講談社文庫作品一覧

青の時代 伊集院大介の薔薇
青の時代 伊集院大介の薔薇
著:栗本 薫
講談社文庫
学園紛争が吹き荒れたあとの西北大では、カリスマ演出家率いる劇団「ペガサス」が人気を集めていた。大抜擢された新人女優花村恵麻をめぐって、不可解な連続殺人が起きた。疑いをかけられた恵麻は、早くもその才能を発揮しはじめていた上級生伊集院大介に相談する。伝説の名探偵“青の時代”24歳の事件簿! キャンパスの事件に挑む若き伊集院大介 学園紛争が吹き荒れたあとの西北大では、カリスマ演出家率いる劇団「ペガサス」が人気を集めていた。大抜擢された新人女優花村恵麻(はなむらえま)をめぐって、不可解な連続殺人が起きた。疑いをかけられた恵麻は、早くもその才能を発揮しはじめていた上級生伊集院大介に相談する。伝説の名探偵“青の時代”24歳の事件簿!
電子あり
不確定死体
不確定死体
著:ガットマン,A.,訳:坂口 玲子
講談社文庫
NYの法律事務所が殺人事件の舞台に!? 予期せぬ惨劇。不審な死。ボス、同僚、クライアント誰もが怪しい! 女性弁護士ケイトが事件を探るが!? ニューヨークの名門法律事務所『サムソン&ミルズ』の新人弁護士ケイト・ペインは、優秀で魅力的な女性上司マデリンとともに注目を集めるセクハラ事件の弁護をすることになる。が、その矢先マデリンが惨殺死体で発見される。犯人は内部の人間か、依頼人か、ストーカーか。そして彼女にも危険が迫る……!?
高山右近
高山右近
著:加賀 乙彦
講談社文庫
揺るぎない信仰で貫いた清冽なる生き方 比類なき知将であり、著名な茶人でもあったキリスト教徒・高山右近。その最晩年となる一年余は、清冽な魂を試すがごとき熾烈さに溢れていた。金沢・前田家に身を寄せていた右近は、弾圧を受け、咎人(とがにん)のように扱われながらも自身の信仰を深めていくのであった。人間の生き方を深く問いかける重厚な傑作長編。
駄ジャレの流儀
駄ジャレの流儀
著:小田島 雄志,解説:木山 潔
講談社文庫
恥ずかしがらず、この「笑撃」に耐えられる? 駄ジャレを言う以上は三割バッターを目指しそうではないか――。「すべての無知はノロマに通ず」「病も気から落ちる」「良妻は忘れたころにやってくる」などは序の口。駄ジャレの天才って誰ジャ?愉快な英文学者・小田島教授がこれでもか、とばかりに名(迷?)文句を連発していく。雄志さんの勇姿、ここにあり。
こんなモノ食えるか!?「食」の安全に関する101問101答
こんなモノ食えるか!?「食」の安全に関する101問101答
著:内田 正幸,著:生活クラブ 生協連合会『生活と自治』
講談社文庫
食卓の“安全”を守る絶対必要情報はコレだ! BSEはもう大丈夫?ダイオキシン問題は解決ずみ?中国産野菜は毒?毎日カップめんを食べても死なない? ポテトチップスでがんになるって本当の話? サプリメントはとり過ぎの心配ないの? ダイエット食品が不妊の原因だって? 危ない食品から体を守る情報満載。これを知らずに食べてはいけない!
ミステリー主義
ミステリー主義
著:阿刀田 高,解説:西 妙子
講談社文庫
謎とジョークは人生のスパイス! 生き方のヒント満載! ーー短編小説の名手は、生き方の達人でもあった。デビュー当時の思い出や創作の裏話、名作の評論などを集めた第1部「小説家の頭」。旅先での体験、ユーモアを鍛える実践ジョーク作法、新解釈のことわざ考現学などを収めた第2部「気ままノート」。人生を実り豊かに生きるためのヒントを満載した珠玉エッセイ集!
電子あり
レディMの物語
レディMの物語
著:篠田 真由美,絵:加藤 俊章
講談社文庫
あなたの、そして私の快楽の物語 誇り高き伯爵夫人マーガレットことM。卑劣な夫の企みで突然ヴィクトリアの《壁》の中に送りこまれたM。身も心も自由を奪われ露わにされて服従を約束させられる。陵辱されてはじめてMは人として失うもののないこと知る。新しい恋愛と官能を求めて幻想絵画とのコラボレーションに挑戦!!<文庫書き下ろし>
A2Z
A2Z
著:山田 詠美
講談社文庫
恋は知らない時間を連れてくる。 大人の極上の恋愛小説。読売文学賞受賞の傑作。 文芸編集者・夏美は、年下の郵便局員・成生と恋に落ちた。同業者の夫・一浩は恋人の存在を打ち明ける。恋と結婚、仕事への情熱。あるべき男女関係をぶち壊しているように思われるかもしれないが、今の私たちには、これが形――。AからZまでの二十六文字にこめられた、大人の恋のすべて。読売文学賞受賞作。
電子あり
屈折率
屈折率
著:佐々木 譲
講談社文庫
ヤリ手の元商社マン・安積啓二郎(あづみけいじろう)は、経営状態の思わしくない実家のガラス工場の社長となった。工場売却を目論む彼だが、ガラス工芸作家・野見山透子(のみやまとうこ)との恋に落ち、ガラスの世界に魅せられていく。工場再建のために啓二郎が次々と打つ手とは? モノ作りに人生の再起を懸けた男の勇姿を描く長編企業小説。(講談社文庫) 仕事と恋に情熱を! 不況に克つ企業小説 ヤリ手の元商社マン・安積啓二郎(あづみけいじろう)は、経営状態の思わしくない実家のガラス工場の社長となった。工場売却を目論む彼だが、ガラス工芸作家・野見山透子(のみやまとうこ)との恋に落ち、ガラスの世界に魅せられていく。工場再建のために啓二郎が次々と打つ手とは? モノ作りに人生の再起を懸けた男の勇姿を描く長編企業小説。
電子あり
親父 熱愛(オヤジ・パッション)PART2
親父 熱愛(オヤジ・パッション)PART2
著:伊東 四朗,著:吉田 照美
講談社文庫
この3人、スゴイ! 文化放送開局50周年記念出版 どんな小さなことにでも存在する「伊東四朗の生活と意見」。あなたはこの親父ぶりを果たして理解できるか?吉田照美のツッコミと水谷加奈のボケもますます冴えわたって、もう誰にも止められない……。リスナーの圧倒的支持にお応えして、文化放送ご自慢の大人気番組をまたまた活字化。文庫オリジナル。
ヴァイブレータ
ヴァイブレータ
著:赤坂 真理,解説:高橋 源一郎
講談社文庫
あなたのことが書いてある。 ウァイブレータ――振動するもの。あたしの中身は震えつづけている。アルコールと食べ吐きで辛うじて自分を支えているライターのあたしは、コンビニで知り合った男のトラックに乗りこみ、航路の道連れとなる。肌の温もりとセックス、重ね合う言葉。四日間の「旅」を描く、痛いほどに切実な、再生の物語。
異色忠臣蔵大傑作集
異色忠臣蔵大傑作集
著:池宮 彰一郎
講談社文庫
忠臣蔵300年の掉尾を飾る珠玉の10編! 元禄15年12月赤穂浪士47名の吉良邸討ち入りから、数えて300年。ここに歴史時代小説の名手が揃う。愛され続けてきた「忠臣蔵」に吹き込まれる新たな息吹。10の名品をお楽しみください。 ≪池宮彰一郎、安西篤子、宇江佐真理、新宮正春、鈴木輝一郎、高橋直樹、千野隆司、東郷 隆、火坂雅志、諸田玲子≫
新装版 戦中派不戦日記
新装版 戦中派不戦日記
著:山田 風太郎
講談社文庫
私の見た「昭和20年」の記録である。満23歳の医学生で、戦争にさえ参加しなかった。「戦中派不戦日記」と題したのはそのためだ――(「まえがき」より)。 「歴史」「死」に淡々と対峙する風太郎の原点がここにある。終戦直後の日本人の生活精神史としても実感できる貴重な記録。 「歴史」「死」に淡々と対峙 風太郎の原点ここに!! 昭和20年、自らの体験と心情を、東京の一医学生が記録した克明日記 私の見た「昭和20年」の記録である。満23歳の医学生で、戦争にさえ参加しなかった。「戦中派不戦日記」と題したのはそのためだ――(「まえがき」より) 激動の1年の体験と心情を克明に記録した真実の日記。大きい文字で読みやすい新装版。
電子あり
人生うろうろ
人生うろうろ
著:清水 義範
講談社文庫
一流企業の課長が、酔っぱらった勢いで、墓をいくつもひっくり返して、警察に捕まってしまった。エリート・サラリーマンをとんでもない暴挙に駆りたてた理由を描く「野間家先祖代々之墓」。妊婦の家族の悲喜劇がバカバカしい「蛭子坂産婦人科」。就職、結婚、出産、離婚、転職など、人生の転機を清水流にスケッチした傑作面白短編集。
電子あり
踊る腹のムシ グルメブームの落とし穴
踊る腹のムシ グルメブームの落とし穴
著:藤田 紘一郎
講談社文庫
顔にコブのできた有名プロレスラーが、寄生虫博士の研究室にやってきた! 原因は海外で食べた刺身から感染した有棘顎口虫(ゆうきょくがくこうちゅう)。生の食べ物にはキケンがいっぱい! ブタ肉から有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)、地鶏のレバ刺しからイヌ回虫……。グルメブームの日本人に警鐘を鳴らす、面白コワイ、メディカル・エッセイ。その刺身、食べるのチョット待って!  カイチュウ博士の仰天エッセイ。<『獅子身中のサナダ虫』改題作品>
電子あり
アガサ・クリスティー 招かれざる客
アガサ・クリスティー 招かれざる客
著:チヤ-ルズ・オズボ-ン,訳:羽田 詩津子
講談社文庫
ミステリーの女王に“新解釈”で挑戦! 殺人現場を思いがけず訪ねた男。被害者の意外な過去。次々と浮かんでは消える容疑者たち。そして衝撃の真相。 冷たい霧が立ち込める真夜中。車のタイヤを溝に落とした男は、助けを求めて訪ねた屋敷で射殺死体を発見する。傍らには被害者の夫人が拳銃を手に立っていた。「気晴らしだった」と言う彼女は本当に夫を殺したのか? 練りに練ったプロットとあざやかなどんでん返し。ミステリーの女王の名作戯曲を最新小説化。
そして僕は家を出る(下)
そして僕は家を出る(下)
著:ケイ,T.,訳:笹野 洋子,その他:山口 由起子
講談社文庫
超ベストセラー作家の日本初登場、傑作長編! なぜ同じ人間同士なのに憎みあうの? 大人たちの掟は理解できない、したくない。 ペグレッグに殺されたと思われる死体が3体掘り出された。義足の男はいったいだれなのか。また保安官は黒人娘がレイプされた事件を本格的に調査し始める。白人が黒人を傷つけたことで警察が捜査に乗りだすのは、前代未聞の事態だった。何かが動いている! 大人たちの掟が崩れつつある。感動の成長物語。
そして僕は家を出る(上)
そして僕は家を出る(上)
著:テリ-・ケイ,訳:笹野 洋子
講談社文庫
『白い犬とワルツを』の著者が贈る、感動の成長物語 1940年代のアメリカで育つ2人の子ども。 肌の色が違う彼らが世間のルールを跳び越える! 1937年2月7日。アメリカ深南部(ディープ・サウス)で生を受けた2人の子どもがいた。1人は黒人、もう1人は白人。彼らは知るはずもなかった、世間のルールというものを。しかし、「義足の男(ペグレック)」が起こした殺人の話をきっかけに、ふたつの人種は一触即発の状態に。『白い犬とワルツを』の著者が、人間の愚かさを抉る傑作長編。
不完全でいいじゃないか!
不完全でいいじゃないか!
著:伊波 真理雄,文:石村 博子
講談社文庫
若き精神科医の挑戦。心の奥の叫びを素直に受け入れよう……気鋭の精神科医と患者さんたちとの交流から見えてくる本当の治療ーー白衣を着ないで診察するぼくのスタイルは、できないことがたくさんありますという無言の表明です……。患者に対して、医者に過度の期待をするな、と警告する若き精神科医・伊波真理雄。自らの過去をさらけ出し、患者と本音で対峙して見えてきたものは、いったい何だったのか。感動のルポ。
電子あり
奪われぬもの
奪われぬもの
著:後藤 正治
講談社文庫
人はなぜ戦うのだろう? 戦い抜いた果てになにを見るのだろう? マラソンの有森裕子、競馬の福永洋一、ボクシングの高橋直人……。トップに立つ者の恍惚と不安。時は容赦なく彼らの夢を、力を、プライドを奪いさる。しかし、なお<奪われぬもの>の一条の光。それこそが、ファンの眼を射る。練達の筆が冴える、傑作スポーツ・ノンフィクション6篇。
電子あり