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燔祭の丘 建築探偵桜井京介の事件簿
ハンサイノオカケンチクタンテイサクライキョウスケノジケンボ
- 著: 篠田 真由美

『僕は――ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。神代宗の話を聞いた蒼は、京介を捜し歩き、20年前の忌まわしき事件を知る。久遠家のルーツが明らかになった時、父グレゴリの狂気が京介を襲った! 「建築ミステリ」の金字塔、ついに完結!
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目次
第一原質
彼のための杯
オルフェウスのように
遥かなるベロヴォージエ
『桜井京介』の父
より冥きものによりて冥きものを
その名は永久に呪われるべし
影の領域
ミラボー橋暮色
嘘という名の真実
怒りの日なり、この日は
デウス・エクス・マーキナ
黒の過程
我を憎み我を殺すべし
目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
エピローグ──花ほころぶ日
ノベルス版あとがき
文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2016年08月11日
ISBN
9784062934237
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
768ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年09月09日
JDCN
0629342300100011000D
初出
本作品は、2011年1月、講談社ノベルスとして刊行されました。文庫化にあたり、一部改筆いたしました。
著者紹介
1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒、専攻は東洋文化。91年『琥珀の城の殺人』で作家デビュー。94年、建築探偵桜井京介シリーズの第一作『未明の家』を発表。同シリーズは、本書『燔祭の丘』で完結するまで16年間にわたって続いた。他の著書に『この貧しき地上に』全三作、『レディMの物語』『緑金書房午睡譚』(以上、すべて講談社)、「龍の黙示録」シリーズ(祥伝社)、「黎明の書」シリーズ(徳間書店)、『幻想建築術』『ホテル・メランコリア』(ともにPHP研究所)、『閉ざされて』(角川書店)などがある。近著は、 新シリーズ2作目にあたる『レディ・ヴィクトリア 新米メイド ローズの秘密』 (講談社タイガ)。