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戦国期の室町幕府
センゴクキノムロマチバクフ
- 著: 今谷 明

土一揆の勃発、足軽・町衆の台頭――
戦乱の京都、民衆たちは歴史の表舞台に登場した
民衆が歴史の表舞台に登場し、日本文化の伝統が形成された戦国時代の京都。その実像とはどのようなものか。本書は山門と五山の争い、幕府財政、警察制度、徳政一揆等を素材に政治経済都市としての中世末期の京都を概観、応仁の乱後の自治都市成立までを精緻な論証に基づいて活写する。中世史研究に一石を投じ高い評価を得た幻の名著、待望の文庫化。
Ⓒ今谷 明
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目次
第1章 東班衆の世界――室町幕府の財政と荘園政策
幕府の裁判記録にみる有徳人衆/室町幕府の財政構造/
東班衆と足利将軍/五山禅院の経済的基礎
第2章 五山と北嶺
南禅寺楼門撤却事件/根本中堂自焼事件/山門領主権の衰退
第3章 門前検断と釘貫――権門の町屋支配
京都における門前検断/奈良における寺内検断/
地方頭人の町屋支配/釘貫の変遷過程
第4章 落日の室町幕府
所司代から管領代へ/「堺幕府」の成立と崩壊/
茨木長隆とその時代/信長上洛前夜の京都
書誌情報
紙版
発売日
2006年06月10日
ISBN
9784061597662
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1766
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2022年01月21日
JDCN
06A0000000000424415X
初出
1975年、角川書店より刊行
著者紹介
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