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1994.06.06発売
身体の宇宙誌
講談社学術文庫
人間の身体は、30億年にわたる生命進化の記憶をもっており、古来、身体は大宇宙（マクロ・コスモス）に対する小宇宙（ミクロ・コスモス）と考えられてきた。身体に刻印された生命進化と神話的諸観念を読み解きながら、身体にまつわる神話的宗教的詩的想像力の諸相を、さまざまな角度から探究。身体と速度、身体と異界、霊魂と肉体、死と身体など、これまであまり試みられてこなかった斬新な視点に立って、身体的知の位相を解明した野心作。
1994.06.06発売
推理小説代表作選集１９９４年版
文芸（単行本）
９３年度秀作推理短篇１６作による推理年鑑村瀬継弥・真保裕一ほかの気鋭の新人から高村薫・宮部みゆき・大沢在昌ほかの旬の中堅クラス、そして佐野洋、夏樹静子ほかのベテランまで１６人による推理短篇集
1994.06.03発売
江戸 人遣い達人伝
徳川三百年には人事、組織改革の知恵が満々人を動かす動機づけにはいろいろあるが、日本人には「この人のためなら」の“なら”がきわめて大事である。この“なら”を持っていた人々をエピソード豊かに紹介
1994.06.03発売
闘論 政治はこう動く
政治の舞台裏で繰り広げられる駆け引きとは学者マスゾエが突っこみ、政治家クリモトが暴露する永田町政治の奇々怪々。実名を明かしながら、いま白日の下に曝される伏魔殿の構図。そこまで言うかッ！！
1994.06.03発売
詩集 野の娘
講談社文芸文庫
大正10年、有島武郎の推薦により刊行された第1詩集『見なれざる人』。改版、再改版を経て、「昔の友」「自負」「黙つている蝉」など7篇を加え再編改題した第2詩集『野の娘』。2詩集の重複と「見なれざる人」所収の短歌3篇を除き、全詩業を収録。簡素・高潔・強靱、深い感情に支えられた品位と雅趣を湛える中川一政の初期詩作61篇。
1994.06.03発売
木乃伊の口紅・破壊する前
講談社文芸文庫
田村俊子は、雑誌「青鞜」創刊号に耽美的な小説を書き官能的な資質と近代的自我の意識の間で揺れ動く、自立しようとする女の自画像を濃密、多彩な作品に残して数奇な遍歴の果て戦時下中国・上海の陋巷で客死した。その先駆的な生涯、作品共に再評価高まる女性作家の表題作と「生血」「女作者」「彼女の生活」「山道」等の代表作9篇を以って編成。新しい田村俊子像の再誕。
1994.06.03発売
ビリチスの歌
講談社文芸文庫
フランス世紀末の象徴派詩人ピエエル・ルイスが、紀元前のギリシャに女流詩人ビリチスを想定して、その愛怨の生を艶麗に歌わしめた長篇詩『ビリチスの歌』。絢爛たる才に恵まれた早熟の詩人ルイスが24歳の時、古代ギリシャ語から翻訳といつわって発表したしたたるような官能と華麗な詩篇の鈴木信太郎による名訳。ファスケル版挿画160点を入れて贈る。
1994.06.03発売
氏神さま・春雨・耳学問
講談社文芸文庫
井伏鱒二の色紙にある“捷平はげん人（げんじん）なり”のように、つつしみ深く、含羞のある、飄々たるユーモアに遊ぶ精神。掘り返された土に陽があたる田園や、父母や妻子の風景を、いわば“魂の故郷”を、都市の文明に決して汚されぬ眼で、こよなく暖かく描き続けた、作家・木山捷平の自由なる詩心。正に“人生を短篇で読む”絶好の初・中期珠玉の飄々短篇集。
1994.06.01発売
緑のフライブルクで愛を見た
南ドイツの美しい都市を舞台に描く女の自立夫と息子を日本に残して南独のフライブルクに娘と共に移り住んだ主婦が、十年間の意外な歩みと興味深いドイツ生活を平易明快な文章で綴った、ユニ－クな読み物。
1994.06.01発売
おかしな家族
多彩な芸術作品を残した今世紀最大の詩人コクトーが生涯にただひとつ作ったファンタジー
ジャン・コクトーが、幼かった日々に思いをこめて、ユーモラスな絵とことばでつづる、子供たちと子供の心を失わない大人のためのファンタジー。大空の支配者、太陽氏、エレガントな月夫人、いたずら好きな子供たち。その家庭教師にやとわれたのは、意外なことに、犬のトムだったのです･･････。
1994.05.31発売
薬学系のためのＭａｃｉｎｔｏｓｈ
薬学系研究者・技術者の要求に答える最新版薬学会年会要旨、国際会議用アブストラクト、ＢＢＲＣ投稿論文など実際例と多用してノウハウを公開。プレゼンテーションから研究室のデータベースまで幅広く解説
1994.05.30発売
放送ウ－マンの７０年
テレラジで活躍中の今昔女性アナの放送歴史爽やかな朝番組のソフトな声、おやっ美人だなと思わせる女性アナ。視聴者の多くが親しみを持つ女性アナの歴史に残る名調子迷発言、かくて女性アナの地位を確立。
1994.05.30発売
企業意思のリデザイン
新しい経営の創造は企業意思のリデザインで消費構造が変わる、社会構造が変わる、そしてグロ－バル化が進むなかで、いま日本の経営は岐路に立つ。いま求められているのはこわす経営でありつくる経営である
1994.05.30発売
白銀の傭兵
講談社ノベルス
草原の大陸に異変が！幻想の叙事詩開幕！ 中原の宝石と謳われたメルキア公国は北方の蛮族に制圧された。第三公子フロリモンは大白鳥の背に乗り遊牧民リトワの国へ。迫る追手、草原の国に動乱の予感が！
1994.05.27発売
関東周辺ペンション
1994.05.27発売
川は生きている
水道のじゃぐちをひねるとき、あなたは、その水が、どこからはこばれてくるか考えたことがありますか。この本は、水の話であり、緑の話であり、土の話でもあります。
川へでて、ながれに耳をかたむけてみましょう……。川はなにをうったえているのでしょう。水はなにを語りかけているのでしょう……。この本は日本人と水との深い関係を考えさせ、自然と人間との正しいかかわり方を教えてくれます……。
学校で家庭でいま、話題の小学生のための副読本!
――川も水も、人間が、自然と力をあわせて、つくりそだててきたものです。そして、日本人の大地とのたたかいの歴史とは、まず、川とのたたかいの歴史でした。
わたしは、これからその川の歴史についてお話ししますが、それは水の話であり、緑の話であり、そして土の話でもあります。なぜなら、みんなつながっているのですから。――
●中学、・高校・大学の入試問題や、音読用テキストにも引用される必読図書
1994.05.27発売
情報大名・朽木昌綱
鎖国の世、世界の情報に通じた大名がいた！清国だけが世界ではないと、遠くオランダ、フランス、ドイツの情報を集め、いち早く日本に世界の地理と歴史を紹介した異色大名・朽木昌綱の一代記。
1994.05.27発売
獣蟲記
講談社ノベルス
鱗あるものと、毛の深きものとの最終戦争！地方の高校に通う女子高生の日常の変貌は、漢文の授業から始まった。争う二つの勢力が彼女を奪い合う。彼女の秘密は、自分自身の「偉大なる前世」にあるのか
1994.05.27発売
海峡に死す
講談社ノベルス
衆人環視の鉄壁のアリバイに守られた殺人！関門海狭で発生したシ－ジャック。対岸から保守庁やマスコミが犯人の行動を注視するなか、裏では復讐の殺人劇が演じられていた。女性保安官アリバイ崩しに挑む！
1994.05.27発売
リヴァイアサン（上）
講談社ノベルス
空自の戦闘機隊、東南アジアに出撃す！ 航空母艦にたよらずとも、基地を遠く離れての戦闘機部隊の運用を可能にする電子戦指揮機「シャド－エコ－」の導入が、空自の海外出動を可能にした！戦略ノベル。