講談社文庫作品一覧

殺意のクリスマス・イブ
講談社文庫
愛と奇跡の奪還劇 心温まるサスペンス
7歳の息子が寄宿舎からアル中の元夫に連れ去られた!?孤独な女性弁護士が、真実を求めて奮闘する。
孤独な女弁護士メガンを訪れた美女マギー。息子に会わせろと暴れるアル中の元夫が子供に近づけぬよう、法的処理をしてほしいという。しかも元夫には家庭内暴力、毒殺未遂の前歴が! 同僚がイブで休む中、メガンの運命は劇的な変貌を遂げていく。素敵な奇跡の行方を描く、ハートウォーミングなサスペンス。

弁護人(下)
講談社文庫
二転三転、これぞリーガル・サスペンス!
弁護士マドリアニは、病に倒れた依頼人ヨナの疑惑を晴らせるか? 緊迫する攻防、裁判は意外な展開へ
過激な女性活動家殺しの罪に問われた老人ヨナ。陽光に満ちたサンディエゴを舞台に裁判が始まった。心臓発作で倒れたヨナを気づかいながら、マドリアニは真実に迫っていく。不利な物証を覆せるか? 真犯人は? 二転三転、事件は意外な方向へ。巧緻なプロット、リーガル・サスペンスの醍醐味あふれる傑作。

弁護人(上)
講談社文庫
マルティニ人気シリーズ
これぞリーガルサスペンス!
孫娘を捜して。老人の依頼からすべては始まった。弁護士マドリアニは、黒幕の女性活動家を探るが――
「娘に誘拐された孫娘を取り戻してほしい」弁護士ポール・マドリアニを、かつての依頼人ヨナが訪ねてきた。宝クジを当ていまや大金持ちのヨナ。マドリアニは事件に絡む過激女性擁護組織に近づくが、事態は急転、ヨナは殺人の容疑者に。リーガル・サスペンスの名手マルティニ人気シリーズ。

京都釘ぬき地蔵殺人事件 赤かぶ検事シリーズ
講談社文庫
呪いと恨みの連続殺人 赤かぶ検事が挑む!
五寸釘を打ちつけられ殺された老舗の主人。誰の恨みを買ったのか?
京都西陣。「釘ぬき地蔵」の賽銭箱の上に、血まみれの五寸釘が! 釘を奉納した、綴れ錦の老舗の主人・月乙正次郎は車中で殺されていた。額には呪いの五寸釘の痕! 容疑のかかった藤川由貴子は、赤かぶ検事の前でも、なぜか黙秘を続ける。由貴子のアリバイを主張したのは皮肉にも正次郎の息子だったが!?

山河在り(下)
講談社文庫
二つの国のはざまで青年は運命を生きぬく。上海で生まれ日本で育つ。沸騰する抗日論の中で、世航の運命は? 感動の大河小説完結編ーー南北統一を果たした中国は、悲願である東三省(満州)を加えた大統一を目指していた。武力進出を企てる日本への憎悪は、全土で燃え上がる。仲間の警告で世航は、テロの巻き添えこそ免れたが、日本で育った華僑として、一ジャーナリストとして、想いは千々に乱れる。日中近代史を描ききった大河小説、ここに完結。<全3巻>

山河在り(中)
講談社文庫
統一戦争に揺れる祖国、新しい時代の息吹! 孫文の北伐、張作霖の爆殺。大陸を遍歴する世航は歴史の最前線へ。激動の時代の大叙事詩ーー孫文は、中国全土統一を目指し、北伐を開始。関東大震災から1年、温世航は、貿易商一族の歴史をまとめるため、香港、上海を遍歴する。世航は香港で、学生時代の仲間、同舟会の趙錫堂と再会した。だが錫堂は、孫文に敵対する「商団」に深く関わっていた。そして張作霖の爆死事件。新時代の波に青年は身震いする。<全3巻>

山河在り(上)
講談社文庫
戦争前夜の日本と中国、荒波を生きる青年! 25歳の華僑青年・温世航は、関東大震災で被災。失踪した仲間を追う。巨匠が描く日中近代史ーー華僑貿易商の一族として、上海に生まれ日本で育った温世航(おん・せいこう)。25歳の時、関東大震災に遭う。未曾有の天災に、緊張状態にあった日中関係も良好になるかと思われた。だが朝鮮人虐殺の報は、両国関係に再び暗い影を落とす。仲間の青年の失踪事件を追って、世航は旅立つ。日中十五年戦争前夜を描く大河小説! <全3巻>

手もちの時間
講談社文庫
美しい日本語で読む、暮らしのなかの愉しみ。手紙や着物など日々の事ごと、露伴・文の思い出をいきいきと綴る。なつかしい人の絵手紙。下戸の好きな酒の肴。道端でよく会う老トラ猫。青木玉は、なによりも生活の巧者である。日々をていねいに暮らすなかで見出される、小さいけれどもかけがえのないことごとを、祖父・幸田露伴、母・幸田文と過ごした小石川の家の3代の思い出とともに、みずみずしく綴るエッセイ。(講談社文庫)

半パン・デイズ
講談社文庫
東京から、父のふるさと、瀬戸内の小さな町に引越してきたヒロシ。アポロと万博に沸く時代、ヒロシは少しずつ成長していく。慣れない方言、小学校のヤな奴、気になる女の子、たいせつな人との別れ、そして世の中……。「青春」の扉を開ける前の「みどりの日々」をいきいきと描く、ぼくたちみんなの自叙伝。
小学生のころ、どんな少年だった?
海沿いの町にぼくは越してきた。
少年時代を描く傑作長編
東京から、父のふるさと、瀬戸内の小さな町に引越してきたヒロシ。アポロと万博に沸く時代、ヒロシは少しずつ成長していく。慣れない方言、小学校のヤな奴、気になる女の子、たいせつな人との別れ、そして世の中……。「青春」の扉を開ける前の「みどりの日々」をいきいきと描く、ぼくたちみんなの自叙伝。

TOKYO犯罪公司
講談社文庫
野獣と化した来日中国人。背後に蠢く者を追え! ーー不法入国、不法滞在、不法就労……日本にやって来た非合法な来日中国人の犯罪は、日々凶悪化している。2001年に発生した山形県羽黒町の「母娘殺傷事件」。日本の暴力団と実行犯グループを結ぶ謎の中国人を追うと、9年前のある密航事件に突き当たった。事件の背後に蠢くワルを暴く、渾身の書き下ろしルポ。中国人犯罪グループに「闇の人脈」あり。ほんとのワルは誰なのか?

女薫の旅 放心とろり
講談社文庫
山神大地は、G・Wに東京から戻ったゆかりのお母さんと全身で愛し合った。その直後には、ゆかりの運転で山道に入り、大自然の中で結ばれる。そんなある日、アルバイト先の旅館の若女将に重大な決意を告げられる。シリーズ“最強”のお母さん登場で、ヒートアップの第7弾。(講談社文庫)
大地の女性遍歴を描く好評の官能巨篇第7弾山神大地は、休みに東京から帰ってきたゆかりと、そしてお母さんとも久しぶりに愛を交わし、再婚して出てゆく旅館の若女将とラストラブに燃える。文庫オリジナル

占いはなぜ当たるのですか
講談社文庫
星座たちとの対話から真理を見つけろ!
占いは、自分自身をより深く知るための第1歩となるにちがいない
僕は、この自分のなかの「占い師」と「懐疑主義者」のどちらにも転ばないようにしながら、その間の細い道をなんとかふんばって歩いてきたような気がする――。運勢や相性を占うだけなんてもったいない。本当の自分を発見し、あなたの魂を豊かにするのだ。いま超人気の占星術研究家が説く新世紀の占い体験。

残酷な視界
講談社文庫
双眼鏡で殺人を目撃してしまったOLに犯人の魔の手がしのびよるーー高層マンションに住むOL・志賀邦枝のひそかな趣味は、双眼鏡で他人の生活を覗くことだった。ある晩、殺人を目撃した彼女に、危機が迫る! という表題作をはじめ、会社の労使交渉の陰で渦巻く、色と欲を描いた「殺意中毒症」、純真無垢な子供の残酷さがじわりと伝わってくる「魔少年」など、初期発表の傑作短編9編を収録。

人形式モナリザ Shape of Things Human
講談社文庫
「乙女文楽」上演中、演者が謎の死を遂げた衆人環視の中、殺された女性の家族の1人が二年前に殺害されていた。被害者は悪魔を崇拝しており「神の白い手」によって殺されたというのだが…。シリーズ第2弾

後家長屋 町之介慕情
講談社文庫
なんでもあり!
浪速の女は色好み
貸本屋・町之介は、自由な恋愛を楽しむ女たちに翻弄されるが!?
故あって武士を捨て、貸本屋となった町之介。なれない商売にとまどう町之介だったが、豪商・鴻池の女中頭を務めるお照や塗物屋の若ご寮人・お糸、薬種問屋の下女・お滝など、奔放に性を謳歌する大坂の女たちとの交わりを重ね、色好みの世界に引き込まれてゆく……。男女の喜びを大胆に描く、異色時代小説。

妃・殺・蝗 中国三色奇譚
講談社文庫
「抗清復明」の旗を掲げて台湾に拠(よ)った鄭(てい)氏一族の末路を描く「妃紅(フェイホン)」。前漢・武帝の治世、父の志を継いで名著『史記』を書き起こすまでの、若き日の司馬遷(しばせん)「殺青(さつせい)」。唐の開元7(719)年、突如として湧きおこる飛蝗の害に治蝗将軍・魏有裕(ぎゆうゆう)が立ち向かう「黄飛蝗(こうひこう)」。気鋭の3人による三つの色の物語。治乱興亡4000年、華麗なる中国歴史競作!

罪深き者に罰を ミステリー傑作選42
講談社文庫
このアンソロジーに収録された短編は、まさしく日本最高と呼ぶに相応しい――村上貴史(ミステリー評論家)
女性カメラマンが冬山で遭難死――。残されたフィルムを現像してみると、最後の1本には驚愕の真実が隠されていた「暗室」(真保裕一)、新聞記者になりたての姪から届く手紙に記された奇妙な放火事件の謎を、元判事の伯父が解き明かす「往復書簡」(恩田陸)ほか、ミステリーの名手たちによる豪華アンソロジー。

書物の森でつまずいて・・・
講談社文庫
ベストセラーの山の中、作家は何を想うのか?
はじめてのエッセイ、対談、インタビュー集
萩尾望都・水野良ら各界のクリエーターとの対談の他、これまでまとめられなかったエッセイや最新インタビューを一挙収録。ミステリー、コミック、中国史など広範で深奥な著者の知識と興味に貴方も触れてみませんか。
田中作品を飾った画家8名による自選カラーイラスト付。作家生活25周年記念オリジナル文庫。

宍道湖殺人事件
講談社文庫
鉄壁のアリバイに浦上伸介が挑む!
男が宍道湖のホテルで転落死、恋人もレマン湖のホテルで転落死!
宍道湖の湖畔に建つホテルで、横浜の会社員・落合和彦が「殺される!」という悲鳴とともに転落死した。その1ヵ月前、彼の恋人・塚田千秋も旅行先のレマン湖畔のホテルで転落死していた。そして落合が殺された同日、横浜でも殺人事件が発生。3つの事件の関連は? 浦上伸介が真犯人のアリバイを解き崩す!

デンデン むしむし 晴れ女
講談社文庫
誰にも見せたことがなかった私の「秘密」。世界を旅してきた行動派女優が飾ることなく普段着の生活を綴った! ーー仕事のこと、私自身のこと、ふりむきたくなったのは、私がそんな年齢になったからかもしれない。はたして本物のかたつむりは、クルリとふり返ったりするのだろうか――。異国でのハッとした出来事、普段着の暮らし、そしてテレビ業界の内側を、女優・星野知子がストレートな目線で書き綴る、魅惑のエッセイ。