「白村江」以後 国家危機と東アジア外交

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「白村江」以後 国家危機と東アジア外交

ハクソンコウイゴ コッカキキトヒガシアジアガイコウ

講談社選書メチエ

663年、倭国大敗。国家存亡の秋(とき)。後進性を痛感した倭は、国家体制の整備を急ぐ。対唐防衛網の構築、亡命百済人による東国開発、官僚制整備。律令国家「日本」完成へといたる、古代の「近代化」を描き、あわせて現代におよぶ、無策、無定見の日本外交の問題点を抉る。

【目次】
序章 古代日本最大の危機
1 二重構造の対外観
2 白村江の戦とその意義
第二章 白村江への道
1 隋・唐帝国の成立と東アジア世界
2 朝鮮半島の動揺
3 倭国の国際認識
4 一国中心主義の外交
5 文物の依存
6 曖昧な外交論理
第二章 百済の役
1 百済滅亡 白村江へのプロローグ
2 百済復興運動と倭国の介入
3 百済救援の役 敗北への道
4 戦略なき倭国
5 白村江の戦 新旧体制の対決
第三章 律令国家「日本」の成立
1 亡命百済人の貢献
2 中央官制の整備
3 地方支配の進展
4 律令国家の成立
5 消極外交への転換
6 二つの対唐観
エピローグ


あとがき
索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

序章 古代日本最大の危機
1 二重構造の対外観
2 白村江の戦とその意義
第二章 白村江への道
1 髄・唐帝国の成立と東アジア世界
2 朝鮮半島の動揺
3 倭国の国際認識
4 一国中心主義の外交
5 文物の依存
6 曖昧な外交論理
第二章 百済の役
1 百済めつぼう白村江へのプロローグ
2 百済復興運動と倭国の介入
3 百済救援の役 敗北への道
4 戦略なき倭国
5 白村江の戦 新旧体制の対決
第三章 律令国家「日本」の成立
1 亡命百済人の貢献
2 中央官制の整備
3 地方支配の進展
4 律令国家の成立
5 消極外交への転換
6 二つの対唐観
エピローグ


あとがき
索引

書誌情報

紙版

発売日

1998年06月10日

ISBN

9784062581325

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

132

ページ数

248ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 森 公章(モリ キミユキ)

1958年生まれ。東京大学文学部卒業後、同大学大学院博士課程単位取得退学。奈良国立文化財研究所主任研究官を経て、東洋大学文学部教授。専門は、日本古代史。著書に『古代日本の対外認識と通交』(吉川弘文館)、共著書に『古代を考える唐と日本』(同)がある。

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