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私の万葉集 四
ワタシノマンヨウシュウヨン
- 著: 大岡 信

新元号「令和」の出典、
『万葉集』の魅力を
現代詩の巨人が説きあかす!
現代詩人・大岡信の先見性に満ちた『万葉集』論、第四巻。
新元号の出典となった「梅花の宴」について、
日本文学史とこの宴との重要な関連を指摘。
『万葉集』を現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集として読み解く。
ここでは、「万葉集」巻十三から十六までを取り上げる。
特に力を入れている巻十六は歌数こそ少ないものの、
その多様性と知的興味を誘う魅力溢れた刺激的巻である。
正岡子規もこの巻十六について書いているように、
「滑稽的美」を感じる特異かつ最も重要な一巻である。
Ⓒ大岡かね子
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目次
万葉集 巻十三
万葉集 巻十四
万葉集 巻十五
万葉集 巻十六
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2015年01月10日
ISBN
9784062902571
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2015年02月13日
JDCN
0629025700100011000J
初出
本書は、1997年1月刊、講談社現代新書『私の万葉集 四』を底本といたしました。
著者紹介
1931年静岡県生まれ。父は歌人の大岡博。東京大学文学部国文科卒業。学生時代から詩人として注目され、読売新聞社外報部記者を経て明治大学教授となる。1979年より2007年まで朝日新聞で『折々のうた』を連載。菊池寛賞、読売文学賞など受賞多数。連歌や連句に倣い、詩人が共同で詩を制作する「連詩」を1970年代初めに提唱し、国内および海外でも精力的に連詩制作を行ってきた。連詩集として『揺れる鏡の夜明け』や『ファザーネン通りの縄ばしご』、『What the Kite Thinks』などを出版。詩歌や美術に関する評論も数多い