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私の万葉集 五
ワタシノマンヨウシュウゴ
- 著: 大岡 信

新元号「令和」の出典、
『万葉集』の魅力を
現代詩の巨人が説きあかす!
現代詩人・大岡信の先見性に満ちた『万葉集』論、第五巻。
新元号の出典となった「梅花の宴」について、
日本文学史とこの宴との重要な関連を指摘。
『万葉集』を現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集として読み解く。
大岡信が、六年間に亘って[「万葉集」に立ち向かった『私の万葉集』の最終巻。巻十七から二十。
この第五巻は「歌日記」が中心であり、万葉最末期の歌
移り行く 時見るごとに 心痛く
昔の人し 思ほゆるかも 大伴家持
天平時代の人間を生き生きと伝える、大岡信渾身の、実作者による日本美起源の鑑賞、完結。
Ⓒ大岡かね子
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目次
万葉集 巻十七
万葉集 巻十八
万葉集 巻十九
万葉集 巻二十
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2015年05月09日
ISBN
9784062902724
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2015年08月14日
JDCN
0629027200100011000V
初出
本書は、1998年1月刊、講談社現代新書『私の万葉集 五』を底本といたしました。
著者紹介
1931年静岡県生まれ。父は歌人の大岡博。東京大学文学部国文科卒業。学生時代から詩人として注目され、読売新聞社外報部記者を経て明治大学教授となる。1979年より2007年まで朝日新聞で『折々のうた』を連載。菊池寛賞、読売文学賞など受賞多数。連歌や連句に倣い、詩人が共同で詩を制作する「連詩」を1970年代初めに提唱し、国内および海外でも精力的に連詩制作を行ってきた。連詩集として『揺れる鏡の夜明け』や『ファザーネン通りの縄ばしご』、『What the Kite Thinks』などを出版。詩歌や美術に関する評論も数多い