講談社文庫作品一覧

悪魔の城
悪魔の城
著:豊田 有恒,装丁:菊地 信義,装画:藤井 祐二
講談社文庫
変身や分身への願望、コピー人間や冷凍人間の実現、ドリーム・ショップやプレイイング・アスレチックなどを背景に、鬼才が想像力の限りを尽して描く、ファンタスティック・ワールド・ストーリー。夢と笑いと恐怖とお色気がいっぱいの宝石箱。現代と未来の様々な「ドリ-ム・ランド」に遊ぶ、ヤングたちの奇想天外な物語。単行本末収録作品をふくむ傑作ショートショート20編。せち辛い世の中に反発して幻想の世界に飛び出せば、俄然勇気と希望が湧いてくる!
電子あり
信濃デッサン館日記
信濃デッサン館日記
著:窪島 誠一郎,装丁:田中 孝道
講談社文庫
絵に向かい、語りかけてくる言葉に耳を傾け、対話しつつ、自己を省察する随筆集。信濃を流連彷徨した夭折画家・村山槐多、関根正二らの青春の葛藤を想い、みずからの親さがし絵さがしの旅と重ねて、「相寄る心」の軌跡をつづる。塩田平の丘にたつ美術館の四季折々と訪う人々との交情が、心象風景のように拡がる。
電子あり
大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
著:神 一行,その他:菊地 信義,装丁:道信 勝彦
講談社文庫
日本を実質支配し国家運営する、大蔵官僚の権力構造と生態。国家のなかの国家=大蔵省のすべてを解明! ーー「われら富士山、他は並びの山」と豪語し、他省庁はじめ政・財界までを操って日本を実質支配している大蔵官僚。その強大な支配構造のメカニズムやエリート・オブ・エリートとも呼ぶべき大蔵官僚の生態を、具体的に見事に浮き彫りにする。
電子あり
みんな十九歳だった
みんな十九歳だった
著:山川 健一,その他:菊地 信義,装丁:スタジオ・ギブ,装画:飯田 淳
講談社文庫
ロック大好き「わんぱく小僧」のエッセイ集人は19歳の時ピークに達する。その後はプログラムを消化するのみだと確信する著者のアンファン・テリブル大全。ロック、絵、本、旅、ミュージシャンの話題満載
ところで、もう一杯(2)
ところで、もう一杯(2)
著:山口 洋子,装丁:菊地 信義,装画:池田 勝彦
講談社文庫
女は月、男は太陽。どうすれば相照らす仲に? 中天に輝やきながらとかくすれ違う太陽と月。男女関係に似て、ないものねだりなのだ。その本質を考えつつ、なおも、いい男いい女をみつけるノウハウを説くエッセイーー男にとって、女が人生のすべてではないけれど、エネルギーや人生の華にはなってくれる。だから、自分にとってのいい女をさがし求めなくてはいけない。一方、女の幸せは、大半男によって決まる。男との関わりで哀歓がつくられるのだ。それでは、どういうポイントで、それぞれのパートナーを選べばいいか? その解答が本書にあります!
電子あり
カンガルー日和
カンガルー日和
著:村上 春樹
講談社文庫
電子あり
命の器
命の器
著:宮本 輝,その他:菊地 信義,装丁:山岸 義明,解説:水上 勉
講談社文庫
「私を溺愛し、どんな人間でもいい、ただ大きくなって欲しいと念じつづけてくれた人がこの世にあったということを、筆舌に尽くしがたい感謝の念で思い起こすのである。」(本文より)──清澄な抒情を湛えた文学世界の秘宝を戦後生まれの本格派・宮本輝が魂の自画像の中に描き出す、珠玉の第2エッセイ集。
花のきもの
花のきもの
著:宮尾 登美子,装丁:菊地 信義,装画:中島 かほる
講談社文庫
繭から糸となり布に織られ、娘の晴着となり、嫁に贈られ、時を経て蒲団に再生され、はたきとなって命数が尽きる――絹の巡る道が暗示する、女と着物のかかわりの深さと面白さ。折々の悲しみや喜びがしみこんでいる着物たち。数々の花模様の着物とそれに纏わる女たちの姿を鮮やかに描き、着物への愛着と思い出が美しく繰り広げられる、半自伝的エッセイ。
電子あり
日本シリーズ殺人事件
日本シリーズ殺人事件
著:西村 京太郎
講談社文庫
プロ野球に八百長はあるか? 日本シリーズに仕掛けられた黒い罠を、球界追放の元エースが追及するサスペンス。プロ野球への魔手が華麗舞台で発覚! ーープロ野球の若きエース・梶は、八百長容疑で球界から追放された。それから13年後、梶のもとへ、かつての同僚で現在コーチ業をしている今井から、救いを求めてくる。女性問題をタネに脅迫されている、という。折しも、日本シリーズの直前だ。そして今井の身に異変が……。華やかな日本シリーズの舞台裏にうごめく魔手を、サスペンス満点に描く長編サスペンス。
電子あり
ところで、もう一杯
ところで、もう一杯
著:山口 洋子,装丁:菊地 信義,装画:池田 勝彦
講談社文庫
男と女って、求め合っているくせに、必ずしも相性がよくない。自分にとって都合のわるい男に惚れてみたり、やけどしそうな女を追ってみたり。でも、それが、この世の人生なのです。いま、男心のつらさをかみしめるあなた、女の涙にくれているあなた、ちょっとひと息入れて、もう一度、恋を考えてみませんか。女性にモテる法、男に好かれる術を教えます。とかくカッコをつけて、異性にアプローチするのが、凡人の常。しかし、非凡なる男女は、そのやり方を避けることでで成功するのだ。人生の達人が教える、愛の教則!
電子あり
夜ごとの揺り籠,舟,あるいは戦場 対談 中村真一郎,森瑤子
夜ごとの揺り籠,舟,あるいは戦場 対談 中村真一郎,森瑤子
著:中村 真一郎,著:森 瑤子
講談社文庫
幼いころから私を支配し、抑圧してきたものは何か。6ヵ月にわたるセラピストとの対話のなかから現れたのは、いつも私の心を抑えつけてきた母の存在だった。自己の意識の下に漂い続ける“女の性”をみつめ、心の底の岩盤をえぐり出しながら、精神の解放と、自立していく自己の姿を官能的に描く問題作。
日本は燃えているか(下)
日本は燃えているか(下)
著:柳田 邦男,解説:神野 耕嗣,装丁:山岸 義明
講談社文庫
ひたすらに急成長を続けてきた日本の経済は、1970年代に入ると、大きな壁にぶち当った。日米繊維戦争に顕在化したアメリカとの構造摩擦や、追いうちをかけるような石油ショックの衝撃。日本を転換させた「動乱の1000日」の当事者たちを詳細に取材し、鮮烈に甦らせた渾身の大河ノンフィクション。「経済大国」日本は、激化する外圧の中で燃えつきるのか残るのか――。スリルに富んだ感動的な日本人の記録。 <上下巻>
電子あり
日本は燃えているか(上)
日本は燃えているか(上)
著:柳田 邦男,装丁:山岸 義明
講談社文庫
1970年代、ニクソン・ショックから石油危機に至る「大動乱期」に直面し衝撃にゆれた日本の経済は、体質の一大転換を迫られていた。激化する外圧の中で、日本は燃えつきてしまうのか、どうしたら生き残ることができるのか。危機に直面した当時の日本のエスタブリッシュメントたちの混迷と決断、英知と勇気ある行動は、今日にも多大の示唆を与えてくれる。日本を大転換させた1000日の闘いを描く経済ノンフィクション! <上下巻>
電子あり
昔話十二か月(九月の巻)
昔話十二か月(九月の巻)
編:松谷 みよ子,解説:野村 純一,装丁:菊地 信義,装画:司 修
講談社文庫
昔話を十二か月に分けた昔話歳時記九月の巻秋の十五夜は稲や芋の收穫を祝う祭りであった。夜更けて出る月を待って人の心はそぞろとなる。秋の山や里の風物、敬老の日にちなみ爺と婆が活躍する昔話を收める
不当逮捕
不当逮捕
著:本田 靖春
講談社文庫
奇策縦横、奔放不羈、天才記者の栄光と死。社会部記者がスターであり、英雄であった時代、読売新聞の立松和博はとりわけ乱世に光彩を放っていた。その立松記者が、売春汚職報道をめぐって突然逮捕された。
星に願いを
星に願いを
著:林 真理子
講談社文庫
地方出身のさえない女子学生キリコは就職試験にことごとく失敗し、不採用通知がたまるばかり。しかたなくアルバイト生活に明け暮れながら、コピーライターなるものをめざす。そんなある日、幸運の女神がキリコのもとにやってくる。あれよあれよという間に、キリコは一躍「シンデレラ」に。著者の自伝的小説。
ゾルゲの遺言
ゾルゲの遺言
著:伴野 朗,解説:権田 萬治,装丁:菊地 信義,装画:谷口 茂
講談社文庫
ソ連の対日スパイの大物リヒアルト・ゾルゲが、巣鴨拘置所の看守・小柴に渡した手紙は、単なるメッセージではなかった! その手紙をめぐって展開される謀略と殺人の構図は、第二次世界大戦前夜の緊張をいっそう高め、東京を各国スパイの暗躍の舞台にしたのだった。動乱のなかの人間絵図をドラマチックに描いた、迫真の歴史ミステリー大作。
電子あり
推理日記(2)
推理日記(2)
著:佐野 洋,解説:郷原 宏,装丁:菊地 信義,装画:森 秀雄
講談社文庫
推理小説を10倍楽しむ為の推理小説読本2“佐野推理美学”の実践者が、数多あるミステリーの分析、有名な名探偵論争を通じ、読み巧者になるための秘訣を伝授する、ファン必読の推理読本第2弾。索引つき
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今は幻 吉原のものがたり
今は幻 吉原のものがたり
著:近藤 富枝,装丁:中曽根 孝善,装画:斎藤 真一
講談社文庫
高村光太郎がモナ・リザと仰いだ吉原の聖女大火前夜の廓に織りなされる、悲しくも粋な女たちのドラマを淡々とした筆致で描くノンフィクションーー吉原遊廓にひときわ高くそびえる角海老楼の時計台。その下で働くことになった娘おふよの見たものは? 華やかなおいらんたちの悲しい素顔、高村光太郎や志賀直哉ら文学者との意外なドラマ……。桜花爛漫のある日、紅蓮の炎とともに最後の「江戸」のすべては灰燼に帰した、明治44年、吉原炎上。江戸情緒をはぐくんだ廓の最後のきらめきを描く。
電子あり
太閤豊臣秀吉
太閤豊臣秀吉
著:桑田 忠親,装画:倉橋 三郎
講談社文庫
豊臣秀吉ほど、歴史上、脚色と誇張と潤色でいろどられた武将はいない。われわれが今日、熟知していると思いこんでいる太閤像は、はたして真実を映しているであろうか? あまりにも数奇と波瀾に富むこの破天荒なわが英雄の虚像を、表の歴史、裏の歴史、その両面から真実の光をあて、裸にむいてみるのも面白い。本書は、歴史学者が独得の史観で捉えた、真説「桑田太閤記」である。みよ、百姓太閤の天下堂々!  真実の太閤の姿を歴史家の目で鋭く描く読物脚色と誇張と潤色にみちた太閤記。古来フィクションにフィクションを積み重ねてきた秀吉は、実はどのような人であったのか? 卓抜な史観でとらえる桑田太閤記。
電子あり