戦乱と民衆

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戦乱と民衆

センラントミンシュウ

講談社現代新書

白村江の戦い、応仁の乱、大坂の陣、禁門の変――。民衆は戦乱をいかに生き延びたのか? 戦乱は「下克上」のチャンスだった!? 民衆の被害に国家は関心を持っていたのか? 『京都ぎらい』の井上章一氏も交え、日本史研究の風雲児たちが描く、英雄中心の歴史とは異なる、民衆を主語とした日本史! 


歴史書ブームの立役者が集まった!
日本史の風雲児たちによる白熱の討論!

民衆はいつも戦乱の被害者なのか?
白村江の戦い、応仁の乱、大坂の陣、禁門の変……
民衆はいかにサバイバルしたのか? 戦乱はチャンスだったのか?
『京都ぎらい』の井上章一氏も交え、国際日本文化研究センター(日文研)の人気学者たちが、
英雄中心の歴史とは異なる、民衆を主語とした日本史を描き出す。

・日本史上最大の敗戦、白村江の戦いの知られざる真相
・一揆は「反権力」、足軽は「権力の手先」なのか?
・大坂の陣とアントワープの大虐殺、その相違点は?
・維新後の京都復興を遅らせた金融システムの破綻
・町家を壊しても、祇園祭を守った戦時体制とは?
・略奪はいつ始まったのか?
・民衆の被害に国家は関心を持っていたか……

話題沸騰の日文研シンポジウム「日本史の戦乱と民衆」に、後日おこなわれた座談会を加えた、待望の新書化!


Ⓒ磯田道史/倉本一宏/クレインス,フレデリック/呉座勇一/石上阿希/井上章一/榎本渉

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書誌情報

紙版

発売日

2018年08月22日

ISBN

9784065122181

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

2488

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2018年08月22日

JDCN

06A0000000000052922N

著者紹介

著: 磯田 道史(イソダ ミチフミ)

1970年、岡山県生まれ。国際日本文化研究センター准教授。専門は日本近世・近代史、社会経済史。著書に『武士の家計簿』(新潮新書)、『天災から日本史を読みなおす』『日本史の内幕』(ともに中公新書)、『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』(NHK出版新書)など。

著: 倉本 一宏(クラモト カズヒロ)

1958年、三重県生まれ。国際日本文化研究センター教授。専門は日本古代政治史、古記録学。著書に『藤原道長の日常生活』『戦争の日本古代史』(ともに講談社現代新書)、『蘇我氏』『藤原氏』(ともに中公新書)など。

著: フレデリック・クレインス(フレデリック・クレインス)

1970年、ベルギー生まれ。国際日本文化研究センター准教授。専門は日欧交渉史。著書に『江戸時代における機械論的身体観の変容』『十七世紀のオランダ人が見た日本』『日蘭関係史をよみとく(下)』(編著)(以上、臨川書店)など。

著: 呉座 勇一(ゴザ ユウイチ)

1980年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター助教。専門は日本中世史。著書に『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)『戦争の日本中世史』(新潮選書)、『応仁の乱』(中公新書)、『陰謀の日本中世史』(角川新書)など。

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