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戦国大名論 暴力と法と権力
センゴクダイミョウロンボウリョクトホウトケンリョク
- 著: 村井 良介

戦国時代、大名の配下にありながら、「家中」と「領」をもつ者がいた。戦国領主と呼ばれる存在である。大名の生命線は、彼らをいかに統制するかにあった。暴力の時代にあって、いかに支配を安定させたのか。暴力と法のせめぎ合いから、新しい権力が誕生した。群雄割拠の時代を権力論の視点から読み直す。
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目次
はじめに
序 章 ひきさかれた戦国大名像
第一章 戦国領主とはどういう存在か
第二章 戦国大名と戦国領主
第三章 暴力と正当性
第四章 権力関係の流動と固定
終 章 戦国を見る目、現代を見る目
おわりに
註
書誌情報
紙版
発売日
2015年09月11日
ISBN
9784062586108
判型
四六
価格
定価:1,925円(本体1,750円)
通巻番号
607
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2015年09月25日
JDCN
0625861000100011000R
著者紹介
1974(昭和49)年、大阪府生まれ。 97年、京都府立大学文学部史学科卒業。2005年、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程日本史学専攻修了。博士(文学)。 2010年より神戸大学大学院人文学研究科特命助教。著書に、『戦国大名権力構造の研究』がある。
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