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現代批評の遠近法
ゲンダイヒヒョウノエンキンホウユメノガイブ

ポスト・モダニズムは、その内実がよく理解できるようになるに従って、文学にとっても思想にとっても反動的性格を持つものであることが見えてきた。この評論集1冊は、そういった文学と思想の潮流に対する対抗である……。〈在日〉の苦しみを深く表現した金鶴泳文学への共感に始まり、〈20世紀末の無神論〉としてポスト・モダニズムから、昭和と天皇制の問題をも考察。竹田思想の真髄を示す好著。
書誌情報
紙版
発売日
1998年03月10日
ISBN
9784061593213
判型
A6
価格
定価:902円(本体820円)
通巻番号
1321
ページ数
266ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
『夢の外部』(1989年5月、河出書房新社刊)
収録作品
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作品名初出
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作品名
苦しみの由来
初出
『文藝』1985年3月号
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作品名
たたかいの義
初出
『文藝』1984年9月号
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作品名
沈みゆくものの光景
初出
『思想の科学』19887月号
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作品名
美的体験の意味について
初出
『思想の科学』1988年7月号
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作品名
夢の外部
初出
『文學界』1988年11月号
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作品名
文学という信憑について
初出
『群像』1987年10月号
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作品名
批評の届け先
初出
『群像』1987年4月号
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作品名
文学の遠近法
初出
『群像』1989年4月号
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作品名
問題としての昭和
初出
『文藝』1988年秋号
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作品名
“戦後理念”の行方
初出
『文藝』1986年春号
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作品名
戦後批評の文脈
初出
『群像』1986年9月号
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作品名
知の解体をめぐって
初出
『文藝』1987年秋号
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作品名
天皇制という禁忌
初出
『文藝』1986年夏号
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作品名
天皇と市民社会
初出
『群像』1989年4月号
著者紹介
解説: 小浜 逸郎(コハマ イツオ)