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美貌のサラマンドラ 禍つ姫の系譜(3)
2007.07.13発売
美貌のサラマンドラ 禍つ姫の系譜(3)
著:高瀬 美恵,絵:祐天寺 あこ
講談社X文庫ホワイトハート
桔梗ハイツの大家・桔梗潮(うしお)は困っていた。半年前、妻を火事で失った201号室の住人・小滝(こたき)が、家賃を滞納していたのだ。決心して取り立てにいった潮は、留守番をしていた7歳の娘・美萌(みもえ)に「騎士様になって」と迫られ、ほうほうの体(てい)で戻ってくる。ところがその直後、天界将軍イリアッドが妖しげな魅力を持つ美萌に急接近していた!!華麗なる少女戦士が舞う、艶やかなバトルアクション・ノベル第3幕!!
電子あり
白昼のエンジェル 禍つ姫の系譜(2)
2007.07.13発売
白昼のエンジェル 禍つ姫の系譜(2)
著:高瀬 美恵,絵:祐天寺 あこ
講談社X文庫ホワイトハート
魔王ルドヴィースの従者アランドラを追い、地上に舞い降りた、天界の追捕使(ハンター)セロニア。彼は、アランドラの周囲にいる一奈(いちな)の強大な力に恐れをなし、一奈打倒のために、1人の少女──鈴木紅(すずきくれない)に目をつけた。4年前、一奈に両親を殺された記憶を与えられた紅は、超難関の試験に合格し、白雪女学院に編入。何も知らない一奈に近づくが……!?華麗なる少女戦士が舞う、艶やかなバトルアクション・ノベル第2幕!!
電子あり
失墜のミネルヴァ 禍つ姫の系譜(1)
2007.07.13発売
失墜のミネルヴァ 禍つ姫の系譜(1)
著:高瀬 美恵,絵:祐天寺 あこ
講談社X文庫ホワイトハート
永禄(えいろく)10年のある雪の日、少女結社の一団を壊滅させた黒桔梗(くろききょう)の長──桔梗時貞(ときさだ)の前に、闇の世界を統べる魔王が降りたった。そして四百数十年後の現在──。桔梗一族の年若き長にして、因縁を知らず少女結社の末裔を率いる桔梗一奈(いちな)のもとに、闇の王が再び姿を現す。魔王は、桔梗の長が持つ銀環(ぎんかん)を奪い、忠誠を強要するが……!? 華麗なる少女戦士が舞う、艶(あで)やかなバトルアクション・ノベル開幕!!
電子あり
海を感じる時・水平線上にて
2007.07.13発売
海を感じる時・水平線上にて
著:中沢 けい
講談社文芸文庫
《海は暗く深い女たちの血にみちている。私は身体の一部として海を感じている。……》年上の男子生徒とのセックスの体験を鋭利な感覚で捉えて、身体の芯が震える程の鮮烈な感銘を与えた秀作。作家の出発を告げた群像新人賞受賞「海を感じる時」と、大学生となった、その後の性意識と体験を描き深めた野間文芸新人賞「水平線上にて」。力作2篇収録。
電子あり
白い屋形船・ブロンズの首
2007.07.13発売
白い屋形船・ブロンズの首
著:上林 暁
講談社文芸文庫
脳溢血で、右半身、下半身不随、言語障害に遭いながら、不撓不屈の文学への執念で歩んだ私小説の大道。読売文学賞「白い屋形船」川端賞「ブロンズの首」ほか、懐しく優しい、肉親・知友そして“ふるさと”の風景。故郷の四万十川のように、人知らずとも、汚れず流れる、文学への愛が、それのみが創造した美事な“清流”。
電子あり
啼く鳥の
2007.07.13発売
啼く鳥の
著:大庭 みな子
講談社文芸文庫
『三匹の蟹』で「群像新人賞」「芥川賞」両賞を受賞し、戦後日本文学史の中でも異例の衝撃的デビューをした大庭みな子の、作家活動20年の頂点を示す、深い人間理解と鋭い人生凝視の力作『啼く鳥の』。野間文芸賞受賞。
電子あり
日蓮
2007.07.13発売
日蓮
著:山岡 荘八
立正安国は法華経にあり!南無妙法蓮華経!捧げるは男の情熱。信ずるはその一念──安房国小湊の漁家に生を享けた善日丸は幼くして清澄山に入った。以来、救国の道を求めて懸命に切磋琢磨、勉学に励む。だが時の政権も民衆もいっかな眼を開こうとしない……迫害を超えて、信念を貫く炎の聖者の半生。
電子あり
源頼朝(3)
2007.07.13発売
源頼朝(3)
著:山岡 荘八
伊豆に流されて21年、ようやく決起の時は来た。石橋山の旗揚げに敗れて安房へ逃れた頼朝だが、たちまち大軍を呼集して鎌倉に入った。源平の雌雄を決する富士川の合戦は、水鳥の羽音に怯えて平家敗走。やがて清盛も死に、木曽義仲が京を占領。義経の軍は義仲、平家を滅ぼし、鎌倉時代の幕があける。
電子あり
傾く滝
2007.07.13発売
傾く滝
著:杉本 苑子,解説:神谷 次郎,装丁:菊地 信義,装画:淡谷 次郎
講談社文庫
大名題の家に生れ、類いまれな美貌で“江戸の華”と謳われた8代目団十郎。しかし彼は、肉親との葛藤に悩み、芝居町を弾圧するご政道に不安をつのらせ、ついに仇持ちの浪人宮永直樹への破滅的な愛にのめり込む。謎の死に至る団十郎の伝説的な生涯を、江戸歌舞伎を背景に描いた、初期の代表的長編小説。
電子あり
滴り
2007.06.08発売
滴り
著:勝目 梓,解説:結城 信孝
講談社文庫
道徳はもう捨てる官能を極めたい……。 細い筆先のように、襞をなぞり、入り込み、旋回する彼の舌……。常識も道徳もかなぐり捨てて性の迷路に踏み入る2人を待つものは何か。めくるめくエクスタシーへの道程、快楽に狂酔する男と女を赤裸々に記録した問題作。細密な筆致、息づまるほどの陶酔感で性の真実に迫る。(『狂酔の鍵』改題)
電子あり
黄泉からの誘い
2007.06.08発売
黄泉からの誘い
著:新田 一実,絵:笠井 あゆみ
講談社X文庫ホワイトハート
竜憲と大輔の周囲で奇妙な事件が渦巻く!! 妖怪や魔物が跳梁跋扈するサイキック・ノベル第12弾 海岸に打ち上げられた水死体が、検死の前に消えた、という怪現象が報道された。 時を同じくし、大道寺(だいどうじ)の顧客である会社重役・白石が、大道寺で預かっていた曰く付きの掛け軸を、返してほしいと申し出る。修一と同じ会社に勤める息子の嫁候補を、掛け軸の絵の変化で判断するというのだ。 ところが数日後、白石からただならぬ報告が届き、さらに修一からのSOSが!!一連の事件にはなんらかの関連があるのか!?
電子あり
黄昏に鬼が囁く
2007.06.08発売
黄昏に鬼が囁く
著:新田 一実,絵:笠井 あゆみ
講談社X文庫ホワイトハート
竜憲の目覚めぬ大道寺家に奇妙な依頼が!! 妖怪や魔物が跳梁跋扈する新サイキック・ノベル第11弾!! 殺人の記憶を持つ少年の依頼が、大道寺家に持ち込まれた。眠り続ける竜憲(りょうけん)と、目覚めを待つ大輔は、はたして……!? 竜憲が眠り続けて3か月の時が経った。 食事も医療行為もいっさい受け付けず、ただ大輔から注がれる生命力だけで回復を待つ竜憲に、一同は歯痒い思いをするばかり。 そんなある日、大道寺家に、3歳の時に人を殺した記憶が芽生えた、という少年の依頼が舞い込んだ。竜憲の代わりにと視た鴻(おおとり)は、単なる思い込みではないと判断する。 しかし、進展を見せぬまま数日が過ぎ、やがて危機を乗り越えた竜憲が目覚めた!!
電子あり
月下に嗤う影
2007.06.08発売
月下に嗤う影
著:新田 一実,絵:笠井 あゆみ
講談社X文庫ホワイトハート
嘉神の手にも負えない狼男の正体とは!? 妖怪や魔物が跳梁跋扈する新サイキック・ノベル第10幕!! 鴻の友人でフリーライターの中沢高志が、大輔に相談を持ちかけてきた。彼氏が狼男だと主張する女子高生がいるというのだ。 危険なことに竜憲をかかわらせたくない大輔は、数ヶ月前の事件で知り合った蠱物師・嘉神伝世を、中沢に紹介する。 ところが嘉神は、数日後、自分だけの手に負えるものではないと、竜憲を頼ってくる。 嘉神はこの1件に、主の魂を喰い殺した、凶悪な蠱の存在を見出したというが……!?
電子あり
佳人の棲む家
2007.06.08発売
佳人の棲む家
著:新田 一実,絵:笠井 あゆみ
講談社X文庫ホワイトハート
沙弥子が竜憲(りょうけん)に相談を持ちかけてきた。格式ある家の養女となった高校時代の友人・宇津木和歌菜(うつぎわかな)が、気持ちの悪い現象に悩まされているのだという。しかし、実際に会ってみた竜憲は、特別な霊の存在を感じとることができなかった。数日後、竜憲と大輔のもとに、蠱物師(まじものし)を名乗る青年・嘉神(かがみ)が訪ねてくる。和歌菜の実の父親から娘のお祓いを依頼された彼は、竜憲たちに協力を求めてくるが……!?
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時に佇つ
2007.06.08発売
時に佇つ
著:佐多 稲子
講談社文芸文庫
昭和初期のプロレタリア文学運動。弾圧下の非合法活動。戦前・戦中・戦後を通し真摯に闘い続ける著者が、激動の時代の暗い淀みを清冽、強靱な“眼”で凝視し、「時」の歪みの底に沈む痛ましくも美しきものを描出する自伝的短篇連作12篇。窪川鶴次郎の死の周辺を綴った「その十一」の章で川端康成文学賞を受賞。
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女の宿
2007.06.08発売
女の宿
著:佐多 稲子
講談社文芸文庫
大阪に住む友人の女流作家とその義妹の家に宿をかりた私。そこに偶然訪れた2人の女客。隣家から響く無遠慮な女の声。さりげない日常の中に、時代の枠に縛られながら慎しく生きる女たちの不幸と哀しみとを刻み込む、女流文学賞受賞作「女の宿」。ほかに名篇「水」、「泥人形」「幸福」など、人々の真摯な生きざまを見事に描き上げた13篇を収録。
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私の東京地図
2007.06.08発売
私の東京地図
著:佐多 稲子,解説:奥野 健男
講談社文芸文庫
上野池之端清凌亭のころ、丸善時代、芥川龍之介や中野重治らとの出逢い。非合法活動、結婚、敗戦……住み馴染んだ東京の街、戦禍で失われた街。様々な思い出を、人々の善意と真摯な営みの中に描く。戦争責任追及の渦中に身を晒しながら自らの過去を探り、心に自らを問い、自らを確かめるように書き刻んだ名作。
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源頼朝(2)
2007.06.08発売
源頼朝(2)
著:山岡 荘八
池禅尼(いけのぜんに)(平清盛の義母)の涙の嘆願で頼朝は命を救われた。伊豆へ流された頼朝は仏道三昧の日々に身をやつして再起の時を待つ。だが平家の権勢は衰えを知らず、苦渋にみちた10数年の歳月が流れる。彼の無聊(ぶりょう)の青春を救ったのは、伊東祐親(すけちか)の姫との恋、それに破れて頼った北条時政の娘政子との結婚であった。
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源頼朝(1)
2007.06.08発売
源頼朝(1)
著:山岡 荘八
平氏一門の横暴に抗して立った源氏最後の反乱は失敗に終る。この平治の乱に初陣した13歳の頼朝は、落武者となって吹雪の近江路をさまよう。父義朝(よしとも)は非業の死、兄の義平も捕われて斬られた。頼朝も捕まり京へ送られる。源氏一統の血を残らず絶やし、後顧の憂いを除かんとする平清盛の断は、むろん斬首。
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危険な夕暮
2007.06.08発売
危険な夕暮
著:阿部 牧郎,解説:郷原 宏
講談社文庫
男の官能を揺さぶる愛と性の極限! リスボンの酒場で出会った病院長夫人との禁断の愛に情事の炎が燃えさかる。 官能の昂ぶりは若い愛人との情事では得られないものだった。大晦日のリスボンで知り合った病院長夫人は病の影に怯えながらも真摯に愛に生きようとしていた。設計事務所を経営する中津にとって、夫人との禁断の愛は若い肉体にまさる貴重なものとなる。人生の秋を迎え極限を求めるように燃えあがる愛と性。
電子あり