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1990.01.12発売
時の過ぎゆくままに
講談社文庫
クラスでふたりは際立っていた。英語をきれいに発音できる少女と、訳出が上手な少女。ふたりの奇妙な友情は、大人になり、互いの社会的条件がちがってきても、独得の心理で表向き続いていたが……。洗練されたセンスと鋭い感性に裏うちされ、優美と毒とを巧みに織りまぜる、秀作12編。惜しまれつつ急逝した短編の名手の、「忘れがたみ」というべき作品集。女同士の友情に潜む毒の凄み! 鋭い感性で、人生の光と影を描き出す都会小説集。
1990.01.12発売
癌病船応答セズ
講談社文庫
人類滅亡の悪魔のカウントダウンが始まった悪魔のウイルスをまき散らしながら、逃亡を続けるテロリスト。癌病船北斗号の白鳥船長を始めとするスタッフはテロリストとウイルスを捉まえて地球を救おうとする
1990.01.12発売
影の落ちる町
講談社文庫
米名門大学の暗部を描く傑作サスペンス小説突然の息子の自殺に疑問を抱いた敏腕女性検事が人里離れたキャンパスに乗り込んでみると,この半年で似たような事件が数知れず起きていた.そして恐怖の結末が!
1990.01.12発売
食わせろ!!
講談社文庫
現代の一九と写楽が対決する知的デスマッチ「いいかげんにしろ!」……世間に溢れるいろいろ言いたいことをマルチタレントにして気鋭作家の景山民夫と今様文人画家の巨匠山藤章二が斬結ぶ決闘100回戦!

1990.01.12発売
ラブソングを歌いたい
講談社文庫
マスコミと寝ない、力には媚びない。「男の日々よ、ちょっと待って」と、人権、性差別にコミットし続ける著者。木や花を愛し、「オダヤカに暮らしたい」といいつつ、つい女気をおこす、「無謀オチアイ」そのままに、小気味よい最新エッセイ集。潔く、しなやか、著者を知る格好の、鮮度100%の1冊。
1990.01.10発売
進歩がまだ希望であった頃 フランクリンと福沢諭吉
講談社学術文庫
日米の非凡な二人を精神史上で対比した評伝アメリカ建国の父フランクリンと日本の文明開化の主導者福沢諭吉。二人は「前へ、前へ」と歩調を進めた。それは進歩がまだ希望であった頃の時代精神であった…。
1990.01.10発売
眩暈を鎮めるもの
講談社学術文庫
現代文学の本質を根底から見すえた評論集。天上へさまよい出ようとする人のこころを地上につなぎとめるものは何か。生をめぐる恐怖の中で、ひたすら生の側に賭けてきた著者独自の文学観を明確に示した力作
1990.01.10発売
カガミジシ
青い鳥文庫
老かりゅうどとカガミジシの戦いを描く力作狩りの名人源助がはじめて出会った強敵、それはカガミジシとよばれるいのししだった。大自然の中でくりひろげられる両者の息づまる対決。そして、ついに……。
1990.01.09発売
がんばれ!スーパーヒーロー あいのせんし
講談社の絵本
1990.01.09発売
つよいぞ!スーパーヒーロー あかいせんし
講談社の絵本

1990.01.09発売
とりあえず!?
絵の天才とギョーカイの天皇が遂に対面! イラスト絶好調のヤマフジランドに乗り込むのは、フジテレビのヒット・メーカー、名プロデューサーの横澤彪。ギョーカイ通の一冊。夕刊フジ好評連載のスーパーエッセイ。

1990.01.09発売
月下美人
講談社文庫
生と死を見すえる冷徹な眼。傑作短編小説集。軍用機を爆破した元脱走兵を取材する「私」と、家族にも過去を語らず苦悩の歳月を過してきた男との関わりを、咲き散る月下美人に託して描く表題作等、8編を収録。(講談社文庫)

1990.01.09発売
幻の流氷特急殺人事件
講談社文庫
列車消失と連続殺人のダブル・ミステリー! 流氷が鳴くオホーツク沿岸で、名物観光列車「流氷号」が、奇々怪々な事件に遭遇――というリレー式推理小説の筆者たちが、おそるべき運命の糸にたぐられて……。推理小説の中に別の「推理小説」という二重構造の、複雑重層的な謎解きをするのは、ご存知ポテトとキリコの名コンビ。贅沢さ極めつきの傑作長編ミステリー。

1990.01.09発売
義経幻殺録
講談社文庫
大正10年春、中国・上海。新進作家芥川龍之介は、源義経“清朝の祖”説を証明するという秘本を求め、上陸した。ロシア・ロマノフ王家の秘宝・ペルテルブルクの星の行方は?清国再興をもくろむ日本陸軍の黒幕とは?連続殺人と歴史の謎に挑戦する芥川探偵の名推理。歴史ミステリーの俊英井沢元彦の長編力作。

1990.01.08発売
木曽駒に幽霊茸を見た
講談社文庫
北多摩警察署の刑事課強行犯係の相馬刑事──身長180センチ、体重80キロ、通称ウマさん。そのウマさんが奥多摩をドライブしていてワゴン車にぶつけられた。運転手は逃げ、助手席に男の死体が!相次ぐ殺人、山で助けた美人までも……。山男刑事が情熱をこめ、プライドをかけて挑む殺人事件の謎は?

1990.01.08発売
追いつめられた信徒 死なう団事件始末記
講談社文庫
弾圧に対して「死なう団」の信徒は集団で切腹の抗議をした。昭和史の真相に迫る力作! ーー戦前、警察国家の弾圧に対して、死ぬことを最高の教義とする「死なう団」の信徒は、集団で切腹の抗議をした。彼らはなぜ、ここまで追いこまれたのか。切腹で何を訴えようとしたのか。昭和初年の深刻な不況から、血腥いテロ、そして戦争へと突き進んでいく日本の象徴的な事件を、事件関係者への入念な取材と豊富な資料で初めて明らかにする!

1990.01.08発売
寂庵だより
講談社文庫
生きるということは、自分を創ること。その力は、誰にでも公平に与えられている。かけがえのない一生を、誰かの責任にゆだねず、自分で守り育て、自分の心に聞いて生きて行きたい。――出離した作家の行動と思索の日々、仏恩や衆生恩に報いる努力の中から見えてきたものを、静かに、力強く語るエッセイ集。

1990.01.08発売
星からの1通話
講談社文庫
ショートショートの奇才が贈る75回の電話遠い星にも大人と子どもがいて、樹や石があってみんな苦労しているのだろうか。身の回りのほんのささいな、けれどもせつなくなるような世界を卓抜な筆致で描出。(講談社文庫)

1990.01.08発売
弘前大学教授夫人殺人事件
講談社文庫
無実の罪に陥れた当局の論理とは? 冤罪事件の全貌を解明し〈つくられた犯人〉の不条理な運命の重さを問う衝撃的ルポ! ーーある日、突然、ひとりの青年が、殺人犯として逮捕された。彼がいかに彼の真実を叫び続けても、「血痕」鑑定を理由に、裁判所は極刑を宣告した。以来、真実は闇に葬られ、真犯人が名乗りでるまで、〈つくられた犯人〉の不条理な運命は、どのような軌跡を描いたのか。冤罪事件の全貌を解明する衝撃的ルポルタージュ。

1990.01.08発売
誘惑教室
講談社文庫
男女共学高校・青空学園の卒業式の日、英語教師の菊池は、卒業生の竹村順子を愛車に乗せ、ドライブに誘った。今日から順子は、教え子ではない。男と女としてつきあっても、かまわないのだ。セーラー服を脱いだ順子とは、もう男と女のつきあいができる。菊地は部屋へ誘った……。だが、密かに学園を蝕む、女子高生売春と大学不正入試。思春期の女子高生を相手に奮闘する青年教師……。思春期の欲望渦巻く学園を舞台に、若き独身教師の正義感と愛を描く。