文芸(単行本)作品一覧

名探偵の掟
文芸(単行本)
’97年版『このミステリーがすごい!』第3位 密室トリック、首なし死体、消えた凶器……快刀乱麻の名探偵・天下一が挑む難事件。 「これぞ天下一、変幼自在の快作」 『密室宣言』を読み、手を拍(う)って以来のファンである。小林秀雄はいった、谷崎においてはマゾヒズムが(ついにもののあはれにまで到達した)と。本格推理の自虐趣味が、この『天下一シリーズ』では<をかし>の領域に行き着いた。コピーして人にも読ませたい。しかし、日本中に配るだけのコピーはとれない。それが難点だった。こうしてまとめられたのが、実に嬉しい。――北村薫

ジェラシ-
文芸(単行本)
著者初めての異色時代短篇集!
江戸の女の新鮮な感情世界!
美しい侍の妻の奇妙な眼の色。女たちの心の奥の奥を描く、著者初の傑作時代小説集!

いな吉江戸暦
文芸(単行本)
江戸時代にタイムスリップした科学評論家の珍無類な冒険譚
ウェイ・パスト・ク-ル
文芸(単行本)
10代ギャング達の凄まじい生きざまを描くアメリカ西海岸の大都市オ-クランド。ストリ-トにたむろする黒人少年ギャングたち。ガンをしのばせドラッグ抗争に明けくれる彼らの壮絶な生きざまと友情を描く

深川群狼伝
文芸(単行本)
乱歩賞作家の書下ろし時代活劇
ニューヒーロー“始末人”蓮見宗二郎登場!
仲間の始末人が全裸で殺(や)られた深川の闇の世界の覇権を賭けて渋沢念流の必殺剣がうなる!
深川で起きるさまざまな面倒を引き受け、解決する始末屋・鳴海屋。蓮見宗二郎は渋沢念流の遣い手で腕のたつ始末人である。鳴海屋の始末人たちが命を狙われ始めた。新たな大きな力が深川の闇の中で蠢めいている――。宗二郎の剣は、この陰謀を切り裂けるか!?

ファンレタ-
文芸(単行本)
謎の売れっ子覆面作家の正体は?
男?女?年齢は?狂気と謎に包まれた事件が次々と……斬新な形式で描く異色推理

ひたくれない
文芸(単行本)
『夜光盃』につぐ傑作、うつし世の異形の愛の奇蹟!
巡りあい踏切ることの美しさ、痛ましさ。直紅(ひたくれない)のひたむきさを風に揺れるコスモスに描く名品!

夢を見ずにおやすみ
文芸(単行本)
どうしようもない心細い夜をあたたかい気持ちでつつんでくれる連作作品集
父親の若い愛人の世話を頼まれた息子。夫の元愛人の結婚相談にのる妻。多忙な日々の中で何とか関係を保っている若い夫婦。
普通の人の、普通のせつなさ。
キルトに綴る愛
文芸(単行本)
全米で大ベストセラ-の愛の小説遂に刊行。結婚はキルトを縫い上げるのに似ている―ゆっくりと着実な一針一針が深く美しい愛の形を織りなしてゆく。全米の女性に感動の涙を流させた大ベストセラ-遂に刊行

謎ジパング
文芸(単行本)
古代から江戸時代まで
奇想天外、歴史推理の楽しみ!
《本書の内容》
●桃太郎の正体
●どこからやって来たのか日本のお茶
●オムスビの不思議
●「皿屋敷」の謎を探る
●邪馬台国に謎はない
●日本最古の将棋駒
●金閣寺の伝説 ほか

新地橋―深川澪通り木戸番小屋―
文芸(単行本)
江戸・深川の木戸番小屋にともる悲しみ、愁いをいやす燈。心温まる連作時代小説集

死霊 九章
文芸(単行本)
戦後50年書きつがれた『死霊』。9章完成。
津田安寿子の誕生祝いの席でも、己の思考の中に深く沈潜する三輪与志。そこに亡霊の黒服と青服が出現、大暗黒宇宙の無限大をもとりこむ《虚体》の謎が明かされる。
心の広大無辺性の上を三段跳びし得るのが、近代における世界文学の内実であって、それをさらに超出するのが、現代世界文学の運命である。

宮本武蔵(四)
文芸(単行本)
新聞連載時の全挿画を収めた愛蔵決定版
武蔵、小次郎、巌流島での対決のとき来たる!
完全な戦いの中に呼吸しあう2人の生命。櫂削りの木剣か、物干竿の長剣か。鏤骨の名作、最高潮に。
二十四粒の宝石
文芸(単行本)
十枚のそれぞれの人生、超短編小説24人集巧緻なアイデアあり、不思議な味わいあり、哀感の深く残る小説あり、鮮やかな色彩の二十四個の宝石が輝やきます。新鋭・ベテランともども原稿用紙十枚に挑戦!

こんぴら樽
文芸(単行本)
【縄田一男氏激賞】
傑出した新鋭の見事な名品!女剣士りや女の仇討ち。
明快な筆致、豊かな人間性。いま最も注目される宮本昌孝の限りない力量を示す痛快時代小説!
聞き書き 中村又五郎歌舞伎ばなし
文芸(単行本)
歌舞伎界最長老による歌舞伎の裏表語り。 現在、歌舞伎界の最長老中村又五郎が語る芸談。故人となった名優について他、国立劇場で養成にあたったり外国人に教えたりする際の苦労話など含蓄のある語り集。

亡命者
文芸(単行本)
宗教とは何か。
神の沈黙と向き合う魂の極限を追求する10年ぶりの長篇小説。
……私は、内部からパアッと照らしだす光の中にいた。生まれて以来、何処にいても、居場所でないと感じつづけた、わけが、わかった。わかった、わかった。と、何かが叫んでいた。逆なのです、わたしたちすべて、人間すべて、あちらからこちらへ亡命してきているのです。あちらへと亡命するのではなく、この亡命地からあちらへ帰っていくのです。かつて、そこに居たのですから。──本文より

星の衣
文芸(単行本)
吉川英治文学賞受賞!
沖縄の伝統織物[首里織]と[八重山上布]に生涯を賭ける!
仲嶺汀子は、沖縄に生まれながら、夫を亡くして25年目に初めてエイサーを見た。その感動から亡夫のためのティサージを織り上げた汀子は、久米島での1人の老婆との出会いによって[首里織]に生涯をかけることになる。また、昭和20年10月、疎開先の熊本で生まれた与那城尚子にとって、沖縄は戦後の復興と共にあった。それは苦い失恋の体験を含むものであったが、備前焼の人間国宝・栗原香次郎の教示により、尚子は[八重上布]の伝統を竹富島の老婆から受け継ぐこととなった。
秀吉とおね
文芸(単行本)
正室おねが見た秀吉を描く書下ろし歴史長篇主君信長の草履取りの秀吉が、なぜ天下を取ることができたのか。おねのいたわり、叱咤、そして二人の葛藤を通し、太閤秀吉誕生までの道のりとその実像に迫る力作

百万長者と結婚する教
文芸(単行本)
愛が溜まる。お色気が救う。
合言葉はププッピドゥー!
ひとつ。常にノーパンたるべし。
パンティーは大地に遍在する愛の「気」が立ちのぼって人体と接触するのを妨げるからである。