講談社文庫作品一覧

勝つために何をすべきか
勝つために何をすべきか
著:松尾 雄治,解説:浅井 慎平,装丁:安彦 勝博,その他:栗原 達男
講談社文庫
常勝集団・新日鉄釜石の、勝利を生み出す知略と統率。ラグビーでは、人間を中心に考えるということが大事である。選手の自発的な気持ち、ゲームや練習に自分から進んで立ち向かう「やる気」が、重要なのである。もっとも人間くさく、男くさいスポーツであるラグビーで、勝ち続けてきた組織の、哲学と実践の記録。
電子あり
昔話十二か月(十月の巻)
昔話十二か月(十月の巻)
編:松谷 みよ子,装丁:菊地 信義,装画:司 修
講談社文庫
昔話を十二か月に分けた昔話歳時記十月の巻稔りの秋。爽やかな北風に乗り雁が渡ってくる。神々は出雲に集まり夫婦の縁を定めるそうな。神様の縁結び、難題聟、魚や鳥の女房など神無月にちなんだ昔話を収録
旅立ちの記(下)
旅立ちの記(下)
著:本多 勝一,装丁:田村 義也
講談社文庫
山国で生まれ育った著者が山登りから授かった、創造の喜びと未知への旅。若き日に熱中した数多くの山の遍歴から、人生と冒険の意義について考察し、『創造的登山(パイオニア・ワーク)とは何か』を問うはじめての論文を発表、大学の海外遠征隊を組織するようになる。その後の優れたルポルタージュや論文の原点が鮮かにみられる、山登りにかけた青春の記録。 山登りから授った創造の喜びと未知への旅。数多くの山の遍歴から、やがて「創造的仕事とは何か」を問い、海外遠征隊を組織するようになる。優れたルポルタージュを書く著者の原点が生きいきと読みとれる。
電子あり
旅立ちの記(上)
旅立ちの記(上)
著:本多 勝一,装丁:田村 義也
講談社文庫
高校2年のとき、初めて登ったふるさと近くの塩見岳。汗をながしてひたすら登り、山頂に立ったときの感激は、新しい世界への旅立ちでもあった。のち大学では山岳部でヒマラヤ遠征を計画するまでに至った著者が、それまでの山と旅の想い出を綴り、若き日の山を通じた自己の精神形成の内実を率直に記録した好著。冒険を求めた若い心、山への挑戦……ルポルタージュ作家の原点がここにある! 若き日の山と旅の想い出を記録した回想記。高校二年のとき初めて登った塩見岳。ひたすら登り、山頂に立ったときの光景は、新しい世界への旅立ちでもあった。山を通じた著者の精神形成の内実を率直に語る。
電子あり
ひとりでいるよ一羽の鳥が
ひとりでいるよ一羽の鳥が
著:中沢 けい,解説:黒井 千次,装丁:菊地 信義,装画:北村 紀子
講談社文庫
本当に愛することの困難になった若者……現代の若い女性のあやうい愛を描いた短篇集ーー亡くなった父への憧憬、同性としての母との確執、望まない形での妊娠、男友だちとの別れ……。大人への入り口にさしかかった若い女性の初々しくもあやうい愛の姿と、きらきらと輝く夏の光にも似た青春の内省の世界を、みずみずしい感性と研ぎすまされた文体で描く、著者2冊めの短編集。表題作ほか4編を収録。
電子あり
ベルリンの夜に逃れて
ベルリンの夜に逃れて
著:高柳 芳夫,解説:郷原 宏,装丁:菊地 信義,装画:安田 忠孝
講談社文庫
ベルリンの壁をめぐる死闘! 誘拐された心臓外科の権威を追って展開する凄絶な東西スパイ戦争。諜報と謀略の渦に陥った青年の運命は?ーー東西の接点・ベルリンに暗躍する、国際スパイ・ミステリー。心臓外科の世界的権威・高牟礼史郎博士が、西ベルリンでの世界医学会議の後、何者かに誘拐された。東ドイツに連れ去られたらしい博士を追って、命令を受けた明日香二等書記官は、必死の救出作戦を展開するが……。ベルリンの壁をめぐる、息詰まる諜報戦争を描く力作。
電子あり
愛と哀しみのルフラン
愛と哀しみのルフラン
著:岩谷 時子,解説:坂東 玉三郎,装丁:箭内 早苗,その他:ペイシェンス・アラカワ
講談社文庫
宝塚での青春の日々、友・越路吹雪の思い出「夢にみちたあの頃、時は去りて静かにふりつむ落葉よ」――哀しい愛のリフレインは永遠に胸に響き続ける。歌とともに歩んだ著者が、天国の友に捧げる初の詩文集
カム・オン・マッケンロー!
カム・オン・マッケンロー!
著:エバンス,訳:後藤 新弥,装丁:菊地 信義,その他:塚越 亘
講談社文庫
《センタ-コ-トのワルガキ》の魅力を満載強烈な迫力で観衆をテレビに釘づけにした世界でもっとも愛される悪童の,テニスに賭ける情熱がひしひしと伝わる《マッケンロ-のすべて》! 解説・注=村上龍.
おろおろ草紙
おろおろ草紙
著:三浦 哲郎,解説:川西 政明,装丁:菊地 信義,装画:山 登
講談社文庫
奥州の天明大飢饉を描く表題作他歴史中編集大飢饉が生んだこの世の地獄、共食いの惨状を描く三浦文学の最高傑作「おろおろ草紙」に「暁闇の海」「北の砦」「海村異聞」等、著者の郷里に材を得た歴史小説集
悪魔の城
悪魔の城
著:豊田 有恒,装丁:菊地 信義,装画:藤井 祐二
講談社文庫
変身や分身への願望、コピー人間や冷凍人間の実現、ドリーム・ショップやプレイイング・アスレチックなどを背景に、鬼才が想像力の限りを尽して描く、ファンタスティック・ワールド・ストーリー。夢と笑いと恐怖とお色気がいっぱいの宝石箱。現代と未来の様々な「ドリ-ム・ランド」に遊ぶ、ヤングたちの奇想天外な物語。単行本末収録作品をふくむ傑作ショートショート20編。せち辛い世の中に反発して幻想の世界に飛び出せば、俄然勇気と希望が湧いてくる!
電子あり
信濃デッサン館日記
信濃デッサン館日記
著:窪島 誠一郎,装丁:田中 孝道
講談社文庫
絵に向かい、語りかけてくる言葉に耳を傾け、対話しつつ、自己を省察する随筆集。信濃を流連彷徨した夭折画家・村山槐多、関根正二らの青春の葛藤を想い、みずからの親さがし絵さがしの旅と重ねて、「相寄る心」の軌跡をつづる。塩田平の丘にたつ美術館の四季折々と訪う人々との交情が、心象風景のように拡がる。
電子あり
大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
著:神 一行,その他:菊地 信義,装丁:道信 勝彦
講談社文庫
日本を実質支配し国家運営する、大蔵官僚の権力構造と生態。国家のなかの国家=大蔵省のすべてを解明! ーー「われら富士山、他は並びの山」と豪語し、他省庁はじめ政・財界までを操って日本を実質支配している大蔵官僚。その強大な支配構造のメカニズムやエリート・オブ・エリートとも呼ぶべき大蔵官僚の生態を、具体的に見事に浮き彫りにする。
電子あり
みんな十九歳だった
みんな十九歳だった
著:山川 健一,その他:菊地 信義,装丁:スタジオ・ギブ,装画:飯田 淳
講談社文庫
ロック大好き「わんぱく小僧」のエッセイ集人は19歳の時ピークに達する。その後はプログラムを消化するのみだと確信する著者のアンファン・テリブル大全。ロック、絵、本、旅、ミュージシャンの話題満載
ところで、もう一杯(2)
ところで、もう一杯(2)
著:山口 洋子,装丁:菊地 信義,装画:池田 勝彦
講談社文庫
女は月、男は太陽。どうすれば相照らす仲に? 中天に輝やきながらとかくすれ違う太陽と月。男女関係に似て、ないものねだりなのだ。その本質を考えつつ、なおも、いい男いい女をみつけるノウハウを説くエッセイーー男にとって、女が人生のすべてではないけれど、エネルギーや人生の華にはなってくれる。だから、自分にとってのいい女をさがし求めなくてはいけない。一方、女の幸せは、大半男によって決まる。男との関わりで哀歓がつくられるのだ。それでは、どういうポイントで、それぞれのパートナーを選べばいいか? その解答が本書にあります!
電子あり
カンガルー日和
カンガルー日和
著:村上 春樹
講談社文庫
電子あり
命の器
命の器
著:宮本 輝,その他:菊地 信義,装丁:山岸 義明,解説:水上 勉
講談社文庫
「私を溺愛し、どんな人間でもいい、ただ大きくなって欲しいと念じつづけてくれた人がこの世にあったということを、筆舌に尽くしがたい感謝の念で思い起こすのである。」(本文より)──清澄な抒情を湛えた文学世界の秘宝を戦後生まれの本格派・宮本輝が魂の自画像の中に描き出す、珠玉の第2エッセイ集。
花のきもの
花のきもの
著:宮尾 登美子,装丁:菊地 信義,装画:中島 かほる
講談社文庫
繭から糸となり布に織られ、娘の晴着となり、嫁に贈られ、時を経て蒲団に再生され、はたきとなって命数が尽きる――絹の巡る道が暗示する、女と着物のかかわりの深さと面白さ。折々の悲しみや喜びがしみこんでいる着物たち。数々の花模様の着物とそれに纏わる女たちの姿を鮮やかに描き、着物への愛着と思い出が美しく繰り広げられる、半自伝的エッセイ。
電子あり
日本シリーズ殺人事件
日本シリーズ殺人事件
著:西村 京太郎
講談社文庫
プロ野球に八百長はあるか? 日本シリーズに仕掛けられた黒い罠を、球界追放の元エースが追及するサスペンス。プロ野球への魔手が華麗舞台で発覚! ーープロ野球の若きエース・梶は、八百長容疑で球界から追放された。それから13年後、梶のもとへ、かつての同僚で現在コーチ業をしている今井から、救いを求めてくる。女性問題をタネに脅迫されている、という。折しも、日本シリーズの直前だ。そして今井の身に異変が……。華やかな日本シリーズの舞台裏にうごめく魔手を、サスペンス満点に描く長編サスペンス。
電子あり
ところで、もう一杯
ところで、もう一杯
著:山口 洋子,装丁:菊地 信義,装画:池田 勝彦
講談社文庫
男と女って、求め合っているくせに、必ずしも相性がよくない。自分にとって都合のわるい男に惚れてみたり、やけどしそうな女を追ってみたり。でも、それが、この世の人生なのです。いま、男心のつらさをかみしめるあなた、女の涙にくれているあなた、ちょっとひと息入れて、もう一度、恋を考えてみませんか。女性にモテる法、男に好かれる術を教えます。とかくカッコをつけて、異性にアプローチするのが、凡人の常。しかし、非凡なる男女は、そのやり方を避けることでで成功するのだ。人生の達人が教える、愛の教則!
電子あり
夜ごとの揺り籠,舟,あるいは戦場 対談 中村真一郎,森瑤子
夜ごとの揺り籠,舟,あるいは戦場 対談 中村真一郎,森瑤子
著:中村 真一郎,著:森 瑤子
講談社文庫
幼いころから私を支配し、抑圧してきたものは何か。6ヵ月にわたるセラピストとの対話のなかから現れたのは、いつも私の心を抑えつけてきた母の存在だった。自己の意識の下に漂い続ける“女の性”をみつめ、心の底の岩盤をえぐり出しながら、精神の解放と、自立していく自己の姿を官能的に描く問題作。