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2024.08.08発売
相沢菜々子 N 未公開スペシャルEdition vol.3 120ページ豪華版 FRIDAYデジタル写真集
『日本一のレースクイーン』から女優へーーー。大ヒット中のファースト写真集『N』から本作に収まりきらなかった未公開カットで構成した電子オリジナル版写真集がついに発売!身長173cm9頭身の美しいボディと表情を捉えた豪華3部作のVol.3!!

2024.08.08発売
相沢菜々子 N 未公開スペシャルEdition vol.2 FRIDAYデジタル写真集
『日本一のレースクイーン』から女優へーーー。大ヒット中のファースト写真集『N』から本作に収まりきらなかった未公開カットで構成した電子オリジナル版写真集がついに発売!身長173cm9頭身の美しいボディと表情を捉えた豪華3部作のVol.2 !!

2024.08.08発売
相沢菜々子 N 未公開スペシャルEdition vol.1 FRIDAYデジタル写真集
『日本一のレースクイーン』から女優へーーー。大ヒット中のファースト写真集『N』から本作に収まりきらなかった未公開カットで構成した電子オリジナル版写真集がついに発売!身長173cm9頭身の美しいボディと表情を捉えた豪華3部作のVol.1 !!

2024.08.08発売
松島かのん 夏の光、はじけて 週刊現代デジタル写真集
写真集・画集
「制コレ22準グランプリ」受賞者であり、現在は「3代目シントトロイデンガールズ」として活躍する松島かのんの夏休み! 郊外の別荘を貸し切って、部屋の中で無邪気に遊び、珍しいクラシックカーに乗って、大きなプールでかわいさと色香で惑わせる彼女をひとり占め! こんなかわいい姿をいつまでも見ていたい……。そう思わせるほど、健康的でさわやかでシ・ゲ・キ的な120ページ。

2024.08.08発売
すみぽん LADY LUCK FRIDAYデジタル写真集
すみぽん(高倉 菫)は2001年8月12日生まれ。愛知県出身。
TikTok界でバスケット女子として注目されたことをきっかけに
Bリーグの各チームを自主的に取材、バスケットの面白さを
熱くレポートするなどの活動を始める。いまやSNSフォロ
ワーは200万人を超え、NBAの「インシーズン・トーナメ
ント」に日本人で唯一招待されたりEASL(東アジアスーパーリーグ)
では現地リポーターを務めるなど国内外での活躍ぶりは「日本バ
スケットの女神」的存在。今後はバスケット応援と並行して
「運動神経の良さを活かしてアクション女優の勉強などもし
ていきたい」という。そんな彼女の本格的なグラビア初参戦
となる写真集がこのLADY LUCKです。撮影日はあいにくの台風!
そんな状況を楽しむかのように「ドラマチックな感じにしてみます!」
と頑張ったすみぽんのプロ意識に脱帽です!!
すみぽん(高倉 菫)T160 B79 W54H80

2024.08.08発売
春、出逢い
文芸(単行本)
短歌の力は、アイドル歌会で折り紙つき。
愛萌さんだから描けた等身大の青春に、心が弾みます。――俵万智
存続危機の文芸部が目指すのは、短歌甲子園出場。
三十一文字に込めた世界をめぐる初の青春小説。
東京都立櫓門高等学校文芸部・二年生で部長の吉徳紅乃は、先輩の木虎礼登と部員集めに奔走していた。
顧問の先生の提案から短歌初心者が多い中、八月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに。
瑞々しく等身大の言葉で競い合う、作家・宮田愛萌が描く高校生たちの熱き青春譚。
物語を彩る、宮田愛萌さんによるオリジナル短歌を約六十首収録。
初回限定 特製短歌しおりをランダム封入(全五種)

2024.08.08発売
アナと雪の女王 Fan Book
「ありのままで」のフレーズが熱狂的なファンを生み出した『アナと雪の女王』の日本公開から10年。公開当時、エルサのドレスにあこがれた子どもたちが大人になったように、この10年間で「アナ雪」の世界はさらに広がりました。本編や続編、スピンオフ作品、東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」まで網羅した、永久保存版のファンブックです。ここでしか手に入らない、切手風「アナ雪」シールの付録付き!
日本唯一の“大人向け”ディズニー情報誌、月刊「ディズニーファン」責任編集。
・主な内容・
●「ありのまま」の生みの親・高橋知伽江さんインタビュー
●東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」でアナ雪体験
●オラフのボイスキャスト武内駿輔さん、「アナ雪」の魅力を語る
●劇団四季版キャストインタビュー
●ストーリーを追体験する誌上ロードショー
●キャラクター勢ぞろい
●あの名曲16曲を解説
●深掘りしたいアナ雪トリビア
●みんなが知らないサイドストーリー
●アナとエルサのヘアスタイル&メイクを再現!
●アナ雪の故郷を訪ねて
●厳選! アナ雪グッズ
(C)Disney

2024.08.07発売
日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ
講談社学術文庫
■日本が敗れたのはアメリカにだけではない。中国に対する「戦略的敗北」、その根本的構造を明らかにする!■
1937年7月7日、中国の盧溝橋(現在の北京市の南西)近くで響いた十数発の銃声をきっかけに、日中両国は戦争に突入した。
国際法上の都合から宣戦布告なしに始めたこの戦争を、当時の日本人は「事変」と矮小化して呼んだが、8年間におよそ100万人もの兵員を中国に動員して膨大な死者をともなった近代日本最長の戦争を定義するには、不釣合いに軽い言葉だったといえるだろう。
いま日本人が昭和の戦争を振り返るとき、その関心の度合いは1941年から始まる太平洋戦争に比べればはるかに低い。
真珠湾攻撃より以前に、すでに日本はかつてないほど長期で大規模な戦争に突入していたということが、あらためて認識されるべきである。
本書は、日中両国の戦略の質的な違いをより明確にし、この戦争の構造をより正確に理解するために、「殲滅戦」と「消耗戦」という二つの概念を対比させて、この戦争の様相と、両国の勝因と敗因をよりくっきりと浮かび上がらせていく。
殲滅戦を支えるのは、軍事力や産業力などの「ハードパワー」である。一方、消耗戦の場合は、政治力や外交力、さらには国家の文化的な魅力をも含む「ソフトパワー」の戦いとなる。日中戦争とは、究極的にはこの二つのパワーの相克であった。こうした視点をもつことで、この戦争の本質のみならず、日中両国の現在もなお変わらない国家的な性格までをも見通すことができるであろう。
【本書の内容】
はじめに
序章 殲滅戦争と消耗戦争
第一章 開戦への歩み
1 満洲事変と抗日運動
2 盧溝橋事件と日中開戦
第二章 破綻した戦略
1 上海攻撃から南京虐殺事件へ
2 将介石の戦略はなぜ生まれたか
第三章 傀儡の国
1 欺かれた汪兆銘
2 南京「傀儡」政権の樹立
第四章 見果てぬ夢
1 太平洋戦争の勃発
2 日本の敗戦と汪政権の最期
第五章 二つのパワー
1 日本のハードパワー
2 中国のソフトパワー
第六章 『検閲月報』を読む
1 発掘された『検閲月報』
2 第一期―第二期の『検閲月報』から
3 第三期の『検閲月報』から
おわりに
主要参考文献
年表
*本書の原本は、2007年7月に講談社現代新書より刊行されました。

2024.08.07発売
空の構造 「中論」の論理
講談社学術文庫
初期般若経典に、初めて論理的学説を与えた古代インドの名僧・龍樹(150-250、あるいは100-200)。主著『中論』は約450の偈、27の章から、あらゆるものの存在を否定しつくし、反対論者への反駁も執拗にして圧倒的だった。その非常に難解で、さまざまな解釈や誤解を生む古典的名著を、「聖なるもの」「俗なるもの」という2方向のヴェクトル概念を用いて、根気強く考察。インド哲学の泰斗が若かりし頃に記した、エネルギー溢れる筆致が、「俗」から「空」、「悟り」「聖なる世界」へ解脱の境地へと誘う!
はじめに、より
現代に生きるわれわれにとって『中論』が何を教えるのか?
千数百年後のわれわれにまで、直截に伝わるほどの気迫を込めて、龍樹が追求したものはなんだったのか。
さまざまな領域、次元でさまざまな見解があり得るであろう。
しかし、どのような場合においても龍樹が言わんとしたところをできる限り正確に受けとめることから出発しなければならない。 (巻頭言要約)
目次
はじめに
第1章 『中論』における「聖なるもの」と「俗なるもの」
1 『中論』の歴史的位置
2 『中論』の思想的位置
3 『中論』における世俗と最高真理
第2章 「空」の構造
1 「俗なるもの」の構造
2 「俗なるもの」の否定(一)
3 「俗なるもの」の否定(二)
4 「俗なるもの」の否定(三)
5 「俗なるもの」の否定(四)
6 「俗なるもの」から「聖なるもの」へ
7 「聖なるもの」から「俗なるもの」へ
8 「俗なるもの」の聖化(一)
9 「俗なるもの」の聖化(二)
むすび
あとがき
学術文庫版あとがき
索 引
本書の原本は1986年11月、「空」の構造 『中論』の論理 として、第三文明社 レグルス文庫より刊行されました。

2024.08.07発売
ゆうこす写真集 チャーミング
写真集・画集
「モテクリエイター」としての一貫したセルフブランディングで20~30代女性からの圧倒的支持を集め、200万人近いSNSフォロワーを持つ”ゆうこす”こと菅本裕子。
そんな彼女の30歳を記念して撮り下ろした人生初写真集。
HKT48脱退後、ニート生活を送るもミスiD準グランプリを経て不死鳥の如く復活。「モテクリエイター」を名乗り、女子向けにSNSによる自己プロデュースと発信を始めて大ブレイク。
インフルエンサー、YouTuber、タレント、モデルであると同時に、コスメプロデューサー、株式会社KOS社長、ライバー事務所321.incの立ち上げ、というビジネスマンの顔も持つゆうこすが、昨年2023年の結婚、そして今年30歳を迎えるのを機に人生初の写真集を企画。
大好きな沖縄で、子供のようなすっぴんからあざと可愛い、おとなの魅力まで、あらゆる魅力を詰め込んだチャーミングの教科書です。
▼本人コメント
この度、初の写真集を出させていただくことになりました!スタイルブックやビジネス本などの書籍はおかげさまでたくさん出してきたのですが、写真集は全くの初めて。しかも、グラビアです!
昨年結婚し、30 代を迎えるこのタイミングで、大好きなカメラマンさんに私のカラダを素敵に撮っていただきたい、自分の好き・可愛いを詰め込んだ写真集を作りたいと思い、私から講談社の編集者さんに直談判しに行きました(笑)
タイトルの『チャーミング』は、誰かのためのチャーミングというより、私は、チャーミングな私が好きなんです。なので、今回は思いっきりチャーミング!なゆうこすを撮影しています!
私はモデルさんのように細いってわけでも、引き締まってるわけでもないけど、でも、自分のカラダがとっても好きです。むちむちしてるけど、なんだか愛らしいなと。
裏テーマやオマージュを設けて凝りまくって撮影しているカットが多いので、「これは何がテーマだったんだろう?」と妄想してみてください(笑)
当初は全部雨予報だった 3 泊 4 日の沖縄ロケも、ゆうこすパワーで奇跡の晴れ!自然を感じながら、私も見た事なかった、私のいろんな魅力が詰まっている写真集になりました。
この写真集を見てくれた人たちみんなの心を引きつけちゃいますように!ぜひお手に取って読んでくださいね!

2024.08.07発売
赤本 公認心理師国試対策2025
2024年3月実施の第7回国家試験の全問題を解説。2025年実施予定の第8回国試向け。
《 本 書 の 特 長 》
・第7回国家試験(2024年3月実施)の全問題を掲載。
・国家試験出題基準と同じ24章立てで問題を配置
・大項目ごとに問題を配置しているので学習しやすい。
・精選過去問付きの重点対策特集も豊富に掲載。試験頻出事項を集中的に学ぶことができる。
【例:秘密保持義務の例外状況/公認心理師の登録取り消しと罰則/虐待に関する法律と通報/代表的な心理検査/行動変容ステージモデル/児童福祉施設/非行少年の分類/非行・犯罪に関する諸理論/向精神薬の主な副作用/認知症まとめ/代表的な心理的障害/精神保健福祉法/障碍者差別解消法と合理的配慮/いじめ防止対策推進法/ストレスチェック制度/職場復帰支援/事例問題 5つの鉄則】

2024.08.07発売
仕事
講談社学術文庫
南太平洋のマエンゲ族の一日当たりの平均労働時間は四時間だという。古代ギリシアにおいて多忙は倫理的悪であり、中世の修道士にとって労働とは神から課された罰であった。
しかし近代になると、労働の価値に大逆転が生じる。「労働の尊厳」が高らかに謳われ、経済のみならず政治・文化を含むありとあらゆる活動が労働化する、完全な意味での労働社会が人類史上初めて誕生する。
この逆転はいかにして、なぜ起こったのか。古代から中世を経て近代にいたる労働観の変遷をコンパクトに描き出し、現在の労働中心主義は決して当たり前のものでもなければ、長い歴史に裏打ちされたものでもないことをあざやかに浮かび上がらせる。
人は生産労働なしに生きることはできない。しかし労働に従事するかぎり人間は自由になることはない。この相克を超えて、本当の意味で「労働から解放」されることは可能なのか――。
労働の価値が再び大転換しつつある今こそ必読の労働論!
かつて多忙は悪であり、余暇こそが自由人の本性にふさわしいとされた。しかし、近代においては資本主義も社会主義も等しく「労働はすばらしい」、「労働は人間を成長させる」と労働の尊厳を謳う。
労働が近代を創造したのであり、労働なしに近代は理解できない。そして、あらゆる人間が精神的にも物質的にも「労働する」社会、当事者が精神的・物質的活動を「労働」として表象する社会は、すなわちあらゆる人間が「奴隷となる」社会である。もし古代人が近代社会を見たら、最悪の社会の到来と仰天するだろう。
非西欧社会、古代、中世の労働観の変遷を踏まえたうえで、ベンジャミン・フランクリンやウェーバー、サン=シモン、コント、マルクス、アレント、ヴェイユなど主要な労働思想を参照しながら、近代的労働観の成立過程を明瞭簡潔に描き出し、我々が当然のものと刷り込まれてきた労働中心主義を見事に解体していく。
人間は労働に従事する限り自由にはなれず、しかし労働なしでは生きていくことができない。そうだとすれば、本当の意味での「労働からの解放」はいかにして可能になるのか。人類と働くことの関係を根底から問い直す、骨太の労働論にして近代論。(原本:『仕事』弘文堂、1988年)
【本書の内容】
はしがき
第一章 未開社会の労働観
第二章 古代ギリシアの労働観
第三章 西欧中世の労働観
第四章 近代の労働観
第五章 労働の批判的省察
注
解説(鷲田清一)

2024.08.07発売
拷問と処刑の西洋史
講談社学術文庫
啓蒙主義と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、数多の人間を血祭りに上げてきた、陰惨たる「闇」の系譜があった! 火刑、斬首、車裂き……親指詰め、ハシゴ吊るし、「スペインのブーツ」……王殺しや異端審問、魔女裁判を通して発明された拷問と処刑のシステムを、社会の秩序回復と体制強化のための非人間的な権力装置として読む、異色にして出色の文化史。
【本書の主なトピック】
●15分で失神……究極の拷問具「ボック」とは?
●斬首、絞首、火刑、生き埋め、車裂き……最も重い刑罰は何?
●水審……沈んだら「無罪」、浮いたら「魔女」確定
●映画やメルヘンにも登場、「鉄の処女」伝説の虚実
●マリー・アントワネットの母作成、「拷問図説マニュアル」
●太陽王ルイ14世の治世を脅かした「パリの黒ミサ事件」
●舌を抜いたらおいくら? 拷問と処刑のお値段
【目次】
序 章 ヨーロッパ史の光と影
第一章 王殺しの記憶
第二章 異端審問と「死の祭典」
第三章 魔女裁判の仕組み
第四章 拷問という権力装置
第五章 裁判と処刑の実態
終 章 ヨーロッパ史の闇の系譜
あとがき
処刑関係略史
参考文献
学術文庫版へのあとがき 陰画としてのヨーロッパ史

2024.08.07発売
みかんファミリー
その生きにくさ、ひとりで抱えなくていいのかもしれません-ー。
2つの3人家族が始めた共同生活。でもあっちの家族にいたのは、となりのクラスの変わり者で…!?
野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞、小学館児童出版文化賞受賞の椰月美智子が贈る、人生の賛歌。さあ、“あたりまえ”の先へ!
2024年9月21日朝日新聞 読書面にて書評が掲載されました。
●著者紹介
椰月美智子
1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』(講談社)で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。07年『しずかな日々』(講談社)で野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞。17年『明日の食卓』(KADOKAWA)は神奈川本大賞を受賞し、映画化もされた。20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(小峰書店)で小学館児童出版文化賞を受賞。その他の書籍に『十四歳の水平線』(双葉社、講談社青い鳥文庫)、『ともだち』(小学館)など多数。
●あらすじ
主人公・美琴は、シングルマザーのお母さんとおばあちゃんと暮らしている中学1年生。
ある夏、お母さんがかつて同級生だった朱美さんと再会し、古い家を買って一緒に住むという計画を突然発表します。
お母さんはこんな勝手な人ではなかったはずなのに……。
どんな人たちなかよく知らないまま、共同生活がスタートするのですが、紹介されたのは、すこし変わった人として名を馳せるとなりのクラスの子。
でも、6人で一緒に暮らす中、いろんな“あたりまえ”が色あざやかに変わっていくのです……。

2024.08.07発売
きみと100年分の恋をしよう この手をはなさない
青い鳥文庫
“夢”じゃないよね。伊吹くんと出会ったことも、恋をしたことも。“夢”じゃなくて、本当のことだよね?
神様のくれたこの時間が、もうすぐ、終わってしまうとしても……。
わたし、鈴原天音。あこがれの高校、伊吹くんと一緒の弓道部。そして、夏合宿にも参加して、かつての自分では信じられない、活動的な高校生活を送っています! 夏合宿のイベントで起きた事件……。それがきっかけで梗介くんは大きな決断をすることに。充実した高校生活を伊吹くんと一緒に送っていた、シアワセな毎日。ところが、それを「夢だったのかも」と思ってしまう事態が起きて……。
〈小学中級から、すべての漢字にふりがなつき〉

2024.08.07発売
「社会」の底には何があるか 底の抜けた国で〈私〉を生きるために
講談社選書メチエ
『「社会」の誕生』(2011年)、『「社会」のない国、日本』(2015年)に続く講談社選書メチエ「社会三部作」、完結。
前著以降の約10年、日本は幾度も自然災害をこうむり、実質賃金が上がらぬまま円高から円安に移行し、物価高に苦しめられている。それに呼応して、さまざまなレベルで分断や分離が進行しているように見える。そして、著者もこの期間に人生の苦難を経験し、三部作の構想をいかに完結させるか、完結させられるかを考え続けた。
「日本ではフィクションつまり作り話が増殖し、蔓延し、しまいには事実や現実に取って代わってしまった。庶民の実態とはかけ離れた「好況」、「経済成長」、科学的事実を無視あるいは隠蔽した「安全・安心」、違法な証拠隠滅さえ厭わず明らかな嘘を押し通す国政の運営等々。あげくの果てには荒唐無稽な陰謀論の不気味な浸透……」――そんな現状認識から始める著者は、こう断じる。「今日ついに我々は、ばらばらになり、互いに共に生きられなくなっている。強者・弱者、マジョリティ・マイノリティの話だけではない。人が人として、個人が個人として生きられなくなっている。人々は分断され、「互いに同じ人間同士」であると思えなくなっている」。
それが証拠に、コロナ禍で叫ばれた「ソーシャル・ディスタンス」に、この国の人々はいとも容易に適応したではないか。では、「社会」が存在しないとは、「社会」が存在しないところで生きるとは何を意味しているのか。――この根本的な問いに答えるために、著者は「社会」を成り立たせる最も根底にあるものを問うことを決意した。前2著での議論を簡潔に振り返り、その末に到達する結論とは? 誰もが考えるべき問いを静かな感動とともに伝える完結篇にふさわしい名著。
[本書の内容]
序 章 分解する日本社会
第1章 社会の誕生、人間の誕生、社会学の誕生
一 トクヴィル──民主主義と人民
二 デュルケーム──社会学の創造
三 ベルクソン──社会的事実の基底
四 永井荷風──日本「社会」の不在
第2章 社会的生の規範性と社会学の基底
第3章 社会を成す=為す個人──デュルケーム道徳教育論
一 道徳性の第一、第二要素──規律の精神と社会集団への愛着
二 道徳性の第三要素──意志の自律性
三 意 志──生たる社会
第4章 合意に依らない民主主義
一 トクヴィル民主主義論の基底
二 ベルクソンの民主主義論
三 民主主義の根底
第5章 社会の根底
一 生という事実
二 賭けの網
三 生という絶対所与
四 社会と社会学の現実性=実在性
五 民主社会を生きるということ──平等と自由、意志の自律と多様性
終 章 現代日本を生きるということ

2024.08.07発売
神々の闘争 折口信夫論
講談社文芸文庫
2002年群像新人文学賞評論部門優秀作となった「神々の闘争――折口信夫論」を軸に、書き継ぎ推敲を重ねた論考が2004年にまとめられ、文芸評論家・安藤礼二の最初の単行本『神々の闘争 折口信夫論』となった。
その後の2008年に雑誌掲載された「『死者の書』という場(トポス)」という短い評論に作家・大江健三郎が目を留め、高く評価する。その出会いが2009年安藤礼二の『光の曼陀羅 日本文学論』(2016年に文芸文庫版を刊行)による大江健三郎賞の受賞につながっていく――
折口信夫の文学と思想の源泉を探る問いかけは、やがて折口の生きた時代を共有した井筒俊彦、大川周明、北一輝、石原莞爾、西田幾多郎といった思想家たちの言葉を参照することにつながっていく。それは世界におけるアジア、アジアにおける日本を考えることにつながる。
第二次世界大戦以前の君主制日本、それは「天皇」の存在を抜きにして何かを考えることは不可能な時空間だが、そのような状況下での権力のあり様の本質を、昭和天皇の即位を契機に定義したのが折口信夫だった。
著者は論を進めるうち、やがて折口信夫の背後にある平田篤胤の神学の存在に至る。
折口信夫という孤高の文学者・思想家をその特殊性で理解するのではなく、つねに普遍性を備え同時代に生きて闘う存在ととらえる本書は単行本の刊行から20年を経て、新たに戦争状態が世界を覆っているかのように見える現在こそ読まれるべきなのかもしれない。
知られざる折口信夫の姿――衝撃のデビュー作
本書は、あたかも「本格探偵小説」を読むような、スリリングな読書時間を味わわせてくれる。
あちこちにちりばめられた、細かな謎の集積とその解明。もちろん真犯人は最初からわかって
いるはずなのだが、本書を読み終えたとき、その「真犯人」の姿は、まったく違って見えてくる。
――斎藤英喜「解説」より
目次:
第一章 神々の闘争――ホカヒビト論
第二章 未来に開かれた言葉
第三章 大東亜共栄圏におけるイスラーム型天皇制
第四章 戴冠する預言者――ミコトモチ論
第五章 内在と超越の一神教
あとがき
初出一覧
補論 『死者の書』という場(トポス)
著者から読者へ
解説 斎藤英喜
年譜 著者自筆

2024.08.07発売
今宵も猫は交信中
文芸(単行本)
第17回小説現代長編新人賞受賞後第一作!
猫がごろごろと喉を鳴らす理由を、皆さんはご存じですか?
実は、テレパシーで他の猫と交信している真っ最中なのです――
宵、きせき、シュトレン、めい子の4匹は別々の家に引き取られた四姉妹。今日も元気にごろごろ喉を鳴らし、テレパシーで会話中。しかし、いつも明るいめい子の様子がおかしい。飼い主夫婦が離婚の危機にあるようだ。猫の自分には引き留めることができないと途方に暮れるめい子の元に現れたのはなんと宵だった! なぜならお姉ちゃんだから!
猫と猫、猫と人の絆を描く、猫視点ハートフルドラマ!

2024.08.07発売
ぴかりか 世界を変えた薬
科学をおもしろく学べるシリーズ、誕生!
「ぴかりか」は子どもにとって興味がわきやすく、そして調べ学習にもつかえる内容を、わかりやすくまとめたシリーズです。
どこから読んでもおもしろい、豊富なトピックが魅力。
むずかしい言葉の説明や、さまざまな切り口から薬を解説するコラム、復習クイズも充実。
たくさんの図や写真と共に深く、たのしく学べます。
小学5年生以上
第3弾は「世界を変えた薬」。
人類の歴史を大きく変えた8つの薬の発見や効用を学んでみよう!
深く知ることで、いろいろなつながりが見えてきます。
「血糖値」「耐性菌」など、むずかしい内容は深掘りして、ていねいに解説してあり、
コラムも充実なので、小学生から大人まで楽しめます。
1 人々を痛みから救ったモルヒネ
2 手術の痛みの救世主 麻酔薬
3 マラリアの特効薬 キニーネ
4 薬の王様 アスピリン
5 日本人が貢献 アドレナリン
6 世界初の抗生物質 ペニシリン
7 世界初の合成抗菌薬 サルファ剤
8 糖尿病治療薬 インスリン

2024.08.06発売
保守政治家 わが政策、わが天命
■緊急出版! 新総理・石破茂の最新刊
総裁選では各議員への挨拶周りに自ら持参した入魂の一冊。
戦後保守の可能性を一身に宿した政治家の全人生と政治ビジョンとは何か?
全国民必読の一冊、緊急出版!
■「納得と共感の政治」を掲げて石破はどこへ向かうか
はじめに──天命が降りる時
第1章 政治はなぜ国民の信頼を失ったのか
第2章 田中角栄──立ち帰るべき保守リベラルの原点
第3章 わが来歴──政治家以前
第4章 わが来歴──政治家篇
第5章 保守とはリベラルのことである
第6章 わが政策スタンスを語る
第7章 近現代史を学び直す
第8章 政治の信頼をいかに取り戻すのか
■政治はなぜ国民の信頼を失ったのか? 今こそ保守リベラルの原点に立ち帰れ
保守の本質は寛容です。相手の主張に対して寛容性をもって聞く、受け入れる度量を持つ、という態度こそ保守の本質です──。(本書より)