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2012.09.28発売
ドリーマーズ
講談社文庫
父の一周忌のために故郷の街に暮らす妹夫婦を訪ねた「わたし」は、すっと眠りに引き込まれて、自分が死んだことに気づいていない父を夢に見る――。日常でふいに感じる思いのはかなさは、夢を思い出そうとするときのもどかしさに似ている。夢も現もない交ぜになった目の前にある世界のかけがえのなさを描いた連作短篇集。(講談社文庫)
目の前にある風景に紛れ込む夢の時間。
わたしは、自分が死んでいることに気づいていない父の夢を見た。
著者の魅力がギュッと詰まった連作短篇集
父の一周忌のために故郷の街に暮らす妹夫婦を訪ねた「わたし」は、眠りに引き込まれて、自分が死んだことに気づいていない父を夢に見る――。日常でふいに感じる思いのはかなさは、夢を思い出すときのもどかしさに似ている。夢も現(うつつ)もない交ぜになった目の前にある世界のかけがえのなさを描いた連作短篇集。
●ハイポジション
●クラップ・ユア・ハンズ!
●夢見がち
●束の間
●寝ても覚めても
●ドリーマーズ

2012.09.28発売
胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿
講談社文庫
4年前、父親の反対を押し切ってヴェトナムに嫁いだ四条彰子が、京介と深春に助けを求めてきた。一家の長老、レ老人との軋轢がその理由だ。なぜか日本人を嫌うレ老人。その原因は90年前の事件にあるらしい。そして、ハノイに飛んだ京介たちの目前で再び事件が起きた。建築探偵桜井京介の事件簿、第3部開幕! (講談社文庫)
4年前、父親の反対を押し切ってヴェトナムに嫁いだ四条彰子が、京介と深春に助けを求めてきた。一家の長老、レ老人との軋轢がその理由だ。なぜか日本人を嫌うレ老人。その原因は90年前の事件にあるらしい。当時、レ家に寄宿していた日本人青年が謎の死を遂げ、直後に令嬢が出奔。令嬢の弟で8歳だった少年は、愛する二人を同時に失い、心に深い傷を負ったのだ。歴史の波に翻弄されながら、レ家は命脈を保ってきたが、レ老人の心から悲劇の記憶が離れることはなかった。京介らはハノイに飛び、90年前の事件を解き明かそうとするが、その目前で再び事件が起きた。 建築探偵桜井京介の事件簿、第3部開幕!

2012.09.28発売
透明人間の納屋
講談社文庫
昭和52年夏、密室状態のホテルの部屋から一人の女性が消え失せ、海岸で死体となって発見された。孤独な少年・ヨウイチの隣人で、女性の知人でもあった男は「透明人間は存在する」と囁き、納屋にある機械で透明人間になる薬を作っていると告白する。混乱するヨウイチ。心優しき隣人は犯人なのか? やがて男は外国へ旅立ち、26年後、一通の手紙がヨウイチのもとへ届いた。そこには驚愕の真相が記されていた! (講談社文庫)
昭和52年夏、日本海側のとある町。母子家庭に育った少年・ヨウイチは、友達に恵まれず孤独な毎日を送っている。そんな彼が唯一心を開き、尊敬しているのが、印刷業を営む隣人・真壁さんだ。心優しき真壁さんもヨウイチとその母に心を寄せ、ヨウイチにさまざまな話をしてくれる。外国には、花が咲き誇り、貧富の差もいっさいない理想郷が存在すると説き、お母さんも連れて一緒に行こうと誘う。その一方で、「透明人間はこの世にいるんだよ」などと不思議な話をすることもあるのだ。そうしたなか、密室状態のホテルの部屋から女性が消え失せ、海岸で死体となって発見されるという不可解な事件が起きる。被害者の女性は真壁さんのところへ出入りしていて、ヨウイチも見知った人だった。世間が事件の謎をめぐって騒ぎ出していたさなか、ヨウイチは真壁さん宅の納屋にある印刷機に興味を持ち、動かしてくれるようにねだるが、真壁さんはいつになく表情を固くし、じつはこの機械で透明人間になる薬を作っていると告白する。混乱するヨウイチ。真壁さんは殺人事件の犯人なのか? 疑念は深まり、ヨウイチは真壁さんに厳しい言葉を投げつけてしまう。やがて真壁さんは印刷業を人手に渡し、外国へ旅立っていく。そして26年後、一通の手紙がヨウイチのもとへ届いた。そこには驚愕の真相が記されていた!

2012.09.28発売
新装版 殺しの双曲線
講談社文庫
差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。西村京太郎初期作品中、屈指の名作! (講談社文庫)
雪のために孤立した山荘で順番に殺されてゆく
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に真っ向から挑んだ、本格ミステリーの傑作!
鮮やかなプロット 名著復活!
差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。
西村京太郎初期作品中、屈指の名作!

2012.09.28発売
深山木薬店説話集<薬屋探偵妖綺談>
講談社文庫
美形の妖怪三人組が営む「深山木薬店」。彼らが織りなす「薬屋探偵妖綺談」シリーズの番外編。シリーズの前史となる、リベザルが秋や座木と知り合ったときの話、秋と零一の出会い。そして、シリーズの最終巻で、秋が旅立った後の、座木とリベザルの選択まで。次なるシリーズ「怪奇譚」の序章ともなる、必読の短編集。(講談社文庫)
秋が深山木(ふかやまぎ)薬店を旅立った後の、座木(くらき)とリベザルの選択は……?
薬屋探偵妖綺談 シリーズの前史と、その後!
美形の妖怪三人組が営む「深山木薬店」。彼らが織りなす「薬屋探偵妖綺談」シリーズの番外編。シリーズの前史となる、リベザルが秋や座木と知り合ったときの話、秋と零一の出会い。そして、シリーズの最終巻で、秋が旅立った後の、座木とリベザルの選択まで。次なるシリーズ「怪奇譚」の序章ともなる、必読の短編集。
秘密/ジンクイエ/深山木薬店(一 真空中殺人事件 Case of Ribesal、二 忘れられた目的 Case of Mr.chemist、三 回帰 Case of Kuraki)/忘れ物/猫/二週間/名のない悪魔/四季/花/深山木薬店 改

2012.09.28発売
本ボシ
講談社文庫
河原で少女の全裸死体が発見されて、初めて捜査本部に詰めることになった一杉研志。目撃情報から浮かび上がったのは、とかく噂の絶えない小学校教師。その不敵な容疑者が取調官の説得に落ちた瞬間、事件は解決した……。しかし2年後またもや起きた少女殺害事件に、研志の過去までが甦る。『図地反転』改題。(講談社文庫)
「被疑者はクロだ。そう信じろ。その気迫が、相手を突き崩すんだ」
必死の捜査があぶり出した容疑者は、果たして本当に「真犯人」なのか?
乱歩賞受賞作『沈底魚』の作者が放つ、捜査心理ミステリー!
河原で幼女の全裸死体が発見されて、初めて捜査本部に詰めることになった一杉研志(ひとすぎけんじ)。目撃情報から浮かび上がったのは、とかく噂の絶えない小学校教師。その不敵な容疑者が取調官の説得に落ちた瞬間、事件は解決した……。しかし2年後またもや起きた幼女殺害事件に、研志の過去までが甦る。
『図地反転』改題。

2012.09.28発売
走れ、セナ!
講談社文庫
音速の貴公子から名前をもらった小学5年生のセナは、足の速さには自信があったのに、クラス対抗リレーで一ノ瀬さんに負けてしまう。彼女は〈AC宮の坂〉に所属する全国大会4位の選手だったのだ。彼女と一緒に走れる競技会に向けて練習しようという矢先、学校の事情で陸上部が解散するって!? ピンチ! (講談社文庫)
どうして学校が勝手に陸上部を解散するの?
どうやったら一ノ瀬さんみたいに速く走れるの?
どうしてうちにはお父さんがいないの?
読めばあなたもセナを応援したくなる!
青春小説の大型新人デビュー作!
音速の貴公子から名前をもらった小学5年生のセナは、足の速さには自信があったのに、クラス対抗リレーで一ノ瀬さんに負けてしまう。彼女は<AC宮の坂>に所属する全国大会4位の選手だったのだ。彼女と一緒に走れる競技会に向けて練習しようという矢先、学校の事情で陸上部が解散するって!? ピンチ!

2012.09.28発売
霧笛の余韻
講談社文庫
霧笛が呼ぶ襟裳岬ですれちがった謎の美女千鶴子は、新進作家白沢に死の影を落とし、朝里川温泉のホテル火災で消息を絶つ。社長秘書の彼女には五億円着服の噂がまつわり、同社の幹部が墜落死した。両事件の関連を牛尾刑事は疑い、白沢は瓜二つの妹志鶴子と共に姉の足跡を追う。終着地で見た天地が逆転するほどの人間の暗黒とは? (講談社文庫)
先生、また私の中に姉を見ているんでしょう。
五億円着服の嫌疑をかけられ失踪した姉。
瓜二つの妹とともに足跡を追う。

2012.09.28発売
獣の樹
講談社文庫
ある日ある朝、西暁町で、十四歳くらいの僕が馬から生まれる。記憶も名前もない。でも名前なんかいらない、と思う。自分が誰だってどうでもいい――のに、正彦が僕を弟にする。それからヒトとしての生活にようやく馴れてきたところに、蛇に乗る少女楡(にれ)が現れ、僕を殺人現場に誘う。冒険が始まる。失踪した父親。地下密室。殺人。獣の大革命。そして恋。混乱と騒動の中、僕は暗い森を駆ける駆ける駆け抜けていく。講談社文庫
凄まじい文圧! 研ぎ澄まされた感性! 疾走する展開! めくるめく陶酔!
構築と破壊、拡散と収斂、死と再生を繰り返す、舞城ワールドの新たな渦!
ある日ある朝、西暁町で、十四歳くらいの僕が馬から生まれる。記憶も名前もない。でも名前なんかいらない、と思う。自分が誰だってどうでもいい――のに、正彦が僕を弟にする。それからヒトとしての生活にようやく馴れてきたところに、蛇に乗る少女楡(にれ)が現れ、僕を殺人現場に誘う。冒険が始まる。失踪した父親。地下密室。殺人。獣の大革命。そして恋。
混乱と騒動の中、僕は暗い森を駆ける駆ける駆け抜けていく。
舞城王太郎が講談社100周年記念書下ろしで投下した、新しい小説。

2012.09.28発売
囮同心 八丁堀手控え帖
講談社文庫
隠密廻り深見十兵衛は、遠山奉行から材木商付け火の調べ直しを命じられる。定町(じょうまち)廻りが捕らえた大工の卯之吉(うのきち)が自白を翻したのだ。だが、現場にいた左官は殺され、十兵衛の片腕の岡っ引き元太郎の下っ引きが水死体となった。狙われているのは、真相に近づいている証しなのか。黒幕をあぶりだすため、あえて敵に身をさらした十兵衛を標的に、火矢が襲う! (講談社文庫)
この江戸の空の下、黒幕(ホンボシ)は嗤(わら)っているはずだ。
幾度も大火に見舞われた江戸では、火付けは重罪。
定町(じょうまち)廻りが捕らえた卯之吉は、下手人ではないのか。
隠密廻り深見十兵衛は、身体を張った調べを始める--。
遠山奉行の抜擢で隠密同心となった”ぶらり十兵衛”こと深見十兵衛。紙問屋と材木屋に付け火した咎で捕らわれている卯之吉という男が、自白を翻した。卯之吉の仕業と疑わない定町廻りたちだが、奉行は十兵衛に調べ直しを命じる。だが現場を目撃した左官は殺され、探りを入れていた下っ引きも水死体で見つかった。解決の糸口になりそうな者が、次々殺されていく。材木商は大火のあとには大儲けができる。材木商丸木屋のおかみと番頭の密通の噂を聞いた十兵衛は、定町廻りらの妨害にめげず独断で動き出す。だが、闇夜に襲撃されてしまう。標的となるべく、あえて身をさらす十兵衛だが。潜行捜査で突っ走る隠密同心の活躍!

2012.09.28発売
新・平成好色一代男 隣人と。女子アナと。
講談社文庫
隣室の美女、弁護士、警備員、女子アナと陽介の女運は冴え渡って……。絶妙の連作官能12話。完結編。単身赴任中の野上陽介は食品メーカーに勤務するサラリーマン。秘伝の書の力もあり、充実の独り身生活を送っている。マンションに帰れば、隣に住む志穂と女友達の3人で……。会社では取材に来た女子アナと……。女運に恵まれた濃密な日々は続き、いよいよ最高潮に! 週刊現代連載、連作官能短編完結の12話。(講談社文庫)
隣室の美女、弁護士、警備員、女子アナと陽介の女運は冴え渡って……。絶妙の連作官能12話。完結編。
単身赴任中の野上陽介は食品メーカーに勤務するサラリーマン。秘伝の書の力もあり、充実の独り身生活を送っている。マンションに帰れば、隣に住む志穂と女友達の3人で……。会社では取材に来た女子アナと……。女運に恵まれた濃密な日々は続き、いよいよ最高潮に! 週刊現代連載、連作官能短編完結の12話。

2012.09.28発売
新・平成好色一代男 元部下のOL
講談社文庫
会議のため、地元に帰った陽介は夜のオフィスに。元部下のOL、明日香がひとり残業をしていて……。東京から会議のため、福岡に戻った野上陽介。長引いた会議が終わり、以前の部署を訪ねると、一人残業をしていたのは、美人と評判のかつての部下、進藤明日香だった。半年前に恋人と別れたばかりという彼女とオフィスで話し込みながら二人の距離は次第に近づいていく。週刊現代連載連作短編10話を収録。(講談社文庫)
会議のため、地元に帰った陽介は夜のオフィスに。元部下のOL、明日香がひとり残業をしていて……。「週刊現代」好評連載!
東京から会議のため、福岡に戻った野上陽介。長引いた会議が終わり、以前の部署を訪ねると、一人残業をしていたのは、美人と評判のかつての部下、進藤明日香だった。半年前に恋人と別れたばかりという彼女とオフィスで話し込みながら二人の距離は次第に近づいていく。週刊現代人気連載の連作短編10話を収録。

2012.09.28発売
隠密拝命 八丁堀手控え帖
講談社文庫
春うららの鎌倉河岸。隠密廻り同心高村新三郎が死体で発見された。本所見廻りの深見十兵衛は、遠山奉行から後任に抜擢される。定町廻りと違い、単独行の多い隠密廻り同心。高村は誰に狙われたのか。恩人高村の岡っ引きらを譲り受けた無外流の”ぶらり十兵衛”は、先輩同心の無念を晴らせるか。熱き心で切れ味あざやか、傑作捕物帖! (講談社文庫)
凶盗鈴ヶ森の弥七を追っていた先輩同心が殺された。新米隠密廻り同心、深見十兵衛の初仕事! 十兵衛をなにかと目の敵にする定町廻りらのハナを明かせるか!?

2012.09.28発売
新・平成好色一代男 秘伝の書
講談社文庫
秘伝の書が男の背中を押した。真面目な心に何かが芽生える――。メーカーに勤務する野上陽介は福岡で妻と中学生の娘と平凡に生活していた。そんな彼が東京本社へ転勤、単身赴任することに。四十男の一人暮らし。古書店で手に入れた本に一冊の小冊子が挟まれていた……「週刊現代」連載小説、新シリーズ第1巻。(講談社文庫)
秘伝の書が男の背中を押した。真面目な心に何かが芽生える――。
メーカーに勤務する野上陽介は福岡で妻と中学生の娘と平凡に生活していた。そんな彼が東京本社へ転勤、単身赴任することに。四十男の一人暮らし。古書店で手に入れた本に一冊の小冊子が挟まれていた……「週刊現代」連載小説、新シリーズ第1巻。

2012.09.28発売
失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿
講談社文庫
四月一日のW大講堂前を皮切りに開始された連続爆破事件。ハンドル・ネーム≪火刑法廷≫の犯行予告はなにを語る。故郷を捨ててさまよう少年、過去を引きずる男女、我が子を亡くした父。魂の置き場を喪失したものたちが、巨大都市・東京で交錯する時、その救済は何処(いずこ)に。建築探偵シリーズ第二部、堂々の完結。(講談社文庫)
東京の街そのものが謎であり、罠――
連続爆弾事件に名探偵・桜井京介が挑む
四月一日のW大講堂前を皮切りに開始された連続爆破事件。ハンドル・ネーム≪火刑法廷≫の犯行予告はなにを語る。故郷を捨ててさまよう少年、過去を引きずる男女、我が子を亡くした父。魂の置き場を喪失したものたちが、巨大都市・東京で交錯する時、その救済は何処(いずこ)に。建築探偵シリーズ第二部、堂々の完結。

2012.09.28発売
アウト & アウト
講談社文庫
探偵見習いで元ヤクザ。矢能(やの)が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。(講談社文庫)
痛快無比の悪漢探偵小説、登場!
矢能政男、45歳。元ヤクザ。小学2年生の少女・栞と二人で探偵事務所を営んでいる。
「仕事は最後までやるべきだと思います」
「俺はまだ修行中なんだ」
「大人なんだからもっと我慢してください」
「てめえは俺の母親か」
探偵見習いで元ヤクザ。矢能(やの)が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。
『ジパング』『沈黙の艦隊』漫画家 かわぐちかいじ
「木内ハードボイルドは、おかしく、痛く、せつない。男の真実を知りたければ、これを読むしかない。」

2012.09.28発売
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
講談社文庫
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)
ど派手なペテン、仕掛けてやろうぜ!!
「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品
道尾秀介の大人気作品がついに文庫化!
第62回日本推理作家協会賞受賞作品
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに!

2012.09.28発売
平成好色一代男 和装セレブ妻の香り
講談社文庫
鎌倉の実家の近くで今日介は、黒髪の甘い香りと長い睫毛(まつげ)が魅力的な和服の若妻、森下美佐子と知り合う。草履(ぞうり)の鼻緒(はなお)を直すため、誰もいない今日介の実家へ。そして、足のツボを診ることに。白い足袋(たび)を脱がし、素足の裏が露(あら)わになって……。官能の名匠が贈る新境地、その第1シリーズ完結編。週刊現代連載小説。(講談社文庫)
「では、帯をはずしましょうか……」
不惑を越えた文具メーカーの営業、与野今日介(きょうすけ)の毎日は期せずしてときめいていた。出会う女性と次々と……。
睦月影郎、週刊現代好評連載!!
鎌倉の実家の近くで今日介は、黒髪の甘い香りと長い睫毛(まつげ)が魅力的な和服の若妻、森下美佐子と知り合う。草履(ぞうり)の鼻緒(はなお)を直すため、誰もいない今日介の実家へ。そして、足のツボを診ることに。白い足袋(たび)を脱がし、素足の裏が露(あら)わになって……。官能の名匠が贈る新境地、その第1シリーズ完結編。週刊現代連載小説。

2012.09.28発売
新世界より(下)
講談社文庫
夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近付くために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的大傑作! PLAYBOYミステリー大賞2008年 第1位、ベストSF2008(国内篇) (講談社文庫)
PLAYBOYミステリー大賞2008年 第1位
希望――阿鼻叫喚の果てに。
本当の敵は誰なのか。人間は舵を切り直せるのか。
大森望氏大絶賛!!
「傑作揃いの貴志作品の中でも、私見ではこれがきわめつきの最高傑作じゃないかと思う」――<文庫解説より>
夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近付くために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的傑作!

2012.09.28発売
新世界より(中)
講談社文庫
町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(講談社文庫)
プラチナ本 OF THE YEAR 2008『ダ・ヴィンチ』第1位
恐怖とは内から芽ぐむ。
人間の心から出た膿が、社会を、自らを異形化させる。
心に埋め込まれた暗示が、都合の悪い記憶が蘇るのを妨害しているのだろうか。知らない方が安全――でも。警告は繰り返される。
町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。