
マイページに作品情報をお届け!
図説 金枝篇(上)
ズセツキンシヘン
- 著: ジェームズ.ジョージ・フレーザー ,
- 監: メアリー・ダグラス ,
- 編: サビーヌ・マコーマック ,
- 訳: 吉岡 晶子

民族学の不朽の古典を読みやすい〔図説・簡約版〕で
世界各地の神話・呪術・タブーを集成し、20世紀の人文学に多大な影響を与えた全13巻におよぶ大著のエッセンス
イタリアのネミ村の祭司は、なぜ「聖なる樹」の枝を手にした者と戦い、殺される宿命にあったのか。この謎を解くべく、イギリスのフレーザーは四十年を費やして全十三巻の大著『金枝篇』を著した。世界各地の信仰と習俗を蒐集した民族学の必読書であり、難解さでも知られるこの書を、二人の人類学者が読みやすく編集した[図説・簡約版]の日本語訳。
※本書は、東京書籍より刊行されている『図説 金枝篇』(1994年)を原本とし、文庫化にあたり上・下巻に分冊したものです。
オンライン書店で購入する
目次
第一部 呪術と王の成り立ち
第一章 森の王
第二章 祭司たる王
第三章 共感呪術
第四章 呪術による天候の支配
第五章 神格をもつ王
第六章 樹木崇拝
第七章 植物の生育と性の関係
第八章 聖なる結婚
第九章 オーク崇拝
第二部 タブーと霊魂の危難
第一章 王者の重荷
第二章 霊魂の危難
第三章 タブーとされる行動と人物
第四章 未開人への感謝
第三部 死にゆく神
第一章 神々の死
第二章 聖なる王を殺すこと
第三章 王殺しに代わる慣習
第四章 樹木の霊を殺す
書誌情報
紙版
発売日
2011年04月12日
ISBN
9784062920476
判型
A6
価格
定価:1,375円(本体1,250円)
通巻番号
2047
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
東京書籍より刊行されている「図説 金枝篇」(1994年)を原本とし、文庫化にあたり上・下巻に分冊したもの。
著者紹介
オンライン書店一覧
既刊・関連作品一覧
関連シリーズ
-
死と生の民俗
-
日本動物民俗誌
-
「大東亜民俗学」の虚実
-
風景の生産・風景の解放
-
弥勒 宮田登
-
今を生きる思想 宮本常一
-
包み結びの歳時記
-
女神誕生
-
世界の音 楽器の歴史と文化
-
女人禁制
-
日本人の死生観
-
埋もれた日本地図
-
日本の古式捕鯨
-
言霊の民俗誌
-
土葬の村
-
日本人の原風景 風土と信心とたつきの道
-
民俗学
-
神主と村の民俗誌
-
おとこ・おんなの民俗誌
-
江戸東京の庶民信仰
-
ニッポンの奇祭
-
氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史
-
神々の精神史
-
言霊と他界
-
故郷七十年
-
滑稽の研究
-
「怪異」の政治社会学
-
日本古代呪術
-
金太郎の母を探ねて
-
霊山と日本人
-
魚の文化史
-
地名の研究
-
東北学/もうひとつの東北
-
民間暦
-
物語の中世 神話・説話・民話の歴史学
-
江戸滑稽化物尽くし
-
憑霊信仰論 妖怪研究への試み
-
明治大正史 世相篇
-
民俗学の旅
-
魔の系譜
-
年中行事覚書
-
日本藝能史六講
-
日本の鬼 日本文化探求の視角
-
東北学/忘れられた東北
-
生態と民俗 人と動植物の相渉譜
-
桃太郎の母
-
庶民の発見
-
蛇
-
子守り唄の誕生
-
山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰
-
熊野詣
-
境界の発生
-
早川孝太郎 花祭
-
花の民俗学
-
塩の道
-
ももんがあ対見越入道 江戸の化物たち
-
ふるさとの生活
-
ニライカナイから届いた言葉 声に出して味わいたいウチナーグチ