世界という背理

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世界という背理

セカイトイウハイリコバヤシヒデオトヨシモトタカアキ

講談社学術文庫

小林秀雄と吉本隆明は、日本の批評において非常に象徴的な対立点に立つ2つの極である。両者の批評に共通しているのは、「文学」がどういうものであるかについての卓越した確信であって、それは現在の批評の世界では希有なものである……。現実世界への言語と思想の有効性を鋭く問い続けた小林秀雄と吉本隆明の苦闘の道程をたどり、時代の風化に耐えうる真の〈思想〉とは何かを考察した画期的論考。


目次

1 言葉の海へ
2 「自己」という問い
3 〈美〉と〈信〉をめぐって

書誌情報

紙版

発売日

1996年04月10日

ISBN

9784061592254

判型

A6

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

1225

ページ数

246ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

1988年1月、河出書房新社より刊行

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