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私の万葉集 一
ワタシノマンヨウシュウイチ
- 著: 大岡 信

新元号「令和」の出典、
『万葉集』の魅力を
現代詩の巨人が説きあかす!
現代詩人・大岡信の先見性に満ちた『万葉集』論、第一巻。
新元号の出典となった「梅花の宴」について、
日本文学史とこの宴との重要な関連を指摘。
『万葉集』を現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集として読み解く。
詩歌の実作者が書いた『万葉集』の鑑賞。
八世紀前半に成立した『万葉集』はきわめて難解であり、しかしまた我々の心に残る多くの親しまれた歌がある。
その膨大な数の歌を、巻一から巻二十まで通読した大岡信の鑑賞には、日本の美学の起源をみる。
魅力ある読み方をするために現代詩人が挑んだ全5巻。
Ⓒ大岡かね子
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目次
はしがき
万葉集 巻一
万葉集 巻二
万葉集 巻三
万葉集 巻四
書誌情報
紙版
発売日
2013年11月09日
ISBN
9784062902120
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2015年01月09日
JDCN
0629021200100011000P
初出
1993年10月刊、講談社現代新書「私の万葉集 一」を底本としたもの。本文中明らかな誤記、誤植と思われる箇所は正しましたが、原則として底本に従った。
著者紹介
1931年静岡県生まれ。父は歌人の大岡博。東京大学文学部国文科卒業。学生時代から詩人として注目され、読売新聞社外報部記者を経て明治大学教授となる。1979年より2007年まで朝日新聞で『折々のうた』を連載。菊池寛賞、読売文学賞など受賞多数。連歌や連句に倣い、詩人が共同で詩を制作する「連詩」を1970年代初めに提唱し、国内および海外でも精力的に連詩制作を行ってきた。連詩集として『揺れる鏡の夜明け』や『ファザーネン通りの縄ばしご』、『What the Kite Thinks』などを出版。詩歌や美術に関する評論も数多い。