講談社文庫作品一覧

間宮林蔵
講談社文庫
謎多き探検家の波瀾万丈の生涯を描く歴史長編。樺太は島なのか、大陸の一部なのか?世界地理上の謎であった同地を探検して島であることを確認し、間宮海峡を発見した間宮林蔵。その苦難の探検行をリアルに再現し、幕府隠密として生きた晩年までの知られざる生涯を描く。史実の闇に光をあてる長編傑作。
青春の源流(1)源流篇
講談社文庫
激動の青春群像を鮮烈に描く大河小説第一部徴兵を拒否して北アルプスに身を隠した男,入営して南方に配属された男,二人の主人公を通して悲惨な戦いを超え生きつづける青春の愛を瑞々しく描く.<全四巻>
増上寺刃傷
講談社文庫
武家社会で糸をたぐり違えた者たちを描く。殉死しなかった祖父、遊里で死んだ兄に対する屈折ゆえの傲慢さが自らの死を招いた永井尚長。がんじがらめの武家社会で己れの生を見誤った者たちを描く意欲作十編

L特急踊り子号殺人事件
講談社文庫
踊り子5号を爆破する、という怪電話をうけて、当局が走行中の電車を止めたところ、車中に男の死体が……。男はサラ金の社長だった。彼の訪問予定の温泉宿は、美人の女将が1年前に金を借りていた。しかし女将によると、ごく最近返済したという。では犯人は?ご存じ十津川・亀井らが活躍の作品集。

蜜と毒
講談社文庫
愛さえあれば、結婚の形式などいらない。愛の冷めた夫婦より、情熱のある恋人でいる方が幸福ではないか……?束縛や契約を嫌い、貪欲に愉しみのみを求める現代人の恋愛を多彩に描き、蜜でもあり毒でもある性愛を、繰り返して倦まない男女の面白さと、大胆な情事の果ての傷心を華麗につづる、恋の長編小説。

せとぎわの魔術師
講談社文庫
短編小説と随筆で明かす“もう一つの素顔”「お祭り騒ぎが、ひじょーに好きなもんだからね。ここはひとつ15周年を口実に、パーッと思いを吐き出してしまおう」と、さだまさしが縦横無尽に演出する文化祭

愛憎のメス
講談社文庫
巨悪に敢然と挑む美しい女医の愛と献身の医学ドラマ。――清純で勤勉な少女が変死体で見つかった。それと時を同じくして、津山慶子の同僚の女性監察医が姿を消した。そして少女の変死体には出産の経験を示す痕跡が残っていた。少女を性に走らせたものは何か。そして大病院の背後にひそむものは……。

ヨーロッパの祭り 新年から大晦日まで
講談社文庫
ヨーロッパの四季をいろどる、祭りの歳時記。春を告げるカーニバル・復活祭。夏を謳歌する夏至祭。秋の実りを祝う収獲祭。そしてクリスマス。ヨーロッパ各地に残る、祭り行事ベスト100を、写真と文で紹介した名著。甦る生命の春、歓喜の夏、収穫感謝の秋、悪魔のような冬──四季折々の人間の営み。ながい歴史と古い伝統。それらが融合して生みだされたヨーロッパ独特の祭り行事を、新年から大晦日まで現地取材で再現した「祭り歳時記」。「ヨーロッパ年中行事一覧」付。

奪われた死の物語
講談社文庫
平戸、網走、能登、京都と、景勝の地に、花と物語を訪ねる取材グループに加わった独身作家が、知らず知らず巻き込まれていった哀しい犯罪。復讐者の巧妙な罠がついに犯人を捕えた時、浮びあがった異常な執念と、愛にこたえない人を想う苦悩と絶望の果てを、甘美に、きめこまかく描く、長編ミステリーロマン。むくわれない愛の果てを痛切に描く!
銀色の時 イギリスファンタジ-童話傑作選
講談社文庫
イギリスファンタジー文学黄金期の短編集。表題作をはじめ、「へんてこ通りのメーベル」「サンタクロースが風邪をひいたら」など、ふしぎな空想の世界へ誘う、珠玉のファンタジー童話11編を収録。
夕餉の支度の匂いがする
講談社文庫
男と女の微妙な心理のひだを描く珠玉短編集男も辛いが女も辛い。この辛い人生のしわが深く刻みこまれた人間たちの顔を、ソフトフォーカスの半逆光で、陰影を浮かび上らせながら描くエッセイ風掌編小説集。
正しきものは強くあれ 人間・土光敏夫とその母
講談社文庫
日本再建に挑戦した90歳の“青年”の原点財界総理の地位まで昇りつめながら1ケ月の生活費10万円という質素な生活をし、収入のほとんどを母・登美が創立した橘学苑に注ぎ込み行革に情熱を傾けたふしぎ

人はなぜ強くなければならないか
講談社文庫
華麗なプレイぶりで、ラグビー・ファンを酔わせてきた、松尾雄治監督が引退した。新日鉄釜石の日本選手権7連覇という偉業を達成した立役者が、常勝集団のリーダーとしての心構えや実践の数々について、優れた考察を述べる。最強の人間性ラグビーはどう創られたのか? 勝利を生む優れたリーダーシップとは何か? 伝説のチームの強さの秘密を解明する!
昔話十二か月(十二月の巻)
講談社文庫
全国の昔話を十二か月に分けた歳時記、完結祖先の人々の喜びや悲しみ、暮らしのありようや季節の移り変りを生き生きと伝える昔話の世界。最終巻は歳とり、大歳の夜、大岡裁きなど師走にちなんだ昔話を収録

いっしょうけんめい生きましょう おばあさまの一日一言
講談社文庫
明るく有意義な老境を生きるために! 静かな感動と人生への示唆に富んだ日々の随想集。高齢化社会に贈る言葉の数々ーー元文部大臣・永井道雄氏の母堂が、82歳から5年半、明治・大正・昭和三代を体験した思いをこめて綴った随想集。ただ生きながらえるだけでなく、明るく充実した老境を生きた著者の言葉は、読む人に豊かな感動と示唆を与えずにはおかない。朝日新聞〈天声人語〉が「なにげなく見える文章の中にたくさんの宝物が隠されている」と絶賛した名著。敬けんなクリスチャンである筆者の幅広い教養が、こたつの埋み火のように人々の心を暖める!

提督・米内光政の生涯(下)
講談社文庫
日中戦争、三国同盟、東条下ろし、そして終戦工作と、昭和史をゆさぶった重大ポイントで、米内光政はさりげなく力を発揮している。幼少時代の辛酸に耐え、海軍軍人となっては時代の暴風に耐え、日本の進路を救うことの多かった彼の一生を、評伝小説のベテランが、詳細綿密に描き上げた労作。
歴史の激流にひとり抗した良識派将軍を描く日中戦争、三国同盟、東条下ろし、終戦工作と、昭和史の重大地点でさりげなく活躍したのは、口数少ない東北人の提督米内光政だった。その生涯を多彩資料で描く。

提督・米内光政の生涯(上)
講談社文庫
根っからの海軍軍人でありながら、動乱の昭和史のなかで、父の放蕩で苦労をなめながら、耐える強さで、心ならずも政治家となった米内光政。海軍大臣、内閣総理大臣の要職を歴任するあいだ、彼は盛岡に生まれた東北人らしい寡黙とねばりとで、あまたの難題に立ち向かう。まさに激流でひとつ踏みとどまる舟であった。昭和史の偏した流れをくいとめるために一身を投げ出す良識派軍人の生涯を、豊富な資料と取材で描いた評伝小説。
日本海軍の良心といわれた最後の提督の評伝盛岡に生まれ、父の放蕩で苦労をなめながら、耐える強さで海軍軍人となった米内光政は、昭和史の偏した流れをくいとめるために一身を投げ出す。精密な評伝小説。

時代を読むノート テレビ現場からの衝撃メッセージ25章 翔べ,田原総一朗
講談社文庫
心の中で人びとは何を考え、時代の趨勢はどこへ向いつつあるのか。瞬間の映像に賭けるテレビの現場にいると、人間のホンネが見えだして、社会の志向性を痛いほどに身に感じる。番組「トゥナイト」の人物直撃インタヴューでも話題のドキュメンタリー作家が、時代の病巣を見据えて放つ衝撃メッセージ25章。政財界から芸能界まであらゆる分野の時の人を取材し、鋭い人物批評を展開する著者の、知られざるテレビの裏側とマス・メディアについてのエッセイ。
国際情報の読み方 こうすれば世界が見える
講談社文庫
国際情報戦に勝つための必須ノウ・ハウ集!情報収集のやり方、その整理・分析の方法までを具体的に教えてくれる国際情報学の教科書! 現職外交官が豊富な体験から説く、情報オンチ・日本人への警告と対策
完全ドライブ・テクニック
講談社文庫
誰も教えてくれないクルマの最新情報満載!あやふやな知識でドライバ-は損をしている.市街地運転のポイント,法規の盲点,メンテのコツなど,まだまだあった秘密のテクニックを徹底図解.好評第二弾!