新刊書籍
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1994.08.17発売
パズルで挑戦!IQ150への道
ブルーバックス
近頃パズルが不足していませんか?
13日の金曜日は来年も必ずあるか?20キロしか測れない台秤で体重比べをする方法は?落下する的を撃ち抜くにはどこを狙うか?──などなど論理パズル、ヒラメキ・クイズ、ひっかけ問題が君に挑戦する。市販のIQテストでは制限時間の半分で全問正解してしまうなどで、IQ判定不能だった筆者が、頭のトレーニングにと考えた問題、よりすぐりの70問をお試しあれ。

1994.08.17発売
カオスの素顔
ブルーバックス
なぜ未来を予測できないのか
1カ月後の天気予報をしたり10億年後の天体の位置を考えるとき、初期値のほんのわずかな差が劇的な変化を生み、未来を予測できなくしてしまいます。大気や水、惑星などはすべて物理の基本法則にしたがって動いているのに、なぜ「予測不能」となってしまうのか、それを明らかにしたのがカオス理論です。本書では、いまや量子力学や宇宙論にまで応用されるカオス理論を、B・マンデルブローをはじめとする世界の権威が分野ごとに解説します。最先端で日夜活躍している研究者にしか書けぬ、他に類のない本質をとらえた解説です。

1994.08.17発売
素数の不思議
ブルーバックス
2、3、5、7、11、13……素数の不思議ワールドへようこそ!!
素数は、1とその数自身以外には約数をもたない整数のことだ。スーパーコンピュータで巨大素数を捜す、国や大企業が安全確保のために暗号として素数を利用する……今、この素数が話題になっている。古代ギリシアのユークリッド以来、素数は多くの数学者たちを魅了してきた。エラトステネス、メルセンヌ、フェルマー、オイラー、ガウス、ディリクレ、チェビシェフ、リーマン、アダマール、プーサン、セルバーグ……。彼らによって、素数はどのように解明されてきたのだろうか。

1994.08.17発売
二つの東京物語
漱石、鴎外、荷風が描いた東京の都市計画。ちょうど一世紀前の世紀末、欧州に留学した体験から生じた都市観は、彼らの文学にも大きな影響を及ぼしている。文豪の視点による、今なお新鮮な東京づくり物語。
今から約1世紀前、ベルリン、ロンドン、パリといったヨーロッパの近代都市に留学した彼らは、それらの都市と東京とを比較する鋭い目を持っていた。都市計画で、真の公衆衛生を図ろうとするならば、貧人を先にして富人を後にすべし、と説いた鴎外。近代都市のもつ経済的豊かさ、利便性という光の影にある貧富の差や環境汚染を憂えた漱石。道路事業偏重の明治の都市計画を、「破壊だ」と切り捨てた荷風。彼らの視点は、現在の都市計画にあっても、なお新鮮である。

1994.08.11発売
剣鬼喇嘛仏
講談社ノベルス
女陰をのぞいておのれの一瞬先の運命を知る「忍法破倭兵状」。斬った首を他人の胴についないで生きかえらせる「忍法小塚ツ原」。「忍法天草灘」「姦の忍法帖」「剣鬼喇嘛仏」など奇想天外の面白さを満喫できる風太郎忍法の傑作小説7編収録。

1994.08.11発売
くの一忍法帖
講談社ノベルス
大坂城落城前夜、救出された千姫とその侍女たち。智将真田幸村はその中に秀頼の胤を身籠る五人の女忍者を潜ませていた。「子が生まれる前に始末せよ」家康の密命が伊賀忍者に下った。子を宿しながら迎え討つ、くノ一五人衆に危機迫る!

1994.08.11発売
江戸語・東京語・標準語
講談社現代新書
武家と町人、山手と下町、標準語と方言。話しことばは時代を映す鏡であった。何がことばを変えてきたのか?江戸開府から明治を経て現代まで、日本語を通してたどるもうひとつの近代史。
「おっかさん」と「おかあさん」――国定教科書に採用されたことばの特徴的な例として「おかあさん」の場合を見てみよう。現在「母」をあらわすことばとして、最も一般的に使われているのは「おかあさん」だろう。しかし、この言い方は、少なくとも明治初期の関東以北にはなかった。幕末の日本語と英語を対比させたアーネスト・サトーの『会話篇』、ヘボンの『和英語林集成』でも、motherに対する日本語として挙げているのは、「はは」「ははさま」「母堂」「御母堂」「おっかさん」「おふくろ」で、ここには「おかあさん」ということばは出てこない。(中略)それなのに、なぜ、当時の国定教科書は「おっかさん」を捨てて「おかあさん」を採用したのだろうか?――本書より

1994.08.11発売
「水滸伝」を読む
講談社現代新書
水沢の要塞・梁山泊に集結した108人の個性豊かな英雄豪傑たちの活躍を描き、ながく読みつがれ、民衆の支持を得てきた大河小説の面白さを史実と虚構の間から読み解く。
ひとり者の世界――『水滸伝』には多くのひとり者が登場する。そして、かれらがおんなに興味をもたないことを潔しとする調子で話が進む。これは現実の反映であろうか。都市化が顕著になると、流入者がふえる。かれらのなかには、多くの“一旗組”がいたであろう。それまでの自らの生活を放棄して、都市で一旗あげるのにかけた者たちである。かれらは、それゆえに、自らを自らの所属する組織から切り離したものたちである。そして、これは、当時の都市、否、当時の社会で生活していたもののかなりの家族組織が崩壊していたことを示すのではないか。おんなに興味をもたないのは、潔いのではない。かれらが家族を構成していないからである。――本書より

1994.08.11発売
言葉のアヴァンギャルド
講談社現代新書
世紀が移り、新たな芸術が「運動」し始める。「切断の意識」につらぬかれた前衛──未来派、ダダ、シュレアリストたちが企てる言葉の解体・解放の冒険的な試み。意味を無化する方向に働く「20世紀の想像力」を考察する。
「20世紀」の表現者──彼らのほとんど唯一の共通項は、あの二重の「切断」の意識だったといってよい。一切の「過去」や「伝統」と断絶すること、そして「意味」や「内容」の支配から「外観」と「かたち」を解放することによって、アヴァンギャルド諸派は20世紀的なものの最初の表現者となったのである。──本書より

1994.08.11発売
「戦後補償」を考える
講談社現代新書
朝鮮人・中国人の強制連行・強制労働、従軍慰安婦、占領下の住民虐殺など、戦争が生みだした悲劇の責任と、今なお未解決の補償問題を幅広い視野から考察する。
「戦後補償」とは――戦後50年になろうとしてる今、アジアの各地から日本政府、あるいは日本の企業に対して戦後補償の請求がなされている。住民虐殺、「従軍慰安婦」、強制連行・強制労働、軍票の被害など、その請求の内容はさまざまである。これらの請求に特徴的なことは、それが国家から国家に対してなされているのではなく、被害者本人あるいはその遺族から、直接、日本政府あるいは日本の企業に対してなされていることである。――本書より
1994.08.05発売
愛蔵版 小説太平洋戦争
文芸(単行本)
太平洋戦争全史を描いた、感動の大河小説!開戦前後の国際情勢から、幾多の死闘をへて、ポツダム宣言受諾に至るまでの太平洋戦争全史を描く唯一の小説。祖国の不滅を信じて散華した人々への鎮魂の巨篇!

1994.08.04発売
<こっくりさん>と<千里眼>
講談社選書メチエ
明治なかば、燎原の火のようにひろがった〈こっくりさん〉。人々はなぜ、この不思議な遊びに熱狂したのだろうか。大流行した〈心霊学〉や〈催眠術〉、全国を二分した〈千里眼〉論争。〈こっくりさん〉とともに歴史の深層に沈んだ現象を発掘し、日本近代のもうひとつの顔をあきらかにする力作。

1994.08.04発売
アイヌの世界観
講談社選書メチエ
タマ・オオカミ・シマフクロウ……。魚の満ちあふれる川、シカが群れつどう山。大自然をアイヌはカムイ(神)としてとらえる。彼らの信仰はいかにして形成されたのか?「ことば」が「生活世界」を切り取るプロセス。秘密はそこにある。北の民の世界観がいま、認識人類学の立場から鮮やかに解明される。
1994.08.04発売
トイレのない旅
著者が世界の秘境で体験した涙と笑いの物語著者がテレビ取材で訪ずれたインカ遺跡の発掘現場、シベリアの大湿原でのガンの生態調査、揚子江源流地域など文明と縁のない世界で体験した感動と抱腹絶倒の物語

1994.08.04発売
現代情念論
講談社学術文庫
人間の非合理的、無意識的機能としての感情=情念が、いかに現代社会を動かしているのか。第1編「社会化された情念」では、合理主義文明のなかでなぜファシズムがむき出しの力を振るうのかを考察し、現代人の心の深層をフロイト、ユングの理論で分析。第2編「伝統とナショナリズム」では日本的心情としての天皇制に論及する。論壇第一線での注目すべき労作も収録した中村哲学の原点をなす必読の書。

1994.08.04発売
英文収録 茶の本
講談社学術文庫
ひたすらな瞑想により最高の自己実現をみる茶道。本書の冒頭で天心は「茶は、日常の事実における美しいものの崇拝、すなわち審美主義の宗教としての茶道に昂められた」という。明治39年、天心は西洋文明に対する警鐘をこめて、茶の文化への想い即ち東西の文明観を超えた日本茶道の真髄を切々と綴った。精魂をこめた訳文により天心の精神がいま静かに息づく。原典英文収録の名著復刻の決定版!

1994.08.04発売
文化記号論
講談社学術文庫
文化記号論は、言葉を人間の心の働き、すなわち精神の創造的な営みとみなすことから出発し、文化現象のすべてを言語記号の総体として捉える。哲学・文学・社会学・人類学等、あらゆる人文科学の基盤としての中心的役割を担うに至った文化記号論の現在を多面的に考察。意味論・修辞学等の基礎理論から、記号論のめざすべきアクチュアルな課題までを明確に論じた、第一線言語学者による必携の好著。

1994.08.04発売
世紀末ドイツの若者
講談社学術文庫
ドイツの若者のイメージを代表するワンダーフォーゲルは、反世紀末的で、反デカダン的であった。彼らは世紀末を、次の世紀への跳躍の兆候としてとらえた。若者が創り出した雑誌「ユーゲント」も未来への希望を表現した。ドイツの世紀末は、パリやウィーン風の終末論的世紀末と異なり、未来志向の世紀末転換期であった。世紀末に生きるドイツの若者の生態を文化史的観点から斬新に描いた名著。

1994.08.04発売
吉村作治の古代エジプト講義録(下)
著者の発掘経験に基づく古代エジプト意外史。古代エジプト文明の発生から終焉までを追いながら、いまだ解釈の定まらぬ文明の謎を大胆に解き明かす。現地で発掘する著者の経験に裏打ちされていて納得させられる。

1994.08.04発売
料理少年Kタロ-対社長少年
青い鳥文庫
ジュニア料理コンクールに出場することになった<料理少年>Kタロー。今回は、主催者の少年社長リュウイチにGF(ガールフレンド)のナオコとのつきあいをかけた優勝宣言をしてしまい、必勝を期して予選会にのぞんだ。ところが、お調子者のKタローのこと、ふたごの美少女アヤメとサクラコにまたまた気を取られ、心はふわふわ、うわの空……。Kタロー、大ピンチ!