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アメリカン・ビート
1997.04.01発売
アメリカン・ビート
BOB GREENE
アメリカを代表する人気コラムニストが描き出す素顔のアメリカ。
華麗なるギャツビー
1997.04.01発売
華麗なるギャツビー
著:F・スコット・フィッツジェラルド
ニューヨークに出てきたぼくは、ベッドタウンに小さな家を借りた。右手にノルマンディ支庁と見まがう豪壮な屋敷があった。党がそびえ、大理石の水泳プールもある。その家の主人が、なぞの人物ギャツビーだった。氏から丁重な招待の手紙を受け取り、パーティにやってきたぼくは、同じテーブルにいた青年から声をかけられた。「私がギャツビーです」。さからえないような満面の微笑が、ぼくに向けられていた。 謎に包まれた男ギャツビー。その微笑と、華麗なる生活に隠された、悲しき情熱とは。
シャーロック・ホームズの冒険
1997.04.01発売
シャーロック・ホームズの冒険
著:コナン・ドイル
路上で叫び声を耳にしたセントクレア婦人は、驚きのあまり、全身が凍りついた。すぐ前の建物の3階の窓から、カラーもネクタイもつけず、ひどく興奮している夫が、自分を手招きしているように見えたからだ。「夫の身に、なにかまちがいが……」。 だが、急いでかけつけた部屋には、不気味な顔つきの、哀れな男しかいなかった。窓には、血がついている。 ──『唇がねじれた男』より おなじみの短編を収録した、名探偵ホームズの傑作集。 <収録作品> 全4編 ・The Red-Headed League 赤毛クラブ ・The Man with the Twisted Lip まだらのひも ・The Speckled Band 唇のねじれた男 ・The Copper Beeches ブナの木屋敷
O・ヘンリー短編集
1997.04.01発売
O・ヘンリー短編集
著:O・ヘンリー
クリスマスを明日に控えて、デラは泣いていた。愛する夫のジムにふさわしい立派なプレゼントを贈ろうと、あれこれ考えてきたというのに、手ものにはたったの1ドル87セントしかないのだ。デラが鏡の前に立って、長くて美しい自慢の髪を垂らすと、涙が一、二こぼれ落ちた。  ──『賢者の贈り物』より ニューヨークを主な舞台に、人生の深い味わいを描き出した、卓抜なプロットの短編集。 〈収録作品〉全8編 ・The Gift of Magi 賢者の贈り物 ・One Thousand Dollars 一千ドル ・The Last Leaf 最後の一葉 ・A Retrieved Reformation よみがえった改心 緑の扉 ・The Green Door 警官と賛美歌 ・The Cop and the Anthem 献立表の春 ・Springtime a la Carte 天窓のある部屋 ・The Clarion Call らっぱの響き
グリム童話集
1997.04.01発売
グリム童話集
著:グリム兄弟,著:ステュウット・アットキン
                                                                                                                                                                    
鏡の国のアリス
1997.04.01発売
鏡の国のアリス
著:ルイス・キャロル
アリスは黒い子ネコのキティを、鏡のところまでつまみあげて、言いました。 「おりこうにしないと、鏡の国に押し込んでしまうよ」 「鏡のむこうに見えている部屋があるわね。そこにあるものは、みんなあべこべになっているの」 話しているうちに、暖炉の上の鏡は、銀色の霧のようにとけだしていきました。アリスは鏡を通り抜けて、鏡の国の部屋に入り込んでいたのです。 やがてアリスの前に、赤の女王さま、ハンプティ・ダンプティ、ユニコーン、白の騎士など、おかしな住人たちが次々と現れます。 「ふしぎの国のアリス」の6年後に出版された本書は、前作と同じく、ファンタジーの傑作として知られています。
オズの魔法使い
1997.04.01発売
オズの魔法使い
著:L・フランク・ボーム
ドロシーの家は、カンザスの大草原の真ん中にありました。ある日、心配そうに空を見ていたヘンリーおじさんが突然立ち上がりました。「たつまきがやってくるぞ」。おばさんも叫び声をあげています。「早く、ドロシー、穴ぐらへ」。ドロシーは犬のトトをつかまえて、おばさんに続こうとしました。そのとき、家が大きな音をたてて激しくゆれ、ぐるぐる回ったかと思うと、ゆっくりと空中高く浮き上がっていくではありませんか。 ドロシーが巻き込まれた冒険の旅。小さな黒い犬のトト、かかし、ブリキのきこり、おくびょうライオンも大活躍します。
老人と海
1997.04.01発売
老人と海
著:アーネスト・ヘミングウエイ
やせこけた老人。その名はサンチャゴ。しかし、海の男である彼には、不屈の闘志があった。 ひとり、小舟で沖に出て1週間、ついに遭遇した巨大な、かじきまぐろ。網を繰り続け、大魚と格闘する日が続く。 殺すか殺されるか――。だが、いつしか彼の心には、大魚への熱い友情が生まれていた……。 アメリカの文豪、ヘミングウェイが、大自然の中で生き抜く男の、勇敢さとロマンを描き上げた名作。
ライ麦畑でつかまえて
1997.04.01発売
ライ麦畑でつかまえて
著:J・D・サリンジャー
「それで君は、この高校をやめるんだね」 「ええ、そうなるでしょう」 スペンサー先生は、いつものように頭をうなずかせはじめた。 「サーマー校長は、君になんとおっしゃったのかね」 「ええと、人生はゲームだとか」 ゲームだって、そんなもの、クソ食らえ。 それから、先生は言った。 「君のご両親が校長先生のところに来られたとき、お目に掛かったが、立派な人物だなぁ」 「はい、そうです。とってもいい人です」 立派。なんて嫌な言葉なんだ。それを耳にするたび、胸がむかむかしてくる。 歯切れのよい文体で、思春期特有の少年の心理をみごとに描き上げた、サリンジャーの世界的ベストセラー。 ※『ライ麦畑でつかまえて』には、著作権の都合上巻末 Notes がついておりません。 予めご了承ください。
ティファニーで朝食を
1997.04.01発売
ティファニーで朝食を
著:トルーマン・カポーティ
「タクシーに乗って、ティファニーに行くと、不安な気持ちも落ち着くのよ」とホリーは言った。レストランはないのに、晴れた日に「ティファニーで朝食を」とることを夢見る娘だった。 美しく魅力的で、謎めいているホリーのまわりには、いつもたくさんの男が集まり、プロポーズをする男も少なくない。だが、夢多きホリーは、束縛されることを嫌い、新しい世界を求めて、またも旅立っていく。 ニューヨークを舞台に、奔放な愛に生きるホリーの姿を、ロマンチックに、そして鋭く描き出した、カポーティの傑作。
赤毛のアン
1997.04.01発売
赤毛のアン
L.M.MONTGOMERY
果樹園に囲まれた大きな家、そこにはグリーン・ゲーブルズと呼ばれています。 その家に、そばかすだらけの女の子アンが、マシューに連れられ、夢見心地で、馬車に乗ってやってきました。 「だれなの? この子は。」 マシューの妹のマリアがアンを見てびっくりして、声を荒らげました。 「男の子はどこにいるんです?」 美しいプリンス・エドワード島を舞台に繰り広げられる永遠の名作。
ナイン・ストーリーズ
1997.04.01発売
ナイン・ストーリーズ
著:J・D・サリンジャー
若い男が立ち上がり、海を見た。 「シビル、バナナフィッシュを捕まえられるかどうか、やってみないか」 二人は浅瀬に入っていった。冷たい水に浸かりながら、彼は言った。 「あの魚たちは、たくさんのバナナのある穴から入り込み、二度と出られなくなるんだ」 「どうしてなの」 「バナナの熱病にかかってしまうからさ」 (『バナナフィッシュ日和』より) 青春に潜む、憧れと不安を剔出し、世界の人々を魅了して止まない、サリンジャーの自選短編集。 <収録作品> 全9編 ・A Perfect Day for Bananafish バナナフィッシュ日和 ・Uncle Wiggily in Connecticut コネチカットのひょこひょこおじさん ・Just Before the War with the Eskimos 対エスキモー戦まぢか ・The Laughing Man 笑い男 ・Down at the Dinghy 小舟のところで ・Far Esme-with Love and Squalor エズメのために-愛と惨めさをこめて ・Pretty Mouth and Green My Eyes 愛らしい口もとに緑の瞳 ・De Daumier-Smith’s Blue Period ド・ドードエ=スミスの青の時代 ・Teddy テディ
クリスマス・キャロル
1997.04.01発売
クリスマス・キャロル
著:チャールズ・ディケンズ
クリスマス・イブの夜、強欲でひねくれた老人の身に起きたこと。それは彼の人生観を一変させる、奇妙な出来事でした。 相棒のマーレイのゆうれいは、がたがたふるえるすスクルージに、「いまのような生き方を続けたら、死んだ後、後悔を続け、苦しみぬくぞ」と告げました。そんな運命から逃れるチャンスを与えるため、ゆうれいが三人やって来てくれるというのです。「お、おれは、いやだ」とスクルージはおびえますが… あたたかな心の尊さとクリスマスの楽しさが、ユーモラスに、見事に描き出された傑作。
チーズバーガーズ
1997.04.01発売
チーズバーガーズ
著:ボブ・グリーン
アメリカの人気コラムニストのベスト・セレクション。 「80年代アメリカのスナップ写真」と著者が称する多数のコラムの中から、27編を厳選。
ふしぎの国のアリス
1997.04.01発売
ふしぎの国のアリス
著:ルイス・キャロル
いつもにように、アリスは川岸で、お姉さんのそばに座っています。でも、することがなんにもなくて、すっかりたいくつしていました。暑い日で、アリスは眠くてぼうっとしてきました。ちょうどそのとき、ピンク色の目をした白ウサギが、そばを駆け抜けていきました。なんということでしょう、そのウサギは「たいへんだ。遅刻だぞ」と、ひとりごとを言い、チョッキから取り出した時計を見て、急いで立ち去ったのです。 へんてこなウサギを追って、穴に飛び込んでしまったアリス。たどりついたところは、想像もつかない、ふしぎの国でした。
イソップ物語
1997.04.01発売
イソップ物語
作:AESOP,著:ラルフ・F・マッカーシー
「おれのほうが、本当は、お前より力が強いんだぞ」と北風が太陽に言いました。太陽がただ微笑むだけでした。 「信じないというのか」、北風がわめきました。「おれより強いと思っているんだな」太陽は無言のままでした。 「ようし、じゃあ、わからせてやるぞ。男があそこに見えるな」、北風は、田舎道を歩いてる旅人を指さしました。 ──『北風と太陽』より おなじみのお話が40編。1つのお話が短いので、楽に読むことができます。また各お話の最後には、その物語の教えが一文で記されています。 飯野和好さんのカラーイラスト入り。
走れメロス
1997.04.01発売
走れメロス
著:太宰 治,訳:ラルフ・F・マッカーシー
友情、愛、悩み……青春文学の名作 メロスは必死で言い張った。 「そんなに私をしんじられないならば、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを人質としてここに置いていこう。……三日目の日暮れまでに、ここに帰って来なかったら、あの友人を締め殺してください。……」 それを聞いて王は、残虐な気持ちで、そっと北叟笑(ほくそえ)んだ。 ──『走れメロス』より <収録作品> 全7編 ・A Promise Fulfilled 満願 ・One Hundred Views of Mount Fuji 富嶽百景 ・Schoolgirl 女生徒 ・Cherry Leaves and the Whistler 葉桜と魔笛 ・Run, Melos! 走れメロス ・Eight Scenes from Tokyo 東京八景 ・One Snowy Night 雪の夜の話
まんが日本昔ばなし3
1997.04.01発売
まんが日本昔ばなし3
編:川内 彩友美,訳:ラルフ・F・マッカーシー
人気TVシリーズ「まんが日本昔ばなし」のかわいらしい絵とお話。 <収録作品> 全10編 ・Gonbei the Duck-Hunter かもとりごんべえ ・Kintaro 金太郎 ・The Bamboo-Cutter's Tale 竹取物語 ・Why the Sea is Salty 海の水はなぜ塩辛いか ・Sleepyhead Taro 三年寝太郎 ・Old Folks Mountain うばすて山 ・The Tengu Who Loved Sake 横びらの天狗さま ・The Sparrow's Tongue 舌切り雀 ・Portrait of the Bride 絵姿女房 ・Urashima Taro 浦島太郎
蜘蛛の糸
1997.04.01発売
蜘蛛の糸
芥川 龍之介,その他:DOROTHY BRITTON
ある朝、御釈迦様は極楽の蓮池のふちにたたずまれ、地獄の底の様子をご覧になりました。 血の池にうごめいているカンダタという男の姿が目に留まりました。蜘蛛一匹を助けたことがあるのを思い出しになられ、出来ることなら、地獄から救い出してやろうと、お考えになりました。なにげなくカンダタが頭をあげて、空を眺めますと、真っ暗な闇の中を、遠い天井から、銀色の蜘蛛の糸が、一すじ細く光りながら、するすると垂れてくるではありませんか。 ──『蜘蛛の糸』より 芥川龍之介が若い人のために書いた名作から、8編を厳選し収録しました。 <収録作品> 全8編 ・The Spider’s Thread 蜘蛛の糸 ・The Art of the Occult 魔術 ・Tu Tze-chun 杜子春 ・The Wagon トロッコ ・The Tangerines 蜜柑 ・The Nose 鼻 ・The Dolls 雛 ・White 白
風の歌を聴け
1997.04.01発売
風の歌を聴け
村上 春樹,その他:ALFRED BIRNBAUM
夏休みに海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。 二人それぞれの愛の屈託をさりげなくうけとめてやるうちに<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎ去っていく。