
マイページに作品情報をお届け!
写真美術館へようこそ
シャシンビジュツカンヘヨウコソ
- 著: 飯沢 耕太郎

“まなざしの芸術”――写真は、何をどのようにして表現してきたのか。古今東西の名作・快作を集めた“紙の上の美術館”へご案内。その魅力と本質を縦横無尽に語り尽くす、本格的写真入門。
「写真表現とは何か」――そこで当館の展示では、あえてその「写真表現とは何か」という基本的な原理を考えてみようと思うわけです。具体的には写真史のはじまりから現代までほぼ時代順に5つの部屋を設けております。それぞれの部屋がまた3つくらいのパートに分かれている。第1室の「光学・発明・絵画」だったら「写真がなかった頃」、「写真の誕生」、「絵画と写真」、第2室の「鎖・肖像・裸体」は「鏡と“顔”」、「向こう岸のイメージ」、「裸体の饗宴」といった具合です。つまり私のもくろみといたしましては、第1室から第5室までざっと見ていただければ、写真表現に関わるいろいろな問題について、19世紀から現在までの写真の歴史も含めて自然に無理なく理解することができる、そんな展示をめざしています。あまりにも欲ばりな企画で、うまくいくといいのですが……。――本書より
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
●光学・発明・絵画
写真の誕生
●鏡・肖像・裸体
向こう岸のイメージ
●風景・モノ・都市
「デペイズマン」の美学
●出来事・社会・私
戦争と観光
●色・複製・フレーム
デジタル写真の可能性
書誌情報
紙版
発売日
1996年02月20日
ISBN
9784061492875
判型
新書
価格
定価:946円(本体860円)
通巻番号
1287
ページ数
236ページ
シリーズ
講談社現代新書
著者紹介
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
中国現代アート
-
闘牛
-
記憶
-
地獄絵ARTBOX
-
アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ
-
板画・奥の細道
-
横山大観ART BOX
-
藤田嗣治の少女
-
印象派BOX
-
バロックの光と闇
-
わたしの好きな子どものうた
-
肖像のなかの権力
-
ゴッホの地図帖
-
ルノワールの犬と猫 印象派の動物たち
-
藤城清治の旅する影絵 日本
-
戦争画とニッポン
-
鴨居玲 死を見つめる男
-
ニッポン・アートの躍動
-
繪本 歌の旅
-
夕暮れ巴水 林望の日本美憧憬
-
日本の現代アートをみる
-
私の好きな原田泰治の絵 33人が選んだ心に残る一枚
-
河井寛次郎の宇宙
-
印象派の水辺
-
ニャーブル美術館
-
ニッポン現代アート
-
繪本平家物語
-
夢想
-
歩け泰治
-
復刻普及版 北欧紀行 古き町にて
-
美しい日本への旅
-
日本の歌百選
-
奈良美智写真帖
-
踏みはずす美術史
-
藤田嗣治画文集
-
藤田嗣治「異邦人」の生涯
-
竹久夢二《デザイン》 モダンガールの宝箱
-
泰治が歩く
-
草間彌生 Art Book
-
想い出の唱歌
-
赤瀬川原平が読み解く全作品 フェルメールの眼
-
正倉院美術館 ザ・ベストコレクション
-
森と湖の国への旅
-
心の風景を巡る旅
-
初夏の風
-
紙ふうせん 原田泰治素朴画の世界
-
思い出風
-
四季めぐりあい
-
作家別 あの名画に会える美術館ガイド・西洋絵画篇
-
佐藤忠良 彫刻七十年の仕事
-
高橋まゆみ作品集 草の道
-
原田泰治心のふる里を描くぼくの「夢」・「道」・「詩」・「風」
-
原田泰治自選画集
-
原田泰治のぬり絵
-
原田泰治と行く花を見る旅
-
君は隅田川に消えたのか -藤牧義夫と版画の虚実
-
熊谷守一の庭
-
空想の繪本
-
気品磨き
-
絵が教えてくれたこと
-
画廊の隅から東日本大震災チャリティ・イラストレーション作品集
-
画家の食卓
-
わたしの信州
-
ロートレックの食卓
-
やすらぎの風景
-
モネ 庭とレシピ
-
ふるさとの四季
-
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ
-
ドレのロンドン巡礼 天才画家が描いた世紀末
-
トーテンくんのオーケストラ
-
ちひろの世界
-
セザンヌの食卓 いろとりどりの林檎たち
-
ゴッホ 旅とレシピ
-
ゴダールと女たち
-
クレーの絵本
-
クレーの天使
-
クレーの食卓
-
アルフォンス・ミュシャ
-
アーティストたちとの会話