新刊書籍

レーベルで絞り込む

雲の影・貧乏の説
1994.08.03発売
雲の影・貧乏の説
著:幸田 露伴,その他:高橋 英夫
講談社文芸文庫
漢籍・仏典・古典籍等に深く博い知識を有し雄渾壮大な想像力と強烈な意志力で異彩を放ち天才をうたわれた明治文壇屈指の名文家蝸牛庵幸田露伴。「少年時代」「雲の影」「釣談」「江戸と江戸文学」「美人論」「簡素治新ということ」「貧乏の説」「淡島寒月氏」「樋口一葉」「明治文壇雑話」など、最後の文語体文学者が記した口語体エッセイ30篇。
電子あり
想夫恋
1994.08.02発売
想夫恋
著・編:時実 新子
一行詩が煌く!! 「有夫恋」の著者が精選した人生句が男女の機微と真情を高らかにうたい上げる。 ●二人で歩く  ちょいとそこまで  地の果てまで ●草の露  ゆうべ抱かれし  足運び ●雪の日の  りんごの味が  する男 ●せんべいの  ようにやさしさ  減っていく ●男には惜しい  睫毛が  伏せられる ●いっそもう  泣き衰えて  やろうかな
日本人の別れ
1994.08.02発売
日本人の別れ
著:松永 伍一
文芸(単行本)
出会いはすばらしい。別れはもっと深い。 恋人との別れ、戦場の別れ、同志との別れ、俗世間との決別……。日本のすぐれた文芸作品から、日本人の別れの美学を見つめ、探り、うたいあげる書下ろしエッセイ
YS-11―国産旅客機を創った男たち
1994.08.01発売
YS-11―国産旅客機を創った男たち
著:前間 孝則
大プロジェクトを担った技術者たちの人間ドラマ!! 戦後初の国産旅客機開発に名機「零戦」の技術は引き継がれたのか!?経験不足、技術の立ち後れ、予算の制限、次々と発生する予期せぬ事態……。新世代の技術者たちは、不眠不休で数々の困難に立ち向かい名機を創った!! 今日、日本は「経済大国」「技術先進国」と呼ばれるまでに成長し、あらゆる工業技術分野で世界を凌駕しつつあるが、なぜか航空・宇宙だけはいまだに立ち後れている。その理由のすべてはYS11の中に見出すことができる。だが、これまで、YS11をつくり上げた技術者の姿や声も含めて、開発の発端から結末までの全体像が真正面からとらえられ、描かれたことはなかった。YS11のプロジェクトは、日本の航空機産業か抱えるさまざまな矛盾や問題性を集約した形で内包している。そのため、業界内では一種のタブーとされていた。ところが最近になって、「YS11の開発とはなんであったのか」とする問いが再び業界の中で頭をもたげ、新たな角度から見直されようとしている。――「まえがき」より
零戦の運命
1994.08.01発売
零戦の運命
著:坂井 三郎
敗戦50年を前に撃墜王が執念で書き下ろす日本は負けるベきして負けた。帝国海軍の形式主義と人命軽視、現場無視。下士官の立場から、いまだから言える戦争の真実。零戦は強く美しかった、しかし……。
流氷のおくりもの
1994.08.01発売
流氷のおくりもの
著:立松 和平
知床。アイヌ語のシルエトク──地の果てという意味のことばが語源になったこの地は、春夏秋冬、それぞれに美しく、命のにぎわうところです。 ねむっているように見える海ですが、人が遠ざけられているあいだに、ゆっくりと生命力を回復させているのです。自然のなかに、むだなものはひとつとしてありません。こうして季節のいとなみは、毎年毎年くりかえされていくのです。──(本文より)
実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」
1994.08.01発売
実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」
著:金 忠植,訳:鶴 眞輔
韓国現代史の裏面を抉ぐる衝撃のベストセラー ついにあの恐るべきKCIA=韓国中央情報部の全貌が明らかに 韓国現代史のなかでも、軍部政権の言論統制と検閲は苛酷なものであった。 特に、1961年のクーデーターにより、政権を握った朴正熙将軍以来、全斗煥、盧泰愚将軍にいたるまで、3代にわたる軍出身大統領は、南北間の軍事対立を理由に、言論に対する手綱を緩めようとしなかった。 その政権の鞭こそ、まさに「南山」と呼ばれた韓国中央情報部(KCIA)と、その後身である国家安全企画部(NSPA)だった。――〈まえがきより〉
丹後半島鬼駒殺人
1994.08.01発売
丹後半島鬼駒殺人
著:山村 正夫,解説:団 鬼六
講談社文庫
府中の古刹・真光山三界寺で、バラバラ死体が発見された。右手には、酒呑童子伝説にまつわる埋蔵金のありかを示す「鬼駒」と、「鬼殺し」という奇怪な棋譜が握られていた。また被害者は、坂田の公時の子孫を自称していた。やがて、大江山で第二の殺人が発生する。そして丹後半島に、奇怪な怨念絵図が浮かぶ。猟奇殺人の主犯は、はたして「鬼」なのか? 女流棋士名探偵が解く、長編伝奇ミステリー。
電子あり
諏訪青春水滸伝
1994.08.01発売
諏訪青春水滸伝
著:小嵐 九八郎,解説:多岐 祐介
講談社文庫
足掛け7年に一度、信州・諏訪で繰り広げられる諏訪大社の御柱祭りに、命知らずの男たちが集結してきた。谺襲次・21歳は、養父である的屋の谺組の親分・拓造を殺され、その無念を晴らすため、ライバル・矢頭丸騎一の待つ諏訪へ帰る。憧れの誉志子を手に入れるには、御柱の先頭ハナ切りを、決死で敢行せねばならない! 信濃に咲く恋と意地の長編青春小説。
電子あり
ゴ-スト・パラダイス
1994.08.01発売
ゴ-スト・パラダイス
著:テリ-・プラチェット,訳:鴻巣 友季子
講談社文庫
墓地を追われる死者たちと凸凹少年4人組。市が街のさびれた墓地を開発会社に売った。死者たちは不満の気炎をあげはじめ、少年たちの助けを得てひと騒動。時空を越えて、ハロウィンの夜になにかがおこる。
コミック昭和史(2)満州事変~日中全面戦争
1994.08.01発売
コミック昭和史(2)満州事変~日中全面戦争
著:水木 しげる
講談社文庫
憲法見直しを云々する前に、昭和の歩みをよく知ろう。戦争とは何かを身に染みて実感した筆者が、自らの生活史と重ねあわせ、日中全面戦争に突入するまでの時代背景を描く。満州事変、国際連盟脱退、二・二六事件……そして昭和12年12月13日、日本軍は南京大虐殺事件を起こす。どこまで続くぬかるみぞ。
電子あり
コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変
1994.08.01発売
コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変
著:水木 しげる
講談社文庫
昭和とはどのような時代だったのか。戦後50年を機に、いまあらためてその時代精神が問われている。それも権力者の視点ではなく庶民の眼で捉えたらどうなるのか。太平洋戦争下、ラバウルでの空襲により片腕を失った筆者が、万感の想いで描ききる。戦争を知らない世代に贈るコミック昭和史・全8巻。
電子あり
夢空幻
1994.08.01発売
夢空幻
著:堀 和久,解説:繩田 一男
講談社文庫
改鋳担当者の才覚と悲劇を描く歴史ロマン。金座御金改役・後藤三右衛門は天保の改革で一千万両分の改鋳を行なうが、水野忠邦失脚後、身分不相応のふるまいがあったとして斬首される波乱の生涯をおくる。
日本の医療
1994.08.01発売
日本の医療
著:保阪 正康,解説:森谷 正規
講談社文庫
日本の医療とその環境はどうなる! 医者の倫理観と技術、医療制度の問題点を摘出し次代へのあるべき姿を示す。あなたは安心して病院へ行けますか? ーー日本の医療とその環境は、どうなっているのか。医療荒廃の拡大再生産をするずさんな医師国家試験、改革が迫られる大病院、人命尊重という名のもと地獄マンダラの老人病院、破綻寸前までに追いつめられた健保制度。医療の技術、制度、倫理など、多面的に現状を厳しく検証し、次代へのあるべき姿を示す力作。
電子あり
白い雄鹿
1994.08.01発売
白い雄鹿
著:シ-.ダブリュ-・ニコル,訳:竹内 和世,解説:加藤 登紀子
講談社文庫
牧畜国家日本で繰り広げられるファンタジー日本は十三世紀に蒙古軍に征服され、牧畜文化の国になっていた。少年ターカは美しい自然の中で犬と馬を友とし暮らしていたが、美しい白い雄鹿が現われて……。
創竜伝(4)四兄弟脱出行
1994.08.01発売
創竜伝(4)四兄弟脱出行
著:田中 芳樹
講談社文庫
ドラゴン・ブラザースの超人的能力を目の当たりにした闇の世界の支配者は、ついに長兄・始(はじめ)の謀殺指令を下す。火と化した続(つづく)、風を呼んだ終(おわる)、水を奔(はし)らせた余(あまる)に続いて、長兄・始がドラゴンに変身するときが迫る。世界を牛耳るフォー・シスターズさえもひれ伏す悪の帝王の陰謀は今、人類の最終戦争を誘発する!
大蔵省VS.アメリカ
1994.08.01発売
大蔵省VS.アメリカ
著:塩田 潮,解説:佐藤 雅美
講談社文庫
なぜ大蔵省はアメリカに譲歩しつづけたか。’83年、通貨マフィアの熱い戦いは始まった。プラザ合意へと戦略を練るアメリカ、防戦一方の日本。日米・円ドル戦争の最前線ドラマを豊富な取材で明らかにする
サラリ-マン裏新撰組
1994.08.01発売
サラリ-マン裏新撰組
著:志茂田 景樹
講談社文庫
史上最強のセールス軍団の猛営業が始まった関西地区では弱いポポロビールが一大セールスをかけることになった。サバイバルゲームのようなオーディションを勝残った108人が何でもありの猛セールスを開始。(講談社文庫) 史上最強のセールス軍団の猛営業が始まった関西地区では弱いポポロビールが一大セールスをかけることになった。サバイバルゲームのようなオーディションを勝残った108人が何でもありの猛セールスを開始。
電子あり
アンジェリク(17)アカディアの魔女(下)
1994.08.01発売
アンジェリク(17)アカディアの魔女(下)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
敵が身近に迫っている――不安に駆り立てられたアンジェリクは、慈善家モードリブール夫人の勧めに従い、夫のあとを追って旅立つ。だが、徐々に明らかになる夫人の恐ろしい正体と行く先々に待ちかまえる敵の罠……。アカディアの呪われた浜辺で、ついにアンジェリクの壮絶な闘いが始まった。(全26巻)
アンジェリク(16)アカディアの魔女(上)
1994.08.01発売
アンジェリク(16)アカディアの魔女(上)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
入植地の夜の闇にひそむ敵「白い悪魔」 難破船、不気味な悲鳴、出没する青白い顔の男、次々と怪事件が……。 難破船で漂着した美貌の慈善家、モードリブール公爵夫人とは何者か?グールズボローに、次々と起こる怪事件。英仏植民地の勢力争いと、先住民族の絶え間ない抗争の狭間で、理想郷づくりをめざすペイラック伯爵とアンジェリクをつけ狙う謎の敵が、また、ふたりの身辺に、危険な罠を仕掛ける。(全26巻)