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わたしの芭蕉
ワタシノバショウ
- 著: 加賀 乙彦

日本語の世界に遊ぶ。
時を超えて探訪する、十七文字の風景――。
生涯で一千近くの句を残した「俳聖」松尾芭蕉。
長年作家として豊かで美しい日本語表現を目指してきた著者は、
芭蕉の簡潔で力強い言葉に魅了された。
日本各地を旅した俳人は、どのように自然を見つめ、会心の表現に辿り着いたのか。
言葉の世界を探訪しながら、人の生き方、老いと死の迎え方を考える名エッセイ。
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書誌情報
紙版
発売日
2022年01月14日
ISBN
9784065266502
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年01月14日
JDCN
06A0000000000414864P
初出
本書は2020年1月、小社より刊行された単行本を文庫化したものです。
著者紹介
1929年東京都生まれ。東京大学医学部卒業後、精神科医として勤務のかたわら、小説の執筆を始める。『フランドルの冬』で芸術選奨文部大臣新人賞、『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、『宣告』で日本文学大賞、『湿原』で大佛次郎賞、自伝的小説『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞、自伝的大河小説『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞している。その他の著書に、『錨のない船』『不幸な国の幸福論』など多数ある。近年は、本書をはじめとした殉教者を描く歴史小説『ザビエルとその弟子』、ペトロ岐部の生涯を描いた『殉教者』を発表している。