新刊書籍

レーベルで絞り込む

今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者
2023.03.10発売
今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者
著:大久保 健晴
講談社現代新書
一九世紀後半、西洋は近代文明のモデルである一方で、独立を阻む脅威でもあった。この文明と独立の矛盾を乗り越えるために、福沢が重視したのが学問であった。グローバル化の始まりを目撃した蘭学者の軌跡。 【本書の内容】 当たり前の常識を疑い、意見の異なる他者と討議する。それこそが自由な空間であり、社会は前進する――。 学問と政治のあるべき姿を求めた福沢の思索を辿る。 ●演説・討論を生んだ徳川期の知的共同体 ●大坂の片隅でグローバル化の原理を探る ●攘夷思想とは異なる福沢の「兵学論」 ●自由と専制の戦いだった明治維新 ●自由は不自由のなかに生まれる? ●統計学ブームの火付け役 ●トクヴィルを援用した「地方分権」論 ●メディアの発展が情念をかりたてる ●蘭学者の「脱亜論」 福沢自身、明治八(一八七五)年公刊の『文明論之概略』のなかで、儒学が主流であった徳川時代と、西洋文明が洪水のように押し寄せる明治日本とは大きく異なると指摘し、まるで一つの身体で二つの人生を生きているようだとして、「一身にして二生を経るがごとく」と評した。政治社会は、「革命」的に変わった。では、この大きな動乱のなか、なぜ福沢はそうした鋭く冷静な洞察を提示できたのか。それは、福沢が徳川期から「蘭学」を通じていち早く西洋学術に触れていたからに他ならない。歴史は重層的であり、江戸と明治を架橋する文化的鉱脈の持続と変容に光を当てる必要がある。 徳川日本は、文化的な成熟を背景に、部分的とはいえ世界に開かれていた。その際、当時の学者たちが世界の情勢や学問を知るための手がかりとしたのが、蘭学であった。西洋世界との出会いについても、開国期からではなく、江戸期の西洋学である蘭学に遡って考えなければならない。――「はじめに」より ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
電子あり
ベストカーのトラックマガジンfullload VOL.48
2023.03.10発売
ベストカーのトラックマガジンfullload VOL.48
編:ベストカー
自動車雑誌の中でも多くの支持を頂いているベストカーが自信をもってお送りするトラック情報誌です。 最新トラックの新車紹介から道路行政、ドライバーの本音など、業界ナンバーワンのトラック誌は多彩な内容で充実度満点! ■【解説&試乗】新型eキャンターの魅力と実力を徹底検証 ■【新型車速報】16年ぶりのフルモデルチェンジ! いすゞ新型エルフ登場! ■【働くクルマの大図鑑】カーゴトラックのド定番 ウイングボディ ■【現地レポート】ダカール2023 日野チームスガワラの戦い ■【ビルダーの一台】美川ボデー「オールマイティ平ボディ」/パブコ「大型工作機械運搬車」 ■【ジャパントラックショー2022 話題の主役を追う】花見台自動車「セフテーローダ グライド4 プロトタイプ」 ■【新製品紹介】日本フルハーフの新大型ウィングエース ■【トピックス】見直しが決まった高速道路の深夜割引 他にも多彩な連載でトラックの情報をお届け致します。
電子あり
ゼロから学ぶRust システムプログラミングの基礎から線形型システムまで
2023.03.10発売
ゼロから学ぶRust システムプログラミングの基礎から線形型システムまで
著:高野 祐輝
通読して学習するRust入門書! 単なる文法の解説にはとどまらない。 実践的なソフトウェアの実装と、Rustの安全性を支える理論の学習を通して、ゼロから徹底的にマスターできる! サンプルコードもサポートページから提供! 【主な内容】 第1章 環境構築とHello, world! 第2章 Rustの基本 第3章 所有権・ライフタイム・借用 第4章 トレイト 第5章 モジュール・ドキュメント・テスト 第6章 正規表現 第7章 シェル 第8章 デバッガ 第9章 線形型システム 【正誤表】 https://github.com/ytakano/rust_zero/blob/master/errata.md
電子あり
もったいないばあさんの おいしい あいうえお
2023.03.10発売
もったいないばあさんの おいしい あいうえお
著:真珠 まりこ
おいしく楽しく学べるあいうえお表つき 「あかちゃん あーんと いただきます うまうま えぷろんかけて おいしいね」など、楽しいあいうえおの文とおいしそうなたべものイラストが紹介された絵本です。すべてひらがな表記なので、絵本をみながら、ひらがなもおぼえられる楽しくてためになる一冊。「あいうえおポスター」つき。
電子あり
いまさら入門 太宰治
2023.03.10発売
いまさら入門 太宰治
著:木村 綾子
講談社+α文庫
ダザイは「お笑い芸人」だった! 没後60年たったいまあらためて脚光を浴びる太宰文学の新解釈を、新鮮な視点とわかりやすい解説で綴る!――太宰治といえば、どんなイメージを持っていますか。破滅志向、酒好き・女好き、精神病院、自殺未遂、心中……。作中に綴られた孤独や堕落、不信感はまぎれもなく太宰治ならではの世界ですが、人の温もりを知っているからこそ孤独を語れるのです。ユーモアに富み、サービス精神旺盛で、人を愉しませるのが大好きだったお笑い芸人・太宰治。没後60年たったいまも読者を魅了し続ける太宰文学の真骨頂を、かつてない斬新な切り口で徹底紹介! ●アニメ「エヴァンゲリオン」は、「人間失格」のリメイク ●女心を鷲掴み、ネカマなダザイ ●ブログにはびこる、似非ダザイ ●ダザイの素顔はこんなにキュート ●入水自殺で死んだのは、かなづちだったから
電子あり
これでわかった「現代思想・哲学」大全
2023.03.10発売
これでわかった「現代思想・哲学」大全
著:鷲田 小彌太
講談社+α文庫
決定版哲学百科!――哲学は思考の技術であり、技術とは、正しい道筋をたどれば、誰でも到達可能な方法なのです。そして生きた哲学とは、ただ難解なのではなく、個人の生活に役立つ考え方でもあるのです。読んで学んでもいい、辞典代わりに引いてもいい、百科全書といえる本書は、哲学とは何かを知りたい人、哲学を復習したい人、哲学を現在の生活に生かしたい人に最適な一冊です!
電子あり
零戦の秘術
2023.03.10発売
零戦の秘術
著:加藤 寛一郎
講談社+α文庫
零戦は、なぜ強かったのか。その秘密とは? 天才的撃墜王・坂井三郎と名機・零戦の組み合せが人間と機械に想像を越えた能力を発揮させた。坂井は零戦をどのように駆使したのか。そして零戦は坂井にどう応えたのか。零戦の強さの秘密を科学的に解明するとともに、戦闘機乗りの超人的な精神と究極の技倆を明らかにする新たなる〈零戦伝説〉! 零戦のハイテクと、人間・坂井三郎の飛行技術を追究した著者渾身の書!!
電子あり
ノムラの教え 弱者の戦略99の名言
2023.03.10発売
ノムラの教え 弱者の戦略99の名言
著:野村 克也
最下位チームを日本一にし、放出選手を再生させた「言葉」の凄い力! 自身、無名高校からテスト入団し、捕手として打者として頂点を極め、監督としても万年Bクラスのチームを上常勝団に育て上げた野村克也氏。人間の能力や才能の差など、ほんの僅かにすぎない。その人の意識のありようで、現実はいくらでも変えられます。読む度に人生が変わる珠玉の言葉99を網羅した究極の一冊! ――弱者はいかに闘い、いかに勝つべきか。現実をどう認識し、戦略を練るかですべては決まる。闘う前から勝負を捨てた者にチャンスが巡ってくることはない――。自身、無名高校からテスト入団し、捕手として打者として頂点を極め、監督としても万年Bクラスのチームを常勝軍団に育て上げた野村克也氏。人間の能力や才能の差など、ほんの僅かにすぎない。その人の意識のありようで、現実はいくらでも変えられます。本書では、そんな野村監督がこれまで語ってきた至高の名言を厳選した、人生を変える名言集です。大人気漫画『グラゼニ』(週刊モーニング連載)とコラボレーションし、従来の常識をくつがえす、まったく新しい人生指南書として送り出します。世代年代を超えて、誰もがこれまでの自分が悔しくなってチャレンジせずにはいられなくなる言霊の書です。
電子あり
脳教育2.0 子どもに最も必要な能力HQ
2023.03.10発売
脳教育2.0 子どもに最も必要な能力HQ
著:澤口 俊之
8歳までが勝負!  読み書きソロバン+音楽で子どもの脳は劇的に変わる!!――拡がる「脳内格差」に打ち勝つには、就学前の一工夫で子どもの脳をバージョンアップ。効果が一生続く脳教育法で、一生幸せな脳にする。 ――近年の教育の混迷は「優秀な人材の育成」を阻み、このままでは「人材の枯渇」も社会的大問題になりかねない。そのなかで、子どもたちが社会的成功をおさめ、幸せな人生を送るために何が最も必要なのか? そのカギは幼少期におけるほんのひと工夫、そして「脳のオペレーティング・システム」HQに隠されていた!
電子あり
南十字星に抱かれて
2023.03.10発売
南十字星に抱かれて
著:福冨 健一
米最高裁の判断を初公開。「戦犯裁判」の法的根拠を粉砕。「靖国神社参拝は日本人の使命!!」。中西輝政氏大絶讃!! ●京都大学教授・中西輝政氏 この本は、対日戦犯裁判の違法性を完全なまでに証明している。そして、A級、B級、C級それぞれの戦犯の定義を豊富な資料から初めて法的に確定し、その後の「歴史観」に与えた影響までも論証している。また、GHQが押しつけた『太平洋戦争史』がとんでもないプロパガンダ本であるという事実、あるいは米最高裁が下したBC級戦犯に対する判断の内容などは、日本人にとっては正に目から鱗、ではないだろうか。一級の資料的価値ある好著。日本人必読の書である! ●1970年代から80年代にかけてのイギリスは「落日の大英帝国」と呼ばれたように、今の日本と同じ悩みを持っていた。学生の学力低下、少年犯罪の増加、就職を拒否する若者の増大などに悩まされていた。当時の教科書はイギリスの植民地支配を醜い豚のように描いた自虐史観であった。サッチャーはこれを学生たちが自国の歴史や文化、宗教に対して誇りの持てる教科書、教育へと修正し、「落日の大英帝国」を立ち直らせるのである。なぜ自虐史観ではだめなのか。間違いなくその国家は衰亡するからである。――<「プロローグ」より>
電子あり
名師の訓え
2023.03.10発売
名師の訓え
著:高田 都耶子
至芸の達人から珠玉の贈りもの――素直な心で、人の話を聞くことが、いかに大切かを、高田さんは教えてくれました。しかも、彼女(高田都耶子)にやさしく語りかける話のすべてが〈まことの花〉を身につけた名人の花語りなのですから、ぜいたくなものです。――元NHKアナウンサー・山川静夫 ●芸と技に生きる14人から珠玉の贈りもの 千宗室/杉本健吉/中薹瑞真/市川猿之助/西岡常一/西川右近/木内綾/観世喜之/吉田文之/小倉遊亀/吉田簑助/樂吉左衛門/小堀宗慶/片岡仁左衛門 ●関西に育ちました私どもは、若い頃「聞いときなはれや、それがいつかの日にな、ほんまになりまんねんで」と古老から聞かされました。修行によって身につけられた智慧から流れ出る尊いお言葉に触れて、自己の人生を豊かに、あたためられて下さるを願ってやみません。(高田好胤・本書序文より)
電子あり
反則すれすれ夢芝居
2023.03.10発売
反則すれすれ夢芝居
著:村松 友視,装丁:菊地 信義
村松友視が送るしなやかな大衆演劇へのメッセ-ジ。反則すれすれのわざを持つわざ者たちへ、熱くク-ルな視点を通しての演劇論。アントン、猿之助、唐十郎らの延長線上での梅沢劇団の面白さを解く村松友視の梅沢日記。 ●……私は、当代きっての人気女形である坂東玉三郎に対しても、あまり強い関心を抱いていない。だから、その玉三郎丈の下町版というイメージの梅沢富美男に対しても、聞いただけで胸がワクワクという思いは生じなかった。ところが、十条へ実際に出かけて行って梅沢富美男の舞踊を見たとたん、あッという感じがしたのだ。あッ、反則すれすれだ。……そう思ったのである。 (本文〈前口上〉より)
電子あり
もったいないばあさんの てんごくと じごくの はなし
2023.03.10発売
もったいないばあさんの てんごくと じごくの はなし
作・絵:真珠 まりこ
講談社の絵本
思いやりと分かち合いがテーマの一冊 もったいないばあさんが、こんどはちょっとこわそうなところにやってきたよ。そこでは、なが~いスプーンを使って、我先にとスープをのもうとしています。ですが、誰もうまくのめません。そこへもったいないばあさんがやってきて……。 第25回「けんぶち絵本の里大賞」受賞作品
電子あり
もったいないばあさん もりへ いく
2023.03.10発売
もったいないばあさん もりへ いく
作・絵:真珠 まりこ
講談社の絵本
野あそびしよう! もったいないばあさんは、いつも説教しているばかりじゃありません。昔ながらのあそびや知恵もたのしく教えてくれますよ。もったいないばあさんといっしょに、自然のなかであそんでみよう。
電子あり
日本人の愛したお菓子たち 明治から現代へ
2023.03.08発売
日本人の愛したお菓子たち 明治から現代へ
著:吉田 菊次郎
講談社選書メチエ
【すべてのお菓子の写真をカラーで収録!】 甘くておいしい「スイートポテト」。いつ頃誕生したのか知っていますか? その原型ができあがったのは明治時代。文明開化で一気に流れ込んだ洋風の文化はお菓子にもしっかり影響を与え、和の素材サツマイモを使って洋風の技術を取り入れて出来上がったのが「スイートポテト」でした。 永遠のテーマ「あなたはきのこ派? たけのこ派?」でおなじみの「きのこの山」と「たけのこの里」。「きのこの山」誕生のきっかけは既に発売されていた「アポロ」の製造ラインを有効活用しようとした試作品でした。チョコスナックの時代を切り開き大ヒットした両者も90年代後半になると売り上げに陰りがみえはじめましたが、ライバル関係をあおった「きのこの山・たけのこの里総選挙」キャンペーンで意図的に注目をあつめ人気の回復に成功しました。 明治時代の洋菓子との出会いからスナック菓子、駄菓子やアイス類にマリトッツォといった現代のスイーツを網羅し、お菓子の誕生ストーリーや時代背景をつづります。私たちが歩んできた日本の文化史としても楽しめる一冊。 2023年、50周年を迎える名店「ブールミッシュ」。創業者の吉田菊次郎は戦後の製菓業界の第一線を走り抜けてきました。お菓子の生き字引ともいえる著者が、明治から現代までに流行してきたお菓子を紹介します。初めておこづかいで買った駄菓子、教室で友人と食べたスナック、どの世代の読者にもエモいお菓子がここにはあります。 【本書の内容】 第I部 戦 前 1 明 治──世界への仲間入り 2 大 正──大企業の確立期 3 終戦へ(昭和前期)──お菓子産業受難の時代 第II部 昭 和 4 昭和20年代──子供たちの夢を叶えるお菓子たち 5 昭和30年代──お菓子の持つハピネスを求めて 6 昭和40年代──若手パティシエ飛翔・スイーツ界に新風 7 昭和50年代──フランス菓子一辺倒からの脱却 8 昭和の終焉──スイーツのジャンルを次々網羅 第III部 現 代 9 1990年代──スイーツ文化の国際化&次々登場の流行菓 10 2000年代──スイーツ界も安心安全 11 2010年代──お菓子もフォトジェニックに! 12 今のお菓子たち
電子あり
精読 アレント『人間の条件』
2023.03.08発売
精読 アレント『人間の条件』
著:牧野 雅彦
講談社選書メチエ
ハンナ・アレント(1906-75年)の『人間の条件』(英語版1958年)は、「人間」とは何か、とどまるところを知らない科学と技術の進歩は人間をどう変化させるのか、といった課題を考える際に不可欠の書として多くの人によって手にされてきた。待望の新訳(講談社学術文庫)刊行に際し、その訳者を務めた第一人者が決定版となる解説書を完成。定評ある『精読 アレント『全体主義の起源』』(講談社選書メチエ)の姉妹篇。『人間の条件』全6章のエッセンス、その背景や可能性を徹底解説! 【本書の内容】 序 章 マルクスと西洋政治思想の伝統 1 古典的政治哲学の成立 2 ソクラテス 3 存在への問いとプラトン 4 近代の転換 5 自然と人間の物質代謝 第I章 観照的生活と活動的生活 1 アウグスティヌスと古代世界の没落 2 不死と永遠 第II章 公的なものと私的なもの 1 アテナイにおける古典的ポリスの成立 2 古代における公私の区分 3 社会的なるものの勃興 4 公的領域の光の喪失 5 私有財産の意味 6 公私の区分の意味 第III章 労 働 1 「労働」と「仕事」 2 「世界」と労働、仕事の位置 3 人間の生と労働の意味 4 労働と生産力 5 私有財産の源泉としての労働 6 労働の労苦からの解放は何をもたらすか 7 大衆消費社会という不幸 第IV章 仕事と制作 1 産業革命における「消費」の無限拡大 2 制作過程の変容 3 功利主義批判 4 工作人と交換市場 5 世界の永続性と芸術 第V章 行 為 1 第二の「出生」 2 行為と人間事象の脆さ 3 ギリシア人の解決としてのポリスと「権力」概念 4 ヘーゲルからマルクスへ 5 行為の代替としての制作 6 人間関係を修復する「奇蹟」としての「許し」 7 行為の「予測不能性」に対する救済としての「約束」 8 自然過程への「行為」の介入 第VI章 近代の開幕と活動のヒエラルキーの転換 1 近代の起点 2 ガリレオによる望遠鏡の発明 3 近代数学と経験からの解放 4 デカルトの懐疑 5 デカルト的内省と共通感覚の喪失 6 観照と活動の伝統的なヒエラルキーの解体 7 制作から過程へ 8 「工作人」の敗北と功利主義の限界 9 労働と生命の勝利 10 展 望
電子あり
齟齬の誘惑
2023.03.08発売
齟齬の誘惑
著:蓮實 重彦
講談社学術文庫
「社会とは、いくつもの齟齬感や、違和感や、隔たりの意識が複雑に交錯しあう苛酷な空間にほかなりません」――。 東大生の心を慄(ふる)わせた伝説の入学式式辞のほか、大学は知と人が行き交い別れる「寄港地」たれと説く「第三世代の大学」論、運動論、映画論など、仏文学・映画評論の大家が、学問と教育に関わるすべての人に真摯に呼びかける、知の革新のための書! [目次] いま、この書物の読者となろうとしているあなたに 一 齟齬の誘惑 二 真実の位置 三 第三世代の大学 四 東京大学をめざす若い男女に 五 視線の論理・視線の倫理 総長日誌 学術文庫版へのあとがき 「社会に生きているわたくしたちは、何かを理解することで変化するのだし、当然、その変化は社会をも変容させる契機をはらんでいるはずです。ところが、「何かを理解したかのような気分」の蔓延は、そうした変化や変容の芽を、いたるところでつみとってしまいます。」 ――「いま、この書物の読者となろうとしているあなたに」より
電子あり
日本の西洋史学 先駆者たちの肖像
2023.03.08発売
日本の西洋史学 先駆者たちの肖像
著:土肥 恒之
講談社学術文庫
明治維新以来、「西洋化」は日本の国策であり、西洋は日本人のモデルであり続けた。では、西洋人が自らの政治・経済・文化・社会の来歴を探求した歴史学を、日本人が学ぶことにはどんな意味があったのだろうか。明治から昭和まで、先駆者たちの生き方と著作から、「西洋史家の誕生と苦悩」のドラマを描く。 明治20年、帝国大学に着任したお雇い外国人教師、ルートヴィヒ・リースが、ドイツでランケが確立した近代歴史学を講義したのが、日本の歴史学の始まりだった。リースの弟子で日欧交渉史を開拓した村上直次郎、慶應義塾に学び経済史学の草分けとなった野村兼太郎、ルネサンス論の大類伸、イタリア史の羽仁五郎。マルクスとウェーバーへの深い理解から大きな業績を残した大塚久雄。そして、戦時下の西洋史家たちは「大東亜戦争の世界史的意義」をどのように論じたのか。 また、1920年代にウィーンに留学し、西洋の「受け売り」でも「追随」でもなく、みずから「原史料を直接考究する」主体的学問を確立した上原専禄は、戦後、13世紀のモンゴルの世界征服の時代を「世界史の起点」とする新たな世界史の構想を得るに至る。 [原本:『西洋史学の先駆者たち』中央公論新社2012年刊を増補] 目次 序に代えて 第一章 ドイツ史学の移植――ルートヴィヒ・リースとその弟子たち 第二章 歴史の経済的説明――欧州経済史学の先駆者たち 第三章 文化史的観照を超えて――大類伸のルネサンス論とその周辺 第四章 「原史料の直接考究を第一義とすること」――上原専禄とドイツ中世史研究 第五章 近代資本主義の担い手を求めて――大塚久雄の近代欧州経済史研究 第六章 「大東亜戦争の世界史的意義」――戦時下の西洋史家たち 補章 世界史とは何か――上原専禄の世界史像と地域概念 学術文庫版あとがき 参考文献 人名索引 
電子あり
これからの体育・スポーツ心理学
2023.03.08発売
これからの体育・スポーツ心理学
編:國部 雅大,編:雨宮 怜,編:江田 香織,編:中須賀 巧
運動学習、社会心理、健康心理、メンタルトレーニング・カウンセリングの全体像を解説した。フルカラーで視覚的にもわかりやすい。「体育心理学」「スポーツ心理学」「体育・スポーツ心理学」などの教科書としておすすめ。 【本書の特徴】 ・図表含め全ページフルカラーで視覚的にわかりやすい ・全章でキーワードと到達目標を設定し、理解度を測れる練習問題を用意 ・最新の知見や文献を豊富に紹介 【本書の対象読者】 ●主に大学の学部生 具体的には ・体育・スポーツ・健康科学を専門とする方 ・将来保健体育の教員を志望する方 ・大学の教養教育課程で本科目を学ぶ方 ・これから体育・スポーツ心理学を学びたいと考える方 【目次】 序章 体育・スポーツ心理学とは 第1章 運動制御における感覚・知覚・認知の役割 第2章 運動技能の学習理論と学習方法 第3章 運動の学習・指導に用いるフィードバック 第4章 運動の学習におけるダイナミカルシステムアプローチ 第5章 注意集中・プレッシャーと運動パフォーマンス 第6章 体育・スポーツにおける動機づけ 第7章 体育学習における児童・生徒の心理 第8章 体育学習における教師の働きかけ 第9章 スポーツチームの社会心理 第10章 スポーツチームへのコーチング 第11章 スポーツ・運動とメンタルヘルス 第12章 スポーツと運動による行動変容 第13章 スポーツ・運動とパーソナリティ 第14章 スポーツ・運動による心理的な成長と発達 第15章 アダプテッド・スポーツの心理学 第16章 スポーツメンタルトレーニング 第17章 個人に対するスポーツメンタルトレーニング 第18章 集団スポーツに対するスポーツメンタルトレーニング 第19章 スポーツカウンセリング 第20章 アスリートの心理的問題と回復
電子あり
発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル
2023.03.08発売
発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル
著:小嶋 悠紀,イラスト・その他:かなしろにゃんこ。
こころライブラリー
★発売前に早くも3刷に★ ★親も教員も必携の1冊★ 教えたいことが確実に届く! 子どもが変わる! 成長する! これまで2000人を超える人の支援に関わってきた 特別支援教育のエキスパートが送る「支援スキルの大全集」 イライラ、パニック、暴言・暴力など、解決の難しい問題にも効果あり。 多くの発達障害・グレーゾーンの人と関わるなかで磨き上げられた、 子どもたちへの「声のかけ方」「接し方」、そしてアセスメントの方法を100集めました。 【紹介するスキルの一例】 ●こだわり行動を終わらせて、切り替えてもらうコツ ●パニック寸前になっている子の見分け方 ●怒りの爆発を防ぐために、最初にかけたほうがいい一言 ●順番を守れない子に、順番の守り方を教える方法 ●不安を募らせがちな子との向き合い方 ●反抗的な言動を口論に発展させない「返し方」   など
電子あり

241 / 1504