佐治敬三と開高健 最強のふたり〈下〉

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佐治敬三と開高健 最強のふたり〈下〉

サジケイゾウトカイコウタケシサイキョウノフタリゲ

講談社+α文庫

ひとりは勝算なき「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢


真の経営者とはなにか。真の小説家とはなにか。そしてほんとうの友情とはなにか――開高はコピーライターとしての才能を花開かせ、在職中に芥川賞を受賞する。佐治が身を置いていたビジネスの世界は経営者が生命を懸けた戦いの場だが、なかでも昭和三十六年(一九六一)のビール事業進出、ビールの巨人三社(キリン、サッポロ、アサヒ)による寡占(かせん)に無謀な挑戦は、まさに「ビール戦争」と言っていいものであった。経営者の姿を自分に重ねあわせ、作家・開高も戦場に向かう。アメリカが正義を旗印に介入した「ベトナム戦争」の渦中に身を投じる――。


目次

第三章 寿屋宣伝部とトリスバーの時代〈承前〉
第四章 オールドショックと犬の生活
第五章 悠々として急げ
あとがき
文庫版解説――成毛眞
佐治敬三 開高健 年譜
主な参考文献

書誌情報

紙版

発売日

2017年10月20日

ISBN

9784062817318

判型

A6

価格

定価:869円(本体790円)

通巻番号

ページ数

312ページ

シリーズ

講談社+α文庫

電子版

発売日

2017年10月27日

JDCN

06A0000000000008485R

初出

本書は『マグナカルタ』(ヴィレッジブックス)に連載された「最後の大旦那 佐治敬三 “ごっつおもろい生き方”してみんかい!」を加筆修正し、小社から2015年に刊行された作品を文庫化したものです。

著者紹介

著: 北 康利(キタ ヤストシ)

昭和35年12月24日愛知県名古屋市生まれ、東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家としてみずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞・累計47万部)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』、『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』(以上講談社) 、『陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝』(新潮社)、『西郷隆盛 命もいらず 名もいらず』(WAC)、『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』(PHP研究所)などがある。

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