講談社文庫作品一覧

複眼思考のすすめ 非合理が文化を作る
講談社文庫
素晴らしきほも・ルーデンス! 逆転発想ややぶにらみ思考が拓く、驚異の世界ーーあえて非合理をえらぼう。人間の行う、一見ばかばかしい、くだらない、不合理な発想こそ、新しい文化を創る。いつも正面切るのではなく、たまには斜に構えて、人間を見よう。なにげなくしている食事、会話、あそび、愛などに、〈もう一つの視点〉を注いだらどうなるか。常識破りの複眼でみた、ユニークな世界に踏みこもう。「あそび」の効用を説く、ユニークな人間文化論!

徳川家臣団 組織を支えたブレーンたち
講談社文庫
家康の栄光をささえた幕臣18人の生きた道ーー家康を助け、幕藩体制を確立した家臣列伝。「徳川家よ永遠なれ」と、永久政権の実現を願う家康に従い、徳川300年の礎となった重臣たち、徳川四天王の一人・榊原康政に始まり、本多忠勝、石川数正、酒井忠勝、松平信綱らに至る18人はどう生きたか……。現代の経営戦略に相通ずるトップと側近が辿った道を綴る好著。<正続2巻>
わたしの知的生産の技術 PART2
講談社文庫
個性豊かな創造技法のアイディアを集大成。学者、評論家、ジャーナリスト、ビジネスマンなど、知的生産の第一線で活躍する各界第一人者が、自ら編み出した知的生産の技術を体系化。情報マン必読の第二弾。
緋の光彩
講談社文庫
特ダネにからむ女性記者の愛と打算の果て!佐伯昌子は仕事に疲れるとライブハウスに逃れ素性を消した。そこで知合った男から、総裁選に絡む極秘資料の所在を知らされる。彼女の胸に功利と打算が渦巻いた。

空白の世紀 清張通史(2)
講談社文庫
倭の五王とは、いったい誰か。大和国家は誰の手により建てられたか。前方後円墳が突如現れたのはなぜか……。史書を欠く4、5世紀には多くの謎が秘められている。古代朝鮮と騎馬民族の動向を探りつつ、夫余族による大和国家建国を立証することで、本書は、その「空白の世紀」の真実の姿をえぐり出す。

ところで、もう一杯(3)
講談社文庫
世の女性たちよ、ずるい男のやさしさや、ゴマスリ男の口車にだまされるな! 男の良さはその少年度で判断できる! と数々のエピソードで語る、ユニーク恋愛エッセイーー男の外見の頼もしさ、やさしさ、力強さに、若い女性は、とかくだまされやすい。男のこんな表情は、長続きするはずがない。天候のように急変して、女性を途方にくれさせる。男の本質はどんなメジャーで計測すればいいか? そのポイントを語りつつ、本当のいい男を讃美するエッセイ。いい男ほど少年っぽい!

主水血笑録
講談社文庫
処女の白い脛を見た。その刹那、主水の心身は一変した。ダラリと萎えた右腕は、意志に反し、獣性を帯び、阿修羅のごとくに、無敵な神技をみせた――。田沼意次の治世、麗しい旗本小普請・鈴木主水の右腕にかけられた先祖の怨讐、この「宿命」に果して克つことができるか。エロティシズム横溢する伝奇時代ロマン。

独眼竜政宗(下)
講談社文庫
奥羽の戦国は中央より一足遅くやってきた。伊達政宗が米沢城に呱々の声をあげたのが、まさに戦国のまっ最中だった。だが、いかに動乱の時代とはいえ、父・輝宗の最期は、あまりにも悲惨だった。とはいえ、この残酷無残な現実のなかにこそ、戦国の本然が潜んでいたのだ。国を大するも小するも己れの腕次第。緊褌一番の決意は、今こそ固めなければならない。父の弔い合戦を機に、政宗の奥羽制覇の軍略は、いよいよ烈しく燃えあがり、政宗の隻眼が光る。戦国の寵児、戦国に天翔ける若き勇将の英姿。〈全二冊〉

独眼竜政宗(上)
講談社文庫
時は戦国たけなわ。奥羽の名流・伊達輝宗の嫡男を病魔がおそった。疱瘡! 危く一命はとりとめたが、悪疫は彼の右眼を無残に奪った――独眼竜政宗の誕生である。だが、多難の前途を暗示するかのようなこの不幸に政宗はくじけなかった。国盗りに明け暮れる激動の荒海に、彼はさっそうと乗り出した!〈全二冊〉

ロザンドの木馬
講談社文庫
ホキが淳にいさんからもらった誕生日プレゼントは、一頭の木馬でした。その日からホキは、その木馬の背に乗り、案内されて万華鏡を通りぬけ、夜毎ふしぎな世界、妖精の国へと旅立つことが、できるようになりました。やがて、木馬の秘密を知ったホキは……。人間のやさしさとはなにか、ほんとうの愛とはなにかを語りかける、さわやかな都会ふうセンスの、詩情に満ちた、不思議でロマンチックな、ファンタジー童話。
市川昭介の歌上手になる本
講談社文庫
歌詞に具体的な歌い方を付した画期的な企画都はるみの歌の大半を作曲したヒットメ-カ-市川昭介が「大阪しぐれ」「ふたりの大阪」など百曲について親切に歌い方のコツを語る.「文庫カラオケ教室」完結編
鈴木淳の歌上手になる本
講談社文庫
歌好きに贈る画期的な歌唱指導書を文庫版で「小指の思い出」等多くのヒット曲をもつ作曲家鈴木淳と作詞家として「よこはま たそがれ」「ブランデ-グラス」等のある山口洋子とが作る「文庫カラオケ教室」
曽根幸明の歌上手になる本
講談社文庫
カラオケ歌唱法から歌謡裏話まで楽しめる本「夢は夜ひらく」等の作曲家曽根幸明が,元歌手の体験も踏まえてシロウトが歌上手になる法を伝授.マイクの使い方,起立姿勢などにも言及.「文庫カラオケ」三弾

白い道 法然・親鸞とその時代(下)
講談社文庫
専修念仏こそ民衆救済の道――それは法然の門をたたいた親鸞の確信となった。熱心に布教の道を拓く親鸞。しかし、その道の行く手に待ちかまえていたものは、内部崩壊の危機と厳しい弾圧という試練であった――法然と親鸞、二人の偉大な仏者が歩んだ「白い道」を壮大なスケールで描く長編全3巻の完結編。著者・三國連太郎の脚本・監督・出演で映画化も。

白い道 法然・親鸞とその時代(中)
講談社文庫
源平確執の中,法然・親鸞の奇しき出会い! 以仁(もちひと)王の令旨(りょうじ)を受けて、ついに東国が決起した。世は源平合戦の時代へ。この混乱する時代に、念仏はうねりとなって巷にあふれる。だが、その隆盛もやがて……。法然・親鸞の苦闘と酷烈な時代相を鮮烈に描く。全3巻。著者・三國連太郎の脚本・監督・出演で映画化も。

白い道 法然・親鸞とその時代(上)
講談社文庫
混乱の時代にひたすら念仏に精進する法然! 律令制の崩壊は武士階級の抬頭という必然的な歴史の流れとなった。この大転換期を背景に、法然の出家から叡山下山,吉水での専修念仏実践に至る経過を壮大に描く――。そのとき幡多丸(法然)は9歳。父・漆間時国(うるまときくに)は明石定明の突然の襲撃を受けて一命を失った。律令制が崩壊し、地方武士の対立がめだち始めたころのことである。かろうじて凶刃を逃がれた幡多丸は4年後、叡山に入り出家、仏法修行の道へ……。法然と親鸞、二人の偉大な革新者の歩みを熱い思いでたどる長編小説全3巻。著者・三國連太郎の脚本・監督・出演で映画化も。

明治を創った人々 乱世型リーダーのすすめ
講談社文庫
開国か攘夷か? 佐幕か尊王か? 天皇も将軍も草莽の臣も、すべてが国の運命を考え、火のように燃えた――。幕末から明治維新へと歴史が急転回し、坂本龍馬、高杉晋作、勝海舟、岩倉具視、西郷隆盛、大久保利通ら英傑がひしめき合った時代を、いきいきと描き上げ、新鮮な史眼で夜明けの群像たちを捉え直す。直木賞候補にもなり、人気番組の司会を15年も務めた著者が描く、リーダーの条件。
黒船来航からはじまる人物誌・明治維新! 作家であり,テレビ「トウナイト」の人気キャスタ-でもある著者が,坂本龍馬,勝海舟,西郷隆盛,大久保利通らをいきいきと描いて,面白い明治維新史作りに成功
猪俣公章の歌上手になる本
講談社文庫
カラオケのTPOを具体的に教えた破格の本演歌は人生の代弁者、と主張する当代一の演歌作曲家とこれまたヒットメーカーの作詞家とが呼吸を合わせてヒット曲の歌い方を教える、「文庫カラオケ教室」第二弾
平尾昌晃の歌上手になる本
講談社文庫
カラオケファンに贈るハンディな歌唱指導書うまく歌えるには、他人にうまいと思わせるには、何をどう歌うべきか。一流作詞家、作曲家がコンビを組んで熱烈指導をした本書は歌謡界の裏話も含め宴席必携の本
昔話十二か月(十一月の巻)
講談社文庫
昔話を十二か月に分けた昔話歳時記の十一月空から白いものが舞始める頃、猟師や炭焼は山へ入る。村を訪れる行商人は遠国の便りを運んでくる。さまざまな夫婦、動物との結婚、神や鬼の嫁などの昔話を収める