絞って分かりやすく解説します。


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに──コミュニケーション方略とは何か
第1講 英語で「話す」
第2講 会話では「場」を読む
第3講 会話の「参与者」と向き合う
第4講 会話の「目的」を明確にする
第5講 困った時の方略とは
第6講 異文化コミュニケーションの専門家
第7講 これからの英語学習
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2017年02月15日

ISBN

9784062884112

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

2411

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2017年02月15日

JDCN

0628841100100011000X

著者紹介

著: 鳥飼 玖美子(トリカイ クミコ)

東京都に生まれる。東洋英和女学院卒業。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。サウサンプトン大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。NHK「ニュースで英会話」監修およびテレビ講師。立教大学名誉教授。 著書に『歴史をかえた誤訳』(新潮文庫)、『危うし! 小学校英語』(文春新書)、『通訳者と戦後日米外交』『戦後史の中の英語と私』『英語教育論争から考える』(以上、みすず書房)、『国際共通語としての英語』『本物の英語力』(講談社現代新書)などがある。

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