講談社文庫作品一覧

柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか(下)
柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか(下)
著:柴田 錬三郎,解説:稲畑 耕一郎
講談社文庫
大勝か、しからずんば大敗か……。蜀の孔明と魏の仲達。自国の存亡を賭け、雌雄を決する秋がきた。奇策・鬼謀、虚々実々のかけひきの中、幾度の果敢な死闘を繰り返す。孔明亡き後、蜀の命運を托された若き姜維(きょうい)は、ついに最後の決戦に挑む。中国大陸が魏・呉・蜀と三分されて幾歳月、中原に戦い散った英雄たちの挽歌。<上下巻>
電子あり
柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか(上)
柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか(上)
著:柴田 錬三郎
講談社文庫
蜀はいま、先帝・劉備が逝き、豪雄の関羽・張飛もいない。しかし軍師・孔明は、魏の政変を好機と、武力を誇る宿敵を叩き討つべく、若き劉禅を奉じ立ち上がった。迎えるは、大軍率いる名将・仲達(ちゅうだつ)。二人の知能の限りを尽くした、壮烈な戦いの火ぶたが切られた。中原に夢を馳せた英雄たちの栄光と挫折を、雄大なスケールで描く。<上下巻>
電子あり
時代小説傑作選 江戸風鈴恋物語
時代小説傑作選 江戸風鈴恋物語
編:日本文芸家協会,解説:尾崎 秀樹
講談社文庫
恋に生き、武士道に生きた江戸の人々。妻敵(めがたき)討ち、後妻(うわなり)打ち、闇打ち、そして本物の敵討ち――男と女の人情の機微を描いた名品を集めた時代小説の決定版!〈収録作品〉古川薫・藤沢周平・隆慶一郎・津本陽・白石一郎・平岩弓枝・井口朝生・南條範夫・村上元三・杉本苑子・綱淵謙錠・滝口康彦・皆川博子・伊藤桂一
疑惑
疑惑
著:バ-バラ・パ-カ-,訳:佐藤 耕士
講談社文庫
「自殺したの。あの子が死んじゃったのよ。」母のか細い声が受話器から伝わってきた。一流法律事務所で働く女流弁護士ゲイルを襲った突然の訃報。しかも、自殺と思われた妹の死に他殺の疑いが……。奔放に生きた美しい妹には、家族も知らない秘密があった。熱風のマイアミを舞台に描く、愛と哀しみの傑作サスペンス。
殺人容疑
殺人容疑
著:デイヴィッド・グタ-ソン,訳:高儀 進,解説:池上 冬樹
講談社文庫
魂を深く揺さぶる注目の裁判小説。 一気に読める感動の人間ドラマ。日系アメリカ人=カズオ・ミヤモトに何が起きたか。人間の不条理と人種偏見を鮮烈に問う! ペン/フォークナー賞、全米書店業協会(ABA)賞、バーンズ&ノーブル・ディスカヴァー賞を受賞。 苺畑の広がるサン・ピエドロ島の沖合で、漁網に絡まった死体が発見された。漁師の日系アメリカ人=カズオ・ミヤモトが殺人容疑で逮捕された。島の陪審員は根強い人種偏見を抱いている白人たち。法廷内は緊張するが、第2次世界大戦で心に深い傷を負った人々が謎の解明に起ちあがる。
朝焼けの賦
朝焼けの賦
著:赤瀬川 隼,解説:清原 康正
講談社文庫
明治政府に、村田新八という男がいた。外国視察から帰ると、政府の重鎮の西郷隆盛と大久保利通が、意見の対立から袂を分けていた。西郷を師と仰ぐ新八だが、大久保も知らぬ仲ではない。2人の間で驚き、戸惑い、心は揺れる。国に戻った西郷のもとを新八は尋ねるが……。動乱の時代を生きた傑物を描く、長編歴史小説。西郷隆盛と大久保利通に翻弄された男の生涯。
電子あり
恵比寿屋喜兵衛手控え
恵比寿屋喜兵衛手控え
著:佐藤 雅美
講談社文庫
争いは世の常、人の常。江戸の世で、その争いの相談所が恵比寿屋のような公事宿だ。ある日、若者が恵比寿屋を訪れ、兄が知らぬ男に金を返せと訴えられたと相談した。喜兵衛は怪しい臭いを感じとる。事件の真相は如何に? 江戸の街に生きる市井の人々を、愛情込めて描く長編時代小説。第110回直木賞受賞作。(講談社文庫) 争いは世の常、人の常。 江戸の世で、その争いの相談所が恵比寿屋のような公事宿だ。 ある日、若者が恵比寿屋を訪れ、兄が知らぬ男に金を返せと訴えられたと相談した。 喜兵衛は怪しい臭いを感じとる。事件の真相は如何に? 江戸の街に生きる市井の人々を、愛情込めて描く長編時代小説。 第110回直木賞受賞作。
信長殺すべし
信長殺すべし
著:岩崎 正吾,解説:山前 譲
講談社文庫
電子あり
元寇
元寇
著:伴野 朗,解説:小梛 治宣
講談社文庫
チンギスハーンの再来である英雄フビライは、果たして黄金の国・ジパングの夢にとりつかれたのか!? モンゴル平原に興った史上最強の騎馬帝国・元が、日本を襲い蹂躙せんとす。迎え撃つのは、精強な鎌倉武士団。我が国最大の国難=蒙古襲来を、巨視的スケールの中で描き切る。世界史のミステリーに挑む、傑作歴史冒険小説。
電子あり
江戸城の宮廷政治
江戸城の宮廷政治
著:山本 博文,解説:東郷 隆
講談社文庫
幕藩体制が整う寛永時代までは、江戸城大広間は、大名みずからが命運をかけてたたかう戦場でもあった。現代日本の政治風土をつくった江戸時代初期の権力抗争を、熊本藩の細川忠興・忠利父子の残した膨大な往復書簡から解読する、歴史ノンフィクション。『江戸お留守居役の日記』の気鋭の歴史学者が放つ傑作。室町時代から現代まで、細川家繁栄の謎にせまる!
電子あり
大砲松
大砲松
著:東郷 隆,解説:神坂 次郎
講談社文庫
神田和泉橋の五兵衛店(だな)に住む締出し松こと松三は、故あっての長屋暮らしだが贅沢三昧。実は大名家お出入りを許された槍屋「槍丹」の息子である。時は幕末、慶応4年、背中の傷(いれずみ)を見こまれて上野彰義隊へ入隊、大砲掛を仰せつけられたまではよかったが……。吉川英治文学新人賞受賞の破天荒な痛快時代小説。(講談社文庫) 神田和泉橋の五兵衛店(だな)に住む締出し松こと松三は、故あっての長屋暮らしだが贅沢三昧。実は大名家お出入りを許された槍屋「槍丹」の息子である。時は幕末、慶応4年、背中の傷(いれずみ)を見こまれて上野彰義隊へ入隊、大砲掛を仰せつけられたまではよかったが……。吉川英治文学新人賞受賞の破天荒な痛快時代小説。
電子あり
長屋王横死事件
長屋王横死事件
著:豊田 有恒,その他:辰巳 正明
講談社文庫
奴(やっこ)の名は、大伴小虫。10歳のときから長屋王に仕えてきた。そして今、すべての真実を明かそう……。天武天皇の孫で、聖武天皇即位とともに左大臣となった長屋王は、729年に密告が原因で自害した。だが、藤原氏の陰謀とされるこの「長屋王の変」に、真の黒幕が存在した! 歴史の闇に迫る古代史ミステリー。
電子あり
子づれ兵法者
子づれ兵法者
著:佐江 衆一,解説:清原 康正
講談社文庫
剛剣が唸り小太刀が舞う、武士の世界。我が子の命を賭け真剣で勝負を挑んだ兵法者と、その男を愛してしまった道場主の娘を描いた表題作をはじめとする7編の時代小説短編集。自らも剣の達人である筆者が洞察力鋭く、緊迫した立ち合いの瞬間を描く。ドゥ・マゴ文学賞に輝いた『黄落』に続く佐江作品の傑作。
電子あり
出世長屋 十時半睡事件帖
出世長屋 十時半睡事件帖
著:白石 一郎
講談社文庫
息子の不始末から福岡・黒田藩の総目付を辞職し、隠居生活を楽しんでいた半睡。だが、同藩江戸藩邸の風紀の乱れが甚しくなると、その取り締まりのため、白羽の矢が立った。江戸に移り住んだ半睡が、次々と起こる難問を見事に裁く。所変われど、そのキレ具合は衰え知らず。おなじみの十時半睡シリーズ第5弾。NHKでドラマ化もされた名シリーズ!
電子あり
半蔵の槍
半蔵の槍
著:嶋津 義忠,解説:植村 修介
講談社文庫
戦国忍者の誇りを賭けて、徳川幕藩体制に敢然と抵抗した、伊賀・闇の軍団。率いるは、柘植重兵衛。服部半蔵の秘蔵の弟子で、短槍の名手。半蔵が遺した名槍〈伊賀切〉の秘密を切札に、大御所・家康、本多正純、甲賀忍者群と、虚々実々の戦いを繰り広げる。剣あり恋ありで息もつかせぬ、大型新人の本格忍者小説!
電子あり
武田信玄(下)
武田信玄(下)
著:津本 陽
講談社文庫
三方ヶ原の決戦で、徳川家康を打ちのめした信玄も、病いには勝てず、上洛の夢を果たせぬまま没した。後事を託された勝頼は、信長・家康連合軍相手の長篠の戦いに大敗を喫し、武田騎馬軍団は潰滅的打撃を受けた。信玄・勝頼父子の生死をみつめる作者の眼は、ついに天目山の攻防にいたる。傑作長篇、堂々の完結! <全3巻>
電子あり
武田信玄(中)
武田信玄(中)
著:津本 陽
講談社文庫
川中島に相まみえる中世の花、武田信玄と上杉謙信。甲州法度をかかげ、軍略・智略・計略を尽くして疾駆する信玄の前に立ちふさがる謙信、そして信長と家康。嫡子・義信の謀叛にも遭遇して、信玄の前途は多難、<風林火山>の旗が危うく揺れる。しかし、扶桑随一の騎馬軍団を背景に、信玄は三河の家康打倒をめざす! <全3巻>
電子あり
武田信玄(上)
武田信玄(上)
著:津本 陽
講談社文庫
武田騎馬軍団の比類なき実力と、信玄の決断! 嫡子である自分を疎んじて、弟・信繁を寵愛する父・信虎を駿河に追放したのは、信玄21歳の時。妹婿の諏訪頼重を滅ぼし、信濃経略の目途をつけた信玄に、やがて、宿命のライバル・上杉謙信が、決戦を挑んでくる。武田三代の栄枯盛衰を、圧倒的迫力で描く、歴史長篇。<全3巻>
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秘剣 柳生十兵衛
秘剣 柳生十兵衛
著:早乙女 貢,解説:高橋 千劒破
講談社文庫
天才剣士・柳生十兵衛三厳(みつよし)は、将軍・徳川家光の信頼あつい小姓でありながら、朋輩との喧嘩の果てに、不意の飛刃で右眼を奪われる。一介の浪人となった若者は、甲州へ向うが、凄まじい闇の力の待ち伏せにあう。隻眼偉躯を堂々とさらして、非情の罠、殺到する暗殺団と闘い抜く十兵衛の、一身をかけた「秘命」を描く、傑作時代長編。天才剣士の修業の旅に隠された「密命」とは?
電子あり
重耳(下)
重耳(下)
著:宮城谷 昌光
講談社文庫
電子あり