「鎖国」の比較文明論 東アジアからの視点

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「鎖国」の比較文明論 東アジアからの視点

サコクノヒカクブンメイロンヒガシアジアカラノシテン

講談社選書メチエ

秀吉・家康の対明・対朝鮮外交を軸にした、キリスト教諸国への対抗策――ここから徳川幕府の鎖国への傾斜が始まる。『明史』『懲ひ録』『徳川実紀』などの文献を読みこみ、家光が鎖国令を出すに至るまでの為政者たちの心理を大胆にあぶり出す。17世紀初頭の複雑な東アジア情勢のなかで、鎖国の実相を鮮やかな切り口で描く力作。

【目次】
序章
第一章 徳川家康の全方位外交
第二章 文禄・慶長の役の国際環境
第三章 家康の対中国外交――鎖国への伏線
第四章 鎖国と林羅山の思想
第五章 徳川時代における開国の精神
終章  鎖国の比較文明論
註・参考文献
あとがき
索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

序章
第一章 徳川家康の全方位外交
第二章 文禄・慶長の役の国際環境
第三章 家康の対中国外交――鎖国への伏線
第四章 鎖国と林羅山の思想
第五章 徳川時代における開国の精神
終章  鎖国の比較文明論
註・参考文献
あとがき
索引

書誌情報

紙版

発売日

1994年03月04日

ISBN

9784062580090

判型

四六

価格

定価:1,602円(本体1,456円)

通巻番号

9

ページ数

262ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 上垣外 憲一(カミガイト ケンイチ)

1948年生まれ。東京大学教養学科ドイツ分科卒業、同大学院人文科学比較文学比較文化課程修了。東京大学学術博士。国際日本文化研究センター教授、帝塚山学院大学文学部教授、同副学長、大手前大学教授等を経て、現在は大妻女子大学比較文化学部教授。専攻は比較文学・比較文化。著書に『倭人と韓人』『雨森芳洲』『文禄・慶長の役』、『日本文化交流小史』『勝海舟と幕末外交』『花と山水の文化誌』『聖徳太子と鉄の王朝』『空海と霊界めぐり伝説』『古代日本 謎の四世紀』『ハイブリッド日本』などのほか、共編著多数。

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