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黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿
カゲノヤカタケンチクタンテイサクライキョウスケノジケンボ
- 著: 篠田 真由美

一九八〇年秋、突然の養父の死。神代宗は傷ついた心を埋めるため訪れた北の町で、殺人の罪を着せられてしまう。そして、疑惑が晴れぬまま土地を支配する久遠家の「館」に軟禁され、血塗られた過去を目撃する。謎の美少年・アレクセイが悲劇の真相を語りはじめたとき、銃声が轟いた!大人気シリーズ第14弾
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目次
沈黙の檻
薔薇の名は薔薇でなくとも
時の淀んだ街
闇色の罠
マスカレイドは俗悪に
天使のいる廃園
殺意は何処より
オフィーリアの肖像
死神の黒き笑い
暗闇を屍者歩む
約束の地
黒影に眠るもの
終わりの始まり
ノベルス版あとがき
文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2015年08月12日
ISBN
9784062931397
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
ページ数
656ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2015年09月11日
JDCN
0629313900100011000N
初出
本作品は、2009年1月、講談社ノベルスとして刊行されました。文庫化にあたり、一部改筆いたしました。
著者紹介
1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒、専攻は東洋文化。91年『琥珀の城の殺人』で作家デビュー。94年、建築探偵桜井京介シリーズの第一作『未明の家』を発表。同シリーズは、2011年の『燔祭の丘』で完結するまで16年間にわたって続いた。他の著者に『この貧しき地上に』全三作、『レディMの物語』『緑金書房午睡譚』(以上、すべて講談社)、「龍の黙示録」シリーズ(祥伝社)、「黎明の書」シリーズ(徳間書店)、『幻想建築術』『ホテル・メランコリア』(ともにPHP研究所)、『閉ざされて』(角川書店)などがある。桜井京介シリーズの番外編となる『さくらゆき 桜井京介returns』『屍の園 桜井京介episode0』(いずれも講談社ノベルス)も著している。