講談社文庫作品一覧

現代悪女伝 性の深渊
現代悪女伝 性の深渊
著:梶山 季之,装丁:菊地 信義,装画:じょいじょあな
講談社文庫
男と女の性の到達点を多角的に描く連作集.大阪の株屋が,銀座のホステスに惚れた.美代というその女性には.ある肉体的秘密があった.肉体におぼれ美代のいうままに金を出す男は株屋だけではなかった!
電子あり
巨船 ―SOS!タイタニック号―
巨船 ―SOS!タイタニック号―
著:岡本 好古,解説:尾崎 秀樹,装丁:菊地 信義,装画:生頼 範義
講談社文庫
世界最大の海灘事故をえがくスペクタクル.1912年4月14日深夜,処女航海の豪華客船タイタニック号は大氷山に遭遇,絶叫を残して大西洋に沈んだ  .他に機械と人間をテ-マにした話題作3編
日本の中の朝鮮文化(4)紀伊・伊賀・伊勢・志摩
日本の中の朝鮮文化(4)紀伊・伊賀・伊勢・志摩
著:金 達寿,装丁:市川 英夫
講談社文庫
黒潮に洗われる紀伊・伊勢を舞台に、波にのって渡来した古代朝鮮文化の跡を探る。「木の国」=紀伊の先住氏族を高句麗にたどり、伊勢神宮の舞楽に新羅の“楽の音”を聴きとる。著者の筆はますます冴える。これまでの「記紀」史観による日本古代史を、実証的踏査でくつがえす、衝撃の第4巻。乞う愛読!
電子あり
私の歳月
私の歳月
著:池波 正太郎
講談社文庫
貧乏のなかにも活気がみなぎっていた戦前の下町暮らし、青春の夢を限りなく豊かにしてくれた映画への熱い想い、そして旅の楽しみ──人気作家の円熟した温かな人柄の魅力を、対談・座談会などを織りまぜて多面的に伝えるエッセイ集。現代に失われたうるおいと余裕(ゆとり)が豊潤に息づく池波ファン必読の好著。(講談社文庫) 貧乏のなかにも活気がみなぎっていた戦前の下町暮らし、青春の夢を限りなく豊かにしてくれた映画への熱い想い、そして旅の楽しみ──人気作家の円熟した温かな人柄の魅力を、対談・座談会などを織りまぜて多面的に伝えるエッセイ集。現代に失われたうるおいと余裕(ゆとり)が豊潤に息づく池波ファン必読の好著。
中原将棋勝局集
中原将棋勝局集
著:中原 誠,解説:田辺 忠孝,装丁:菊地 信義,装画:山藤 章二
講談社文庫
自然流とよばれる中原将棋の本質を分析する大山,米長,加藤ら多くの巨人たちとの激闘の棋譜を再現し,勝負のポイントを解説する自戦記.自然流の駒の動きがわかりやすく,棋力アップに好個の書.
海を感じる時
海を感じる時
著:中沢 けい,解説:川村 二郎,装丁:菊地 信義,装画:北村 紀子
講談社文庫
ベストセラ-となった18歳の処女作文庫化あれは愛だったのだろうか,それとも  .不安定で多感な高校生の性体験をみずみずしい感覚で描き群像新人賞を受賞した表題作に書下ろし短篇を付す.
第三次世界大戦(下)
第三次世界大戦(下)
著:ジョン・ハケット,訳:青木 栄一,装丁:菊地 信義,装画:谷口 茂
講談社文庫
”近未来戦争”の実体をあますことなく描くハケット将軍の予測は現実となるのか,あるいは裏切りとなるか? 国際情勢,軍事技術を背景に,”第三次世界大戦”の恐怖がリアルに迫る.
第三次世界大戦 (上)
第三次世界大戦 (上)
著:ジョン・ハケット,訳:青木 栄一,装丁:菊地 信義,装画:谷口 茂
講談社文庫
1985年8月,”第三次世界大戦”勃発!刻一刻と変化する世界情勢を背景に,膨大な資料と軍事・外交上の最新専門知識をもとに元NATO軍司令官がまとめあげた人類未来への警告の書.
母子変容(下)
母子変容(下)
著:有吉 佐和子,解説:橋本 治,装丁:大泉 拓
講談社文庫
フットライトを浴びる清純スター・葵輝代子は、母親の愛人とも知らずに、ひとりの男を愛するようになる……。母への激しい憎悪は、整形美容に駆りたて、清楚な美貌は、妖艶な女に変容してゆく。――男の事故死で、ふたりの女の愛憎のドラマに幕が下りる。女の生の烈しさを精緻に描き切った有吉文学の傑作長編。<上下巻>
電子あり
母子変容(上)
母子変容(上)
著:有吉 佐和子,装丁:大泉 拓
講談社文庫
母親は、娘に嫉妬の焔(ほむら)を、娘は、母に憎悪の刃(やいば)を……。女優であり、母娘であるふたりの女の凄まじい葛藤のドラマの幕が上る。ーー新劇界の女王・森江耀子の前に、幼くして別れた娘が映画スターとして現われる。そして母親譲りの清冽な美貌は、映画界を魅了する……。ふたりの心は芸能界の波間に翻弄され、縺れ微妙にくい違ってゆく。<上下巻>
電子あり
恋をする女たちへ
恋をする女たちへ
著:笹沢 左保,解説:関口 苑生,装画:宇野 亜喜良,装丁:菊地 信義
講談社文庫
捨てられた、裏切られた、騙された、といった言葉が、いまだに女性の間に、当然のことのように通用している。何とも不思議なことだ。いったい、現代の若い男女に、恋愛や結婚というものがわかっているのだろうか? ――愛の実践経験豊かな著者が、初めて愛の諸問題(男女の心理や生理)を、徹底的に告白・検討して教える、長編ラブ・ガイド・エッセイ。
電子あり
夏服を着た女たち
夏服を着た女たち
著:I・ショ-,訳:常盤 新平,装画:和田 誠,装丁:菊地 信義
講談社文庫
日曜日の朝、柔らかな陽に包まれたニューヨーク五番街を散歩する夫婦。久し振りに2人だけの時間を過ごそうと妻はあれこれと計画するが、街を行く若い女性に対する夫の目が気になって……(表題作)。軽妙な夫婦の会話を軸に、男と女の機微を描く洒落た都会小説のエッセンスと10篇を収録。
知的風景の中の女性
知的風景の中の女性
著:渡部 昇一,装丁:瀬川 憲三
講談社文庫
男女ともに人間であるから、人間という点では、同じである。しかし、また、単なる「人間」なるものは、どこにも存在せず、必ず男か女であることも、また事実である。生物学的な差異から、歴史的・社会的な役割まで、冷静に考えてみると、男と女は、常に相補的な関係にあることがわかる。おたがいに理解しあうための、知的女性論。
電子あり
読書の旅
読書の旅
著:森本 哲郎,装丁:菊地 信義,装画:安野 光雅
講談社文庫
電子あり
花祭
花祭
著:平岩 弓枝
講談社文庫
裕福だが愛のない夫との家庭から、調香師として自立しようと香水会社で働き始めた彩子。完成された大人の女の魅力を発散する彩子の前に、激しい愛を寄せる青年調香師・彰吾が現われて――。東京と南仏の香水の町・グラスを結んで燃え上がる2人の恋とその悲しい行方を濃密な香水の香りのなかに描く長編小説。
いい女・いい出逢い
いい女・いい出逢い
著:畑山 博,装丁:菊地 信義,装画:平松 尚樹
講談社文庫
いま、まぶしく光っている女たち。なにが彼女たちをそんなにまぶしくさせるのか。その生きがい、結婚、恋愛、仕事、自立は? この本の中で何人もの彼女たちに出逢って、あなたらしい「いい女」になるカギを読みとってください。……「いい女」になりたいあなたのために書かれた、真情あふれるメッセージ。
電子あり
こころ(下)
こころ(下)
著:瀬戸内 晴美
講談社文庫
文子の家庭では、次男の純二が、大学受験に失敗して情緒不安、また長女・梓は、妻子ある男との恋に綱渡りの毎日を送っている。純二は放浪の旅に出て、途中、母の親友・啓子の家に立ち寄る。啓子の娘・和美との間に恋が芽生えそうになるが、二人の間では微妙なズレが……。世代の差、男女の亀裂など、現代の内奥に迫った話題作。<上下巻>
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こころ(上)
こころ(上)
著:瀬戸内 晴美
講談社文庫
太平洋戦争のさなかに女子大を卒業した文子と啓子は、そのあと東京と四国とに分れて、それぞれ妻として母として「女の一生」を体験する。お互い、夫の不貞に泣かされ、また、子供たちの気まぐれな処生に悩まされる人生だった。いま、やっと平穏な生活を得たかにみえる彼女らだが、その内面の光景は? 人生の深淵をえぐる問題の作品。<上下巻>
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ジュラルミン色の空
ジュラルミン色の空
著:重兼 芳子,解説:大橋 健三郎,装丁:菊地 信義,装画:司 修
講談社文庫
林立する超高層ビルの影が長くのびる新宿の空の下で、酒場を営む独身の京子。戦争体験以来、妻がありながら男としての機能をはたしていない友一。ボクサーをめざす留にいのちをかける「特殊看護婦」上がりの信子。戦争の影を長く曳きながら今日を生きる、3人の男女の織りなす愛といのちのドラマと破局を描く秀作。
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石川節子 愛の永遠を信じたく候
石川節子 愛の永遠を信じたく候
著:澤地 久枝,その他:菊地 信義,装丁:秋山 法子
講談社文庫
石川節子は、夫である石川啄木の愛と才能に命を賭けて生きた、果敢な女。天才詩人と謳われた啄木の多くの詩歌も、病気と貧困にめげぬ妻の献身なしにはありえない。だが、その晩年、節子は生活に疲れ、思想的に大きく成長していく啄木から、決定的に取り残されていく……ひとつの愛に殉じた、明治の女の哀切な生涯。
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