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1997.04.04発売
終わらない週末
講談社X文庫ホワイトハート
テーブルに置かれた花束が甘い香りを放ち、部屋は少しずつ芳香に満たされていく。 雨の音を聞きながら、トオルが口を開くのをじっと待っていた飯島は、聞き逃してしまいそうなほど小さな声を耳にし、思わず顔を向けた。 「僕のこと好きだっていうのはホント?」 「ほんとうのことだよ……」 ――エリート社長秘書が、デザイナーの卵に一目惚れ。難題山積の恋の行方は?

1997.04.04発売
異郷の美姫 隣界ハンタ-(5)
講談社X文庫ホワイトハート
とある日曜の昼下がり、それぞれの休暇を楽しんでいた真希や省吾ら自衛部の面々を、殺意のない何者かがいっせいに襲撃した。
ちょうどその頃、人間界に暮らす結那鬼のもとを、一人の女の鬼-紗耶鬼が訪れる。
姉のようにも慕う結那鬼が、人間のために働いていることを快く思っていない紗耶鬼は、「鬼の里へ帰ってこい」と必死で迫るが・・・・・・!?
妖しの力を駆使する少年コンビが織り成す隣世界アクション・ファンタジー第5幕!!

1997.04.04発売
喪神の永き記憶
講談社X文庫ホワイトハート
春、桜も満開の季節。竜憲のもとに、突然、修一からのSOSが入った。なんと翔吾が、研修先の長野で、突然行方をくらましたという。
さっそく調査に乗り出した竜憲と大輔は、そのあたりに昔から伝わる神隠しの伝承を入手。選ばれた者が、次代の神となるべく異界行を行うため、姿を消すのだというのだ。
調べを進めるうち竜憲は、翔吾が天照大神──
日の戦士であったことを思い出す。その事実は、
はたして、今回の一件と関係あるのか・・・・・・!?

1997.04.04発売
水色のプレリュ-ド
講談社X文庫ホワイトハート
飛鳥は目が大きい。それはたぶん、骨格のなせるわざなんだろうけど、額から眉、瞼、睫、頬と続くあたりに、甘いニュアンスがあるんだ。そしてこの、淡い水晶のような瞳・・・・・・。
気がついたとき、僕は飛鳥と十センチと離れていないような至近距離で立っていた。
「あ、キスしちゃえそうだね、これじゃ・・・・・・」
慌てて離れ、しどろもどろに言うと、
「うん。してもいいと僕も思った」
え? えっ? えええーっ?

1997.04.04発売
ひとりの集団 「個性」を束ねて勝つ
「個性」を発揮してこそのチームであれ!
それぞれが自分の与えられた仕事、役割をしっかりやり遂げればチームは機能する。
チームを強くするためには、「エモーション」と「ファンクション」この二つの要素をバランスよく調和する必要がある。
ぼくの組織論の基本にはこの考え方がある。──『あとがき』より

1997.04.04発売
〔航空犯罪と飛行の未来〕 パイロットは優秀な者から死んでいく
人間業を超えた挑戦、そのとき、何が起こったか!! 操縦不能に陥った機が、[制御系の再構成システム]で生還!? 巨大航空資本の罠かもしれないフライトにパイロットは挑んだ!! <驚くほどひ弱な超ハイテク航空機>の未来を問う書き下ろし!!

1997.04.04発売
水鏡
文芸(単行本)
水の中で光のビルが逆立ちしている。固いコンクリートのビル群は、今にも水に溶けて形をなくしそうに頼りなく見える。光だけが輝きをまして、ビルから解き放たれ、自由に水中へ泳ぎだしそうだ。もし自殺するなら、ぜひ、夜の川へ身を投げて死にたい。 体に光をまとわせながら、輝く小さな魚に生まれかわって、広々した川の水を自分一人で独占できたら、さぞ気持がいいだろう。――(本文より)

1997.04.04発売
新・産業地図
日本の産業は今、大きな転換期の真っただ中にある。
50年を経て世界のトップレベルを走るまでになった日本の産業を取り巻く環境が、ここ数年で大きく変化した。
経済成長の鈍化、海外からの追い上げ、国民ニーズの変化、規制緩和の流れなどである。
本書では、激変する産業の現状と展望を、できるだけ具体的な企業の活動を引き合いに出し、「産業の状況がやさしくわかる」本になるよう努めた。

1997.04.04発売
うみ
文芸(単行本)
南の島々に祭祀を見に来た湧二は、今は祖父母の家に身を寄せる、死んだ兄の恋人・実宝子と再会した。若い二人の心は行きちがいながらもふたたび相寄っていく。 群像新人文学賞受賞者の書下ろし長篇第2作。

1997.04.04発売
はやぶさ新八御用帳(八)春怨 根津権現
文芸(単行本)
大好評「はやぶさ新八」シリーズの第8弾。 旗本・森本家の当主・直三郎が毒殺されそこなった後に続く奥方の死。ご存じ隼新八郎はじめ鬼勘・小かんらが謎を解くために大活躍。 表題作ほか6編を収録。
1997.04.03発売
クマのプーさん
とってもオチャメで、とってもかわいい!
コブタ、ウサギ、カンガルー、ロバなど、動物たちとプーの愉快なお話がたくさん。
『ある日のこと、クリストファー・ロビンのテディ・ベアが、なにかすばらしい自分だけの名前がほしいと言いだしました。 すると、クリストファー・ロビンは、考えもしないで、すぐに、「プーのウィニー」がいい、と言いました……』
1926年、イギリスの有名な風刺雑誌「パンチ」の副編集長だったA.A.ミルンが、息子のクリストファー・ロビンのために作った童話が、この「クマのプーさん」です。
子供部屋に次々と集まってくるぬいぐるみのおもちゃがイギリスの 風景画家、E.H.シェパードによっていきいきと描かれ、お話の中で活躍し始めます。コブタ、ウサギ、カンガルー、ロバ……。
そうら、今にもプーさんが二階からおりてきますよ!
1997.04.03発売
アガサ・クリスティ短編集
「ポアロさん、総理が誘拐されたんです!」ある晩の夕食後、突如知らされたイギリス首相の失踪……。
ある秋の宵、マープル家に集まった人たちの誰からともなく怪事件の謎解きを始めた。しかし、その「火曜ナイトクラブ」で答えを当てたのは……。
「灰色脳細胞」の紳士、エルキュール・ポアロと編み物好き老婦人のミス・マープル。そんな永遠のライバル名探偵二人が初めて短編で対決。148もの短編のうちから選りすぐった6作。
<収録作品> 全6編
Miss Marple Stories
・The Tuesday night Club 火曜ナイトクラブ
・The Thumb Mark of St. Peter 聖ペテロの指の跡
・A Christmas Tragedy クリスマスの悲劇
Hercule Poirot Stories
・The Adventure of the Egyptian Tomb エジプト王の墳墓の事件
・The Kidnapped Prime Minister 誘拐された総理大臣
・The Case of the Missing Will 遺言書の謎
1997.04.03発売
銀河鉄道の夜
どこかで、「銀河ステーション、銀河ステーション」というふしぎな声がしたと思うと、いきなり眼の前がぱっと明るくなって、ジョバンイニは思わず何べんも眼をこすってしまいました。 すぐ前の席に、真っ黒な上着を着た、背の高い子供が、窓から顔を出して外を見ているのに気がつきました。それはカンパネラだったのです。
──『銀河鉄道の夜』より
没後、ますます輝きを増す宮沢賢治の名作4点の名訳。
<収録作品> 全4編
・Night Train to the Stars 銀河鉄道の夜
・The Darlias and the Crane まなづるとダァリヤ
・The Earthgod and the Fox 土神ときつね
・General Son Ba-yu and the Three Physicians 北守将軍と三人兄弟の医者
1997.04.03発売
マザー・グース
キラキラ星もロンドン橋もメリーさんの羊も入っている、よりぬきマザー・グース54編。

1997.04.03発売
愛さずにはいられない
文芸(単行本)
多分、私のミーハーは一生治らないであろう。
ミーハー心こそが、私の創作のすべての源なのだ。
時の首相から砂丘のスピッツまで、これが私の追っかけ人生

1997.04.03発売
原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿
講談社ノベルス
建築探偵・桜井京介。人間もまた、その内側に「謎」を住まわせている建築物であると考えるならば、これまで彼が関わってきた謎と解決の物語は、まさに人間の物語でありました。シリーズ第一部の掉尾を飾る本書『原罪の庭』に、咲く花の色も人の血の色、遥か高見の青空を映す子供の瞳の色、そして、「母」の涙の色をしています。──宮部みゆき

1997.04.03発売
封印再度
講談社ノベルス
岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。その名は、「天地の瓢」と「無我の厘」。
「無我の厘」には鍵がかけられており、「天地の瓢」には鍵が入っている。ただし、鍵は「瓢」の口よりも大きく、取り出すことが出来ないのだ。五十年前の香山家の当主は、鍵を「瓢」の中に入れ、息子に残して、自殺したという。果たして、「厘」を開けることが出来るのか?
興味をもって香山家を訪れた西之園萌絵だが、そこにはさらに不思議な事件が待ち受けていた!

1997.04.03発売
瞬間移動死体
講談社ノベルス
俺にとって殺意を実行に移し、完全犯罪とすることは簡単だ。ロサンジェルスにいる妻を、日本にいる俺が殺したなどとは誰も思わないだろう。だって俺は、「テレポーテーション」が使えるのだ! だがこの超能力の欠点が様々な事件を巻き起こし・・・・・・。
トリックの可能性を極限まで追求する西澤保彦の新たな挑戦作!

1997.04.03発売
スリ-プ・ウォ-カ-
講談社ノベルス
元興信所の冴えない調査員だった相葉潔は女とカネでしくじり、ささやかな探偵事務所を開き細々と生計を立てていたが、ある夜何者かの襲撃をうけて一時的な記憶喪失(逆行性健忘)に陥る。相葉は彼の担当医となった型破りな美人女医・木村瑶子の協力を得ながら欲にまみれた”怪事件”の核心へ一歩一歩近づいて行く。

1997.04.02発売
鈴木紗理奈・水着ドキュメント写真集 S・S・S
写真集・画集