講談社文庫作品一覧

女のコ4人の恋愛大作戦
講談社文庫
ギャル4人がくりひろげる恋愛戦術、大公開! 花を飾ろうか、一冊読もか? ハートに潤いを添える46選ーーテニスクラブで仲よくなったギャル4人が繰りひろげる、恋愛ゲームの一部始終、恋愛戦術を大公開。時には相談しあい、成功も失敗も、ともに喜び励ます、テンヤワンヤの大作戦。おしゃれして、おいしく食べて、かっこよく遊んで、男のコとイキにつき合う秘訣を身につけませんか。ステキな若い女へ変貌していく成功の鍵がココにありますよ!

私の靴物語
講談社文庫
靴ってこんなにオシャレで楽しさいっぱい! 気楽にはけるズック靴、裸足のようなサンダル、カジュアルなワークブーツ、マニッシュなタウンシューズ、エレガントなヒールパンプス――そのどれもがシンプルで楽しく、人と大地をしっかり結びつけるものであってほしい……。人気ブランド〈KISSA〉を作りあげた人気シューズデザイナーが、靴にかけた自らのおしゃれな生き方をさわやかに綴る自伝エッセイ。

木馬がのった白い船
講談社文庫
「ぼくは、いつでも待っています。あなたの夢のなかの公園で」と、子どもたちに別れのあいさつをして、空の彼方に去っていった公園の木馬(「木馬がのった白い船」)、秋祭りの日に集まってくる人たちの願いごとをかなえる、ふしぎなギターをもった妖精(「小さい妖精の小さいギター」)――など、鋭い感性と豊かな想像力でつづるメルヘンの世界。立原文学の魅力あふれる秀作、15編を収録。愛と優しさ、詩情あふれるメルヘン集!

回転木馬のデッド・ヒ-ト
講談社文庫
現代の奇妙な空間――都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それらはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人……、さまざまな人間群像を描いたスケッチ・ブックの中に、あなたに似た人はいませんか。

新顎十郎捕物帳(二)
講談社文庫
忘れられぬ異相の名探偵による捕物帳第二集怪盗団の親分から、殺された手下の仇を討ってくれと頼まれた仙波阿古十郎。下手人はなんと南町奉行所の捕方だと。さて真相は?久生十蘭が生んだ名捕物帳復活二弾

会社蘇生
講談社文庫
宝石、カメラ、ゴルフ用品などの高級ファッション、レジャー商品の輸出入で知られる老舗(しにせ)の総合商社=小川商会が総額1100億円もの負債を抱え、東京地裁民事8部に会社更生法の適用を申請してきた。1100人にのぼる従業員とその家族を守るため、保全管理人とともに商社再建に賭けた男たちを描く感動の長編。(講談社文庫)
商社再建に燃える弁護士たちの感動のドラマ。伝統を誇る小川商会が、放漫経営のため倒産、東京地裁民事八部に会社更生法の適用を申請してきた。千百人の従業員の命運をかけ、宮野弁護士の必死の活動が始まる。

京の小袖
講談社文庫
結婚をめぐって揺れ動く女心をきめ細かに描き、高雅な香りあふれる短編小説集。忍ぶ恋に悔いのない生き方を想い、密やかな愛のなかで男の優しさを求める女の心情。「幻の辻ケ花」と呼ばれる家康着用の小袖を、京都・南禅寺でかつての恋人とともに見る知佐子を描く表題作など、現代の女の生き方を問う名品8編。
作家の日記 1950・6~1952・4
講談社文庫
孤独に耐えて異郷で奮闘した作家誕生の記録戦後早々、第一回カトリック留学生として渡仏した著者は、リヨンの学生寮の屋根裏部屋に落着く。生と死の意味を問う青春の孤独を赤裸々に記述した、感動の記録。

女の銃
講談社文庫
サディスティックな夫の仕打ちに耐える妻の胸中は? 衝撃の推理傑作集。平穏な夫婦を狙い撃つ、見えない凶器! ーー濃やかな夫婦の愛情が流れていると思われていた二人の間に奔った、鋭い亀裂。衝撃の一夜に、妻が口走った一言が、夫を無惨なワイフビーターに変え、家庭は崩壊した。暴力に無抵抗で耐える女の、はかり知れない胸中が、破滅の終局にサスペンスを盛り上げる表題作のほか、現代の男女の愛情と悲傷を描く5編を収録。

農場の少年 大草原の小さな家(5)
講談社文庫
ローラは、シルバー湖のほとりの払(はら)い下(さ)げ農地へ引(ひ)っ越(こ)していくとき、すばらしい馬に馬車を引かせた青年アルマンゾに出会った。日々の糧(かて)を得るのにも苦労したローラ一家と対照的に、ワイルダー家は、富裕な農場主で納屋に入りきれないほどの家畜をもっていた……。 後にローラの夫となったアルマンゾ・ワイルダーの少年時代をつづった物語。「大草原の小さな家』シリーズ第5作。

「横山大観」殺人事件
講談社文庫
長いあいだ埋もれていた「横山大観」の若き日の傑作が発見された。そのニュースに美大の助手・茂木は愕然とする。数ヵ月前、雪深い秋田の商人宿で、行きずりの男が茂木に見せた絵がそこにあった……。次第に明らかになる12年前の殺人事件の真相は? 名探偵・岡部和雄警部の推理が美術界の暗部に迫る。(講談社文庫)
天才画家と美人画商の黒い接点に殺人の罠! 大画廊「銀晶堂」に陳列されたユトリロの画。この春輸入された筈のその画を茂木は正月、東北の山の中で見ていた。ほどなく同画廊に「未発表」の大観の傑作が…。

川柳でんでん太鼓
講談社文庫
世に紹介されることの少ない文学である、現代川柳の良句佳吟を選び、笑いと共感、庶民の本音を楽しむエッセイ。懐かしくおかしい句、型破りの新しいタイプの句、反戦、反逆の句、恋愛や性の周辺の句、食べもの、動物の句など、格調高く、ふところ深いさまざまな句を語り、大衆に愛される芸術の魅力を、見事に説き明かす名著。

闘った人びと ベトナム戦争を過ぎて
講談社文庫
長い戦争を闘い抜いた人びとの想像を絶する体験。渾身の力作レポート。写真家の魂がベトナム戦争の真の姿に迫る! ーー超大国アメリカを倒した、アジアの小国のふしぎな力とは? ベトナム戦争の真実を求めて、気鋭のフォトジャーナリストが初めてとらえた沈黙せる民の衝撃の証言。暮しの中で知恵を絞りながら長い戦争を闘い抜いた人びと、その体験を初めて肉声としてとらえた衝撃のレポート。
◎「ベトナムの人口約五千万人のうち、ほとんどの民衆があの戦争を各々の立場で闘った。(中略)そういう一人一人の強い意思と知恵の結晶が超大国の近代兵器をしのいだのである」<本書より>

ビッグゲ-ム
講談社文庫
プロ野球情報戦の暗部を鋭くえぐる傑作ミステリー。高度のデータ野球でV4をめざす新日本アトラス。これをはばもうとする他球団ではネット裏で必死の情報収集が行われていた。アトラス球団の覗き部屋と呼ばれる情報管理室スタッフが不可解な殺人事件に遭遇する。データを狙うスパイを操るのは誰なのか?
みみずくの大サ-カス
講談社文庫
「トーキング・クロニクル」1976年版。世の中を眺め、また、自らの青春に想いを馳せる。映画界を憂え、艶歌を語る――豊富な話題で〈時代〉を浮き彫りにし、〈流されゆく日々〉を鮮やかに照らし出す。

宇宙からきたかんづめ <佐藤さとるファンタジー童話集10>
講談社文庫
ふと手にしたかんづめから、ふしぎな声がひびいてきた。いったい、このかんづめの正体は何だろうか? 不思議な世界をかいま見る、斬新で魅力あふれる、ファンタジーの名手が贈る童話集! ーースーパーマーケットで、ふと手にしたパイナップルのかんづめから、不思議な声がひびいてきました。それは、ぼくだけに聞こえる、テレパシーのような現象でした……。というSF童話の傑作「宇宙からきたかんづめ」のほか、「こおろぎとお客さま」「かえるのアパート」「魔法の町の裏通り」など、神秘の世界に誘う、ファンタジーの名品を12編収録。

小さな生命燃えつきて 少年と脳外科医の記録
講談社文庫
ある朝、脳外科医の著者は、頭痛を訴える7歳の少年の診断を依頼される。それが、治癒困難な脳腫瘍に冒された少年と主治医の、1年に渡る闘いの始まりであった。克明なカルテをもとに、少年の痛みとの健気な闘いを、両親、兄弟、担任教師、友だちなどの手記も織り混ぜて描く、異色の医学ノンフィクション。心あたたまる人間ドラマ!
日本で観る世界の名画 美術館への招待
講談社文庫
日本の美術館にある世界の名画を厳選公開。いながらにして世界の秀れた絵画が鑑賞できる初めてのカラー文庫。全国から集めた極めつき114点を、絵画史に位置づけて適確に解説する。詳細な美術館ガイド付

人工水晶体
講談社文庫
わずかに光しか感じなくなり、もはや「手なずけ」ようがないほどの白内障に病んでいた右眼の視力が、たった20分の手術で、1.5まで回復した。「人工水晶体移植手術」の驚異の体験記を、簡潔な名文でつづり、講談社エッセイ賞を受賞した表題作に、病気への対応法を軽妙に説く「養生訓」などを加えた「実用の書」。
値段のからくり
講談社文庫
値段のからくり、原価の秘密を徹底的に暴く自由化で揺れる牛肉・オレンジの価格決定のメカニズムは? 円高差益にもかかわらず大幅値下げされない電力料金の不思議? 値引き合戦の航空券原価などにメス。