エディプス・コンプレックス論争 性をめぐる精神分析史

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エディプス・コンプレックス論争 性をめぐる精神分析史

エディプスコンプレックスロンソウセイヲメグルセイシンブンセキシ

講談社選書メチエ

男とは?女とは? 自分の出自という物語へ

性が生物学から心理学へ移行したとき、エディプス・コンプレックスは生まれた――。「父を殺し、母と交わりたい」という内的幻想は人類普遍なのか?「厳父」フロイトとその「子ども」たちの性をめぐる精神分析の大論争を追う。
精神分析の父フロイトとユングらの確執、論争を通して、性の本質に迫る。

【目次】
プロローグ 性とは何だろうか
第一章 身体の穴 性生物学から性心理学へ
1 エディプス・コンプレックスを発見したとき
2 少年ハンスの不安
3 性の心理学へ
第二章 最初の離反者 アドラーの心理学
1 オイディプスの神話を読む
2 「次男」アドラーの勢力関係モデル
第三章 ユングの「父殺し」
1 「息子」ユングが見た世界
2 エディプス批判をするエディプス
第四章 息子たちの苦悩 母への思い
1 出生外傷理論の波紋
2 フェレンチィ、優れた癒し手
3 「阿闍世コンプレックス」
第五章 オイディプスの娘
1 子どもの性的好奇心
2 衝動論か自我心理学か 人間の動機は性的か
第六章 女性の性愛をめぐって
1 フロイトと女性たち
2 母と娘の物語 カレン・ホルナイとフェミニズム
第七章 アンナとクラインの大論争
1 ウィーン学派とイギリス学派
2 早期のエディプス・コンプレックス
第八章 辺境にて 文化人類学と構造主義の挑戦
1 エディプス・コンプレックスは人類普遍か
2 ラカンの精神分析運動
エピローグ オイディプス神話が語ること

あとがき
索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

プロローグ 性とは何だろうか
第一章 身体の穴 性生物学から性心理学へ
1 エディプス・コンプレックスを発見したとき
2 少年ハンスの不安
3 性の心理学へ
第二章 最初の離反者 アドラーの心理学
1 オイディプスの神話を読む
2 「次男」アドラーの勢力関係モデル
第三章 ユングの「父殺し」
1 「息子」ユングが見た世界
2 エディプス批判をするエディプス
第四章 息子たちの苦悩 母への思い
1 出生外傷理論の波紋
2 フェレンチィ、優れた癒し手
3 「阿闍世コンプレックス」
第五章 オイディプスの娘
1 子どもの性的好奇心
2 衝動論か自我心理学か 人間の動機は性的か
第六章 女性の性愛をめぐって
1 フロイトと女性たち
2 母と娘の物語 カレン・ホルナイとフェミニズム
第七章 アンナとクラインの大論争
1 ウィーン学派とイギリス学派
2 早期のエディプス・コンプレックス
第八章 辺境にて 文化人類学と構造主義の挑戦
1 エディプス・コンプレックスは人類普遍か
2 ラカンの精神分析運動
エピローグ オイディプス神話が語ること

あとがき
索引

書誌情報

紙版

発売日

2002年03月08日

ISBN

9784062582360

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

236

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 妙木 浩之(ミョウキ ヒロユキ)

1987年上智大学院博士課程満期退学。北山研究所、佐賀医科大学などを経て、現在久留米大学文学部助教授。専攻は精神分析学。主な著書に、『父親崩壊』(新書館)、『フロイト入門』(ちくま新書)、『好きできらいで好き。』(NHK出版)などがある。

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