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賢い女の愚かな選択
1989.10.06発売
賢い女の愚かな選択
著:コ-ネル・コ-ワン,著:メルヴィン・キンダ-,訳:佐藤 綾子,装丁:鈴木 邦治
講談社文庫
女性が、現実的で明快な男性との関係を保ち、究極的に幸福な関係を築きあげるには、どうすればよいのだろうか。現代の女性(とくに賢い女性)は、男性との交際で、つねに多くの“誤り”をおかしている。最良のパートナーを得るために、“傷つきやすい愛”を“強固な愛”に変えるための秘訣を教示する。
俺はス-パ-マン
1989.10.06発売
俺はス-パ-マン
著:横田 順彌,解説:松中 正子,装画:山下 勇三
講談社文庫
元祖ハチャハチャの珍・怪・奇なる大騒動譚高所恐怖症、対人赤面恐怖症、等々数多くの欠陥を持つ“スーパーマン”になった俺が、人類の幸福と正義のために戦つた、珍無類の成果の一大パノラマをどうぞ!
いのち華やぐ
1989.10.06発売
いのち華やぐ
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
今切実な時代の問題、老、病、死について考える魂のエッセイ。生きるとは何かに答は出ないが、過去を思いわずらわず、未来を取り越し苦労せず、現在を全力で生きる命の貴さと、幾歳になっても愛にめぐりあい、愛をまきちらしながら、愛に始まり愛に終る人間の営みの理想を、清らかな活気で説き語る名著。
電子あり
蕎麦ときしめん
1989.10.06発売
蕎麦ときしめん
著:清水 義範
講談社文庫
読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。(講談社文庫) 読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。
電子あり
マンハッタン母学生
1989.10.06発売
マンハッタン母学生
著:佐藤 綾子,解説:青木 雨彦,装丁:道信 勝彦,装画:佐藤 朋恵
講談社文庫
主婦学生が繰りひろげるニューヨーク大学「留学奮戦記」。夫と娘を日本に残し、勇躍単身でマンハッタンにのりこみ、演劇やミュージカルやパフォーマンス論の勉強に挑んだママさん学生。彼女の熱気はすごいばかり。アメリカの母学生事情やブロードウェイの実態など、みずからの体験や観察を織りこみながら、爽やかに描くアメリカ・レポート。 主婦学生が展開するニューヨーク留学奮戦記夫と娘を日本に残して単身で演劇やミュージカルの勉強に挑んだ、情熱あふれるママさんのてんやわんや。あわせてアメリカの日常生活と人々の素顔を爽やかに描く。
電子あり
真夜中の料理人
1989.10.06発売
真夜中の料理人
著:阿刀田 高,解説:杉本 りえ,装画:畑農 照雄
講談社文庫
北国から友人が送ってくれた鮭をめぐり、折り合いのわるい夫婦の対立が深まる。肉好きの妻、魚好きの夫、日常の不平をつのらせる妻、日常あたまの上がらない夫。仕方なく夫は包丁を買い込み、深夜のベランダで鮭を切るが……。人生の断面を巧みに描いて定評ある著者の、しみじみと怖い秀作11編。
電子あり
勝者の組織論
1989.10.05発売
勝者の組織論
著:広岡 達朗,著:長島 茂雄,装丁:鈴木 成一,装画:生頼 範義
大リ-グの勝つためのシステムづくりとは.第1章プロ野球はビジネスである 第2章いかに全体を活性化し機会均等をはかるか 第3章プロは勝つことが義務である 第4章要は闘う前に勝っていることだ
おとこの事典
1989.10.05発売
おとこの事典
著:山口 洋子,装丁:玉井 ヒロテル
講談社文庫
男女の微妙なズレや恋愛のむずかしさ。恋の勝者にも、恋の未経験者にも、参考になる1冊ーー宴会、オフィスラブ、贈り物、結婚観、サイズ、下着、チップ、デジタル、ネクタイ、パーティなどなど、男の生活に密着していて、男の本質をつい露出させ勝ちな、特性や小道具をキイワードとして選び出し、鋭い観察眼と軽妙な語りくちで、男の姿をはだかにしてみせる、異色のエッセイ。250語の、いわば「おとこ早わかり事典」として、世のミス&ミセスに捧げる話題の書である。
電子あり
京都再婚旅行殺人事件
1989.10.05発売
京都再婚旅行殺人事件
著:山村 美紗,解説:郷原 宏,装画:深井 国
講談社文庫
親友ユミの結婚式に出席したのが縁で、麻矢はユミの義兄・杉原太郎と結ばれる。豪華な挙式、京都に1泊して外国へのハネムーン。麻矢は幸せだった。ところが初夜が明けると、太郎がベッドで毒死していた。初めに疑われた麻矢だが、嫌疑が晴れると、自ら探偵役に! だが、夫の過去を探っていくと、連続殺人が……。愛をテーマにした、本格長編推理。
電子あり
偽作家のリアル・ライフ
1989.10.05発売
偽作家のリアル・ライフ
著:島田 雅彦,解説:島 弘之,装丁:平野 甲賀
講談社文庫
注目される作家の20代の頃の第一エッセイ集ーー1961年生まれの著者のデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」創造の秘密。1961年生まれの著者の衝撃的なデビュー作品『優しいサヨクのための嬉遊曲』の創造の秘密。青くささを唯一の拠り所にする「怖るべき子供」島田雅彦の、きらめく才気をあますところなく伝える第一エッセイ集。「日本のおじさんやおばさんは醜い! 勝手に遊ぶ少年少女は美しい! 世界は美しい者たちのためにある」
電子あり
女が複眼になるとき
1989.10.05発売
女が複眼になるとき
著:工藤 美代子,解説:山口 文憲
講談社文庫
自立の足跡をたどる体験的レポート。結婚を契機にカナダに渡った女の子が、カルチャー・ショックの中で達成した自立の道ーー結婚を契機に、カナダ・バンクーバーに渡った一人の女の子が、カルチャー・ショックの中で自己形成をはじめ、ノンフィクション・ライターとして複眼の思考を身につけていくまでの足跡をたどる、体験的レポート。ひとりの女性が自立するとき、まずなにをなすべきか。暖かい産湯の中に、一生つかってはいられない!
電子あり
大和古寺巡歴
1989.10.05発売
大和古寺巡歴
著:町田 甲一,装丁:志賀 紀子
講談社学術文庫
大和は日本人の心のふるさと。都塵を逃れ、春なれば御仏のうつら眼にかすむ大和国原へ。秋には、水煙(すいえん)の天女の衣の隙に澄む秋天の美しさを振り仰ぎ、折々心のやすらいを求めてめぐる古寺巡歴の、最も信頼できる手引きとして本書はある。従来の恣(ほしいまま)な感傷過剰の空想でなく、著者はあくまで仏像そのものに即して時代の精神と様式を語ろうとする。そこに思いもかけず古仏鑑賞の真の醍醐味が姿を顕すのだ。
スタ-リン
1989.10.05発売
スタ-リン
著:バ-ナ-ド・ハットン,訳:木村 浩,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
スターリンの真実の姿を明かした注目の書。今世紀のもっとも偉大な権力者であったスターリン。権力につかれた、その一個の冷酷非道な人間の素顔を、政治的色彩をつけずに事実のみをつづった画期的な伝記。
常世論 日本人の魂のゆくえ
1989.10.05発売
常世論 日本人の魂のゆくえ
著:谷川 健一,装丁:島田 拓史
講談社学術文庫
常世とは、水平線の彼方に対する憧憬と死がまじり合ったもの。しかし常世は、祖霊の在(いま)す幽界や黄泉の国、そして沖縄のニライカナイともつながる。著書は、そうした世界が観念化される以前の原風景を求めて、補陀落(ふだらく)渡海や浦島伝説、また産小屋の問題などに立ち向かう。新しい発見の感動に支えられて、柳田・折口両先学らの論を一歩進めようと、日本人の原郷意識に挑んだ谷川民俗学の代表作の1つ。
背徳の詩集
1989.10.04発売
背徳の詩集
著:森村 誠一,装丁:熊谷 博人,装画:黒川 雅子
文芸(単行本)
男の野心と欲望の果てを描くミステリー長篇恋人の疑惑の死、重役秘書から専務令嬢への綱渡り。女を踏み台にし、エリートへの階段を昇る男の挫折とは? 連環する犯罪と、大いなる野望を抱く男たちの悲劇!
七・錯乱の論理・二つの世界
1989.10.04発売
七・錯乱の論理・二つの世界
著:花田 清輝
講談社文芸文庫
常に世界に開かれている透徹したリアルな眼。文学・思想の至高を終生求めつづけた強靱な芸術家魂。ブリリアントな論理と秀抜この上ないレトリック。真の前衛・花田清輝の初期小説・「七」「悲劇について」、「復興期の精神」と比肩する初期エッセイ集「錯乱の論理」、「沙漠について」「動物・鉱物・植物」等の名篇を含む「二つの世界」を合わせて収録。
電子あり
硝子障子のシルエット 葉篇小説集
1989.10.04発売
硝子障子のシルエット 葉篇小説集
著:島尾 敏雄,解説:秋山 駿
講談社文芸文庫
平穏な日常のありふれた出来事。その空間で交錯する家族の心……窓の硝子越しに見えるオーバーの影絵。魂の抜けたぬけがらの自分。精神を畏縮させる危うさが、深く妖しく映し出される。表題作「硝子障子のシルエット」ほか珠玉の30篇を収める葉篇小説集。毎日出版文化賞受賞。
信長・イノチガケ
1989.10.04発売
信長・イノチガケ
著:坂口 安吾,解説:川村 湊
講談社文芸文庫
「死のうは一定」――姑息因循な“時代”の壁を蹴破り、闊達自在の“自由”を生きた、先駆する“近代”織田信長。天下周知の笑い者が、一瞬にして変貌、屹立する――この稀代の人物を史実を踏まえ、作者の凛質と独自の文学的手法で活写した傑作長篇「信長」とキリシタン受難史を描いた「イノチガケ」他2篇。
意味という病
1989.10.04発売
意味という病
著:柄谷 行人,解説:すが 秀実
講談社文芸文庫
日本のシェークスピア論のパラダイムを批判し、明晰な論理と思考の下に、新しい「マクベス」像を描く、柄谷行人の初期秀抜エッセイ「マクベス論」をはじめ、秀作『マルクスその可能性の中心』につながる、その明視力の圧倒的展開を収録。
電子あり
新・平家物語(十六)
1989.10.02発売
新・平家物語(十六)
著:吉川 英治
平家が西海の藻屑と消えてわずか半年後、武勲第一の義経は、それまで指揮下にあった頼朝の兵に追われる身となった。吉野から多武ノ峰、伊勢、伊賀――息をひそめて主従7人、平家の残党の如く生きる。静(しずか)を見捨ててまでの潜行につぐ潜行。義経はひたすら東北の空に仰ぐ。そこには、頼朝の最も恐れる藤原3代の王国が――。人間の愚、人間の幸福をきわめつづけた吉川文学の総決算、ここに完結。 息をひそめて潜行する義経主従の行く先は? 平家が西海の藻屑と消えてわずか半年後、武勲第一の凱旋将軍義経は、それまで指揮下にあった頼朝の兵に追われる身となった。愛する静を見捨ててまでの潜行が続く。
電子あり