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日露近代史 戦争と平和の百年
ニチロキンダイシセンソウトヘイワノヒャクネン
- 著: 麻田 雅文

幕末期以来、米英協調を基軸とする主流派に対し、ロシアに眼を向ける一つの潮流があった。ロシア皇室との信頼関係を樹立しようとした伊藤博文。満洲経営のため日ソ国交樹立に腐心する後藤新平。満洲国建国後、孤立を深めるなか独ソとの提携に望みを託す松岡洋右……。日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、そして1945年の日ソ戦。幕末から敗戦までの「遠い隣国」との知られざる関係史。
北の大国を知らずして、日本の近代は語れない!
幕末期以来、米英協調を基軸とする主流派に対し、ロシアに目を向ける一つの潮流があった。
ロシア皇室との信頼関係を樹立しようとした伊藤博文。
満洲経営のため、ロシア革命後のソ連との国交樹立に腐心する後藤新平。
満洲国建国後、孤立を深めるなか独ソとの提携に望みを託す松岡洋右……
彼らはなぜ、ロシアに接近していったのか?
来日中のロシア皇太子が襲撃された大津事件。
日露戦争と講和をめぐる、明治天皇、伊藤博文、小村寿太郎らのドラマ。
1918年から7年間の長きにわたる、シベリア出兵。
1939年のノモンハンを頂点とする、満洲での国境紛争の数々。
そして、1945年、ソ連への和平仲介の依頼と、ソ連参戦の衝撃。
幕末から敗戦までのロシアとの「戦争と平和」の歴史を辿る、日露関係史の決定版!
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書誌情報
紙版
発売日
2018年04月19日
ISBN
9784062884761
判型
新書
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
通巻番号
2476
ページ数
480ページ
シリーズ
講談社現代新書
著者紹介
一九八〇年、東京都生まれ。二〇〇三年、学習院大学文学部史学科卒業。二〇一〇年、北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。博士(学術)。 現在、岩手大学人文社会科学部准教授。専攻は近現代の日露中関係史。著書に『中東鉄道経営史――ロシアと「満洲」1896-1935』(名古屋大学出版会)、『満蒙――日露中の「最前線」』(講談社選書メチエ)、『シベリア出兵――近代日本の忘れられた戦争』(中公新書)などがある。
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