講談社文庫作品一覧

自然と日本人 日本人の歴史第4巻
自然と日本人 日本人の歴史第4巻
著:樋口 清之,装丁:海保 透,装画:渡辺 冨士雄
講談社文庫
四季の変化に敏感な日本人は、自然のルールが人生のルールを決定すると考えた! ーー日本人の自然観は、太陽と火と水が基本発想だ。古代日本人は、太陽光線が稲の成熟と密接な関係があることに気づき、春分と秋分を両極にして労働の計画が立てられ、それが生活のサイクルとなり人生をも支配した。また、火と水に対して、日本人は充分な観察を繰り返しながら、一方では、たえず変わらぬ祈りを捧げてきた。火と水の両者を、自然の性格にさからわずに管理さえすれば、人間にとって何よりも大切な命や生活を護れるという信仰をもった。日本人の自然についての考え方は、太陽と火と水とを基本に組み立てられているといっても、決していいすぎではない。好評のテーマ別日本史。<全5巻>
電子あり
会社人類学入門
会社人類学入門
著:佐高 信,解説:島谷 泰彦,装丁:菊地 信義,装画:亀海 昌次
講談社文庫
本書は、現在ヤポネシア群島の一部分で生活する「ビジネス族」の宇宙観と行動様式を、『企業小説』と呼ばれる資料に登場する多様な人間像をもとに、調査=解析し1冊にまとめたもので、早い話が、アナタの上司や同僚の「集団的無意識」の奥底を、小説の登場人物のモデルへの取材をつうじて描き出した、会社人必読の書。KKニッポン族の生態とコスモロジー大研究。《両義的存在》であるミドルを描く『懲戒解雇』や『生命燃ゆ』、《異界》に挑むビジネスマンを描く『炎熱商人』など、経済小説を通して迫る、我ら会社人間の野性の思考!
電子あり
武蔵坊弁慶(八)流転の巻
武蔵坊弁慶(八)流転の巻
著:富田 常雄,装丁:菊地 信義,装画:倉橋 三郎
講談社文庫
頼朝追討の院宣もむなしく、義経と弁慶はついに都落ち! 鎌倉からの追手を逃がれて、瀬戸内に乗り出した唐船は暴風雨に翻弄される。平家の怨霊に悩まされながら、瀬戸内、鞍馬と逃避行を続ける義経は、雪の吉野路で静御前と惜別する。弁慶と玉虫母子の逢瀬も幻よりもはかなく、義経も弁慶も、ともに愛する人との別れに泣いた。NHK大型時代劇原作。
電子あり
武蔵坊弁慶(七)二都の巻
武蔵坊弁慶(七)二都の巻
著:富田 常雄,装丁:菊地 信義,装画:倉橋 三郎
講談社文庫
後に「腰越状」と呼ばれる詫び状を届けた義経に、頼朝からは何の沙汰もない。義経と頼朝の相克は激化していき、失意の中で京に戻る義経と弁慶を、大地震が待ち受けていた。玉虫と再会し、弁慶愛の屋形作りに精を出すも束の間、殿上人と交わる義経憎しの念に燃える頼朝は、ついに弟の成敗を決意する。義経は頼朝追討の院宣を強請したため、京・鎌倉の二都に一触即発の危機が迫る! NHK大型時代劇原作。
電子あり
午前三時の訪問者
午前三時の訪問者
著:和久 峻三,解説:山村 正夫,装丁:菊地 信義,装画:安岡 旦
講談社文庫
小学校4年生が、遠足の昼食時に誘拐された。女の声で、身代金5000万円を要求する脅迫電話がかかる。翌日、速達便で、受渡し日時と場所が指定され、母親が一人で来るように命じられた。犯人は金を奪い逃走するが、30分後に逮捕された。ところが、意外にも犯人は……。ご存知、赤かぶ検事・柊茂の活躍が始まる。
電子あり
昔話十二か月(七月の巻)
昔話十二か月(七月の巻)
編:松谷 みよ子,解説:野村 純一,装丁:菊地 信義,装画:司 修
講談社文庫
昔話を十二か月に分けた昔話歳時記七月の巻梅雨があがると田の草とりである.かっと暑い夏がくれば豊作間違いなしの年という.河童も山から降りてすもうをとる.七夕,夏土用,海にちなんだ昔話を収める.
蝶の切手
蝶の切手
著:西田 豊穂,装丁:菊地 信義,装丁:広瀬 郁
講談社文庫
最小の芸術―蝶切手,そのすばらしい世界!世界中の美しい蝶切手をあますところなくカラ-で紹介.切手にまつわるエピソ-ドや集め方,アルバム整理に役立つ豆知識の他,巻末にはチェックリストを収録.
ワンダー暗号ランド パズルつき.暗号推理小説傑作選
ワンダー暗号ランド パズルつき.暗号推理小説傑作選
編・解説:長田 順行,装丁:菊地 信義,装画:建石 修志
講談社文庫
読者挑戦のパズルつき,暗号推理小説10編江戸川乱歩から佐野洋まで,暗号ミステリ-の名作を一冊に.また,懸賞問題を含む暗号ミニパズルの出題と,暗号学入門,暗号と推理小説,ほか詳細な解説つき.
喪失荒野
喪失荒野
著:中津 文彦,解説:権田 萬治,装丁:菊地 信義,装画:安田 忠幸
講談社文庫
中国の女性新聞記者・王秀蘭は、夫・楊明徳とともに取材のため来日した。戦時中に「満州」で暗躍した特務機関員・倉田隆三と彼女との関係は、いったい何なのか? 特務機関の秘密資金の隠し場所を示した暗号文をめぐって、元機関員の間で起こる連続殺人のナゾ……。戦争が生んだ中国残留孤児の悲劇をえぐる、社会派ミステリーの大傑作。 中国残留孤児の悲劇をえぐる社会派傑作推理来日した中国の女性記者・王秀蘭と戦時中に「満州」で暗躍した倉田隆三の関係とは? 特務機関の秘密資金の隠し場所を示した暗号文を巡って起こる連続殺人のナゾ
電子あり
国境の女
国境の女
著:夏樹 静子,解説:二上 洋一,装丁:菊地 信義,装画:森 秀雄
講談社文庫
エリ-ト商社員の死が招く戦慄の長編ミステリーーーエリート商社員の明月達夫が、赴任先のサンディエゴで刺殺され、国境を挟んだメキシコの町でも、商社に関係していた若い女が死体で発見された。東京から飛んだ妻・奈緒子は、西海岸の美しい街に夫の足どりを探し歩くが……。海外駐在員の焦躁と激しい愛憎の渦に巻きこまれた、哀切の恋心を描く傑作推理長編。
電子あり
写楽殺人事件
写楽殺人事件
著:高橋 克彦
講談社文庫
入れ換った血
入れ換った血
著:佐野 洋,解説:新保 博久,装丁:菊地 信義,装画:森 秀雄
講談社文庫
保存されていた自分のへその緒の血液型鑑定をした医者が、おのれの過去の謎を追う。そしてつきとめた驚愕すべき血の運命の真相とは…(表題作)。旅の途中、一夜をともにした女の不思議な肌の秘密とは…(「棘|のある肌」)など、医学がかかわるミステリーの粋な6編。リアリティーと合理性に、ロマン性がみごとに加味された、佐野ミステリー短編集。 血液型ほか,医学ものミステリ-の粋6編.保存されていた自分のへその緒の血液型鑑定をした医者が,己の過去の謎を追って得た,驚愕の血の運命(表題作)論理的謎解きにロマンの香りあふれる推理傑作集.
電子あり
ポセイドンの青春抒情死抄
ポセイドンの青春抒情死抄
著:小峰 元,解説:早野 由夫,装丁:菊地 信義,装画:古川 タク
講談社文庫
三流大学卒業見込みのおれ。学歴不問の四文字に大穴ねらったオオマイ新聞入社試験に、驚くまいことか、ナント楽勝! 目下採用内定の身。ところがだ。なぜかおれのいくところ、殺人事件がまっていた。そしてポセイドンの影も……。花も蕾の迷探偵、少々血なまぐさい、ユーモア・ミステリー。オジン臭い青春よ、サラバ!
電子あり
この夢をこころに ぼくの青春讃歌
この夢をこころに ぼくの青春讃歌
著:加山 雄三,装丁:菊地 信義,装画:串田 光弘
講談社文庫
夢を持ち続けることは、ぼくの生きる証のようなものであった。海と船にかけた夢が、ぼくの人生を鍛えた。不運の時代も超えられた。夢を抱き、それに情熱を傾けていくことは、自分が自分らしく生きていく、何よりのエネルギーではないか。夢にむかって燃えるような心の火を、ともし続けようではないか――光進丸との出会いと青春をはじめ、自分の生きてきた道を身体いっぱいに語りかける、若大将の青春記。 若大将が海に船に自分の夢をぶつけた青春記「海へのあこがれと夢が,ぼくの人生を鍛えた.不運の時代も超えられた.夢にむかって燃えるような心の火をともし続けてほしい」――身体一杯に若者へ語りかける
電子あり
すてきな会話をあなたと
すてきな会話をあなたと
著:内村 直也,装丁:道信 勝彦,装画:佐藤 朋恵
講談社文庫
会話を通して人生を考えるエッセイの名作!恋愛の会話,夫婦の会話,別れの会話,挨拶の会話,電話,話題など,さまざまな会話の現場における具体例を豊富に紹介して,日本人の会話の特性を考察した作品.
シーラカンス殺人事件
シーラカンス殺人事件
著:内田 康夫,解説:郷原 宏
講談社文庫
学術調査隊が生きたままのシーラカンスを捕獲したというニュースが、正月早々の中央新聞の第1面を飾った。一条記者を現地へ派遣し、隊に資金援助までしてきたライバル社の大東新聞は面子丸つぶれである。だが事の真相を究明しようにも一条記者は姿を消してしまった。そして隊員が1人また1人と死んでゆく。(講談社文庫) 「悪魔の魚」調査隊員を襲う連続殺人の謎! 生きた怪魚が初めて日本にやって来た日、「シーラカンス学術調査団」のスポンサー・大東新聞社特派員が行方不明になり、次々と奇怪な殺人が始まった。長編推理。
電子あり
わたしの知的生産の技術 PART1
わたしの知的生産の技術 PART1
編:「知的生産の技術」研究会,装丁:中島 真子,装画:前澤 征男
講談社文庫
知的生産の現場で編み出されたアイディア.学問研究やビジネス,ジャ-ナリズムなどの第一線で活躍する知名人が,自ら開発した創造手法のエッセンスを集大成する.よりよい知的生産を目指す人の必読の書.
ぼくはCMディレクター
ぼくはCMディレクター
著:佐々木 隆信,解説:嵐山 光三郎,装丁:菊地 信義,装画:南 伸坊
講談社文庫
売れっ子ディレクタ-が明かすCM爆笑裏話いまやテレビCMは文化であり常識.この本はわずか数秒間に生命を削るディレクタ-の笑いと涙の奮闘記だ.有名タレントの知られざるエピソ-ドも満載の面白本.
沈める鐘の殺人
沈める鐘の殺人
著:赤川 次郎,解説:山前 譲
講談社文庫
名門女子学園に赴任した若い女教師はいきなり夜の池で美少女を救うことになる。折しも、ひと気のない園内で鐘が暗く鳴りはじめた……。不吉な予感は適中した。この学園には過去に怪事件があり、現在にも尾をひいているらしいのだ。女教師の前に出現する奇妙な出来事、奇妙な人物!
電子あり
トンカチと花将軍
トンカチと花将軍
著:舟崎 克彦,著:舟崎 靖子,解説:今江 祥智,装丁:菊地 信義,装画:舟崎 克彦
講談社文庫
花を求めて、森へ探検に出かけた少年。そこで見たものはふしぎな世界の連続だった。動物と少年の心あたたまる交流を描いたユーモア・ファンタジー! ーーある日突然、街から姿が消えた花をさがして、少年トンカチは花畑の中のあねもね館へ。そこは、シャムねこのヨジゲン、空飛ぶ馬のシューテンサック、そしてくしゃみの将軍などがくりひろげる、おかしなおかしな、けれど心優しい人間と動物たちの世界。児童文学という枠を超えて、大人も愉しめるユニークな、ナンセンス・ファンタジー童話の佳篇。
電子あり