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私の万葉集 三
ワタシノマンヨウシュウサン3
- 著: 大岡 信

新元号「令和」の出典、
『万葉集』の魅力を
現代詩の巨人が説きあかす!
現代詩人・大岡信の先見性に満ちた『万葉集』論、第三巻。
新元号の出典となった「梅花の宴」について、
日本文学史とこの宴との重要な関連を指摘。
『万葉集』を現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集として読み解く。
大岡信の『私の万葉集』第三巻(全五巻)。
ひさかたの 天の香具山 この夕
霞たなびく 春立つらしも 人麻呂
ゆったりとした万葉人の息吹を伝えたい。
著者の思いは、愛情深く、平易な文体で現代につなげていく。
「万葉集」巻八から十二までを、たとえば恋の歌、
それは、日本人の永遠に通ずる心の古典として……。
Ⓒ大岡かね子
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目次
万葉集 巻八
万葉集 巻九
万葉集 巻十
万葉集 巻十一
万葉集 巻十二
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2014年09月11日
ISBN
9784062902434
判型
A6
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年10月10日
JDCN
0629024300100011000V
初出
1995年10月刊、講談社現代新書『私の万葉集 三』を底本としました。
著者紹介
1931年静岡県生まれ。父は歌人の大岡博。東京大学文学部国文科卒業。学生時代から詩人として注目され、読売新聞社外報部記者を経て明治大学教授となる。1979年より2007年まで朝日新聞で『折々のうた』を連載。菊池寛賞、読売文学賞など受賞多数。連歌や連句に倣い、詩人が共同で詩を制作する「連詩」を1970年代初めに提唱し、国内および海外でも精力的に連詩制作を行ってきた。連詩集として『揺れる鏡の夜明け』や『ファザーネン通りの縄ばしご』、『What the Kite Thinks』などを出版。詩歌や美術に関する評論も数多い