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西遊妖猿伝 大唐篇(1)
サイユウヨウエンデンダイトウヘン
- 著: 諸星 大二郎

第4回手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。「西遊記」と中国史を絡めて描く漫画史上屈指の痛快大伝奇冒険活劇!!
2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記の、第一部!
※作者の意向により、新装にあたって従来の「大唐篇」「河西回廊篇」をまとめて「大唐篇」全10巻としました。
隋末期の中国。花果山の麓に住む孫家の少年は、強大な妖怪・無支奇(むしき)に見込まれてその称号「斉天大聖」を受け、額に金環を授かります。その時から、彼の運命は戦いと血のるつぼの中に投げ込まれました。少年の名は、悟空ーー。2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記、第一部であります!
ⒸDaijiro Morohoshi
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目次
序 花果山の章
第1回 群雄中原に鹿を逐い 嬰児 深山に野女を求む
第2回 花果山に申仙 理を諭し 水簾洞に妖魔 威を顕す
第3回 悟空 壺中に天地を見 李冰 渓谷に野人を狩る
第4回 李冰 再び大聖と相対し 真君 神鎖にて妖猿を縛す
大唐篇 五行山の章
第5回 双又嶺に怪童 虎を打ち 断頭坡に校尉 車を停む
第6回 処刑場に鬼哭啾啾 黄河上に悟空大いに怒る
第7回 怪童 波浪を逃れ 猛児 兇刃を振るう
第8回 ニ雄 雪原に唐兵と戦い ?女 慈悲にて姉を救う
第9回 平頂山に児女 夥を頼み 聚義庁に英雄 棒を振るう
第10回 竜女 単にて平頂山を制し 悟空 双して五行山に入る
第11回 仙境に処女 天意を図り 村裏に凶徒 良民を虐ぐ
新装版刊行に当たって
隋末群雄割拠図
白雲洞概念図
書誌情報
紙版
発売日
2009年01月23日
ISBN
9784063756616
判型
B6
価格
定価:1,047円(本体952円)
ページ数
408ページ
シリーズ
KCデラックス
電子版
発売日
2013年11月22日
JDCN
0637566100100011000E
初出
潮出版刊『西遊妖猿』全16巻を章立て、サブタイトル等の一部を変更し、新たに編集したもの。
著者紹介
東京都出身。1949年生まれ。70年、「COM」掲載の『ジュン子・恐喝』でデビュー。74年、『生物都市』が第7回手塚賞に入選。ホラー、SF、歴史物、ファンタ ジー、ギャグなど描く作品の幅は広く、独自の作風は多くの漫画家やクリエーターに影響を与え続けている。『稗田礼二郎(妖怪ハンター)シリーズ』『暗黒神話』『マッドメン』『栞と紙魚子シリーズ』など代表作は多数。92年に『ぼくとフリオと校庭で』『異界録』で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を、2000年に『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。著作には小説(『キョウコのキョウは恐怖の恐』『蜘蛛の糸は必ず切れる』)もある。