越境芸人 増補版

越境芸人 増補版

エッキョウゲイニンゾウホバン

芸人・ミュージシャン・俳優・文筆家と、数々のジャンルを“越境”しながら活動を続けるマキタスポーツによる、渾身のセルフマネジメント論にして、10年分の評論集。

2018年に刊行された著書『越境芸人』の増補版として、アフターコロナにおけるエンターテインメントのあり方、表現の主体性と客観性、そして個人に求められるニューモードについてなど、新たな提言を書き下ろした新作コラムを追加。

さらに、アイドル・歌手・俳優など、あらゆる分野でトップに立ち、近年は演劇の公演や映画のプロデュースを手がけ、表舞台と裏方を行き来する“越境”のスペシャリスト、小泉今日子との特別対談を巻末に収録。

業界を飛び越え、ジャンルを横断するなかで見えてきた、定住しないからこそできること。いまや誰もが生き方の“編集”を求められる一億総表現者時代。セルフマネジメントだけが身を助ける自己責任社会。そんな時代と社会を生き抜くための、マキタ式“第三の思考法”であり、斜め上の日本人論。考えない勇気を持て。頑張るな、負けろ! とどまるな、越境しろ!


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目次

目次

まえがき

第1章 感動の国 ニッポン
第2章 第二芸能界
第3章 芸人というビジネスマン
第4章 大衆と音楽
第5章 役者現場
第6章 自作自演家
第7章 公のプライベート
第8章 食癖
第9章 越境の現在地

特別対談:小泉今日子×マキタスポーツ 「越境の先へ」

書誌情報

紙版

発売日

2020年11月04日

ISBN

9784065220948

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

288ページ

初出

本書は、雑誌「TV Bros.」にて、2011年10月~2018年3月まで連載されていた「鼻マキタ~再び」を加筆・修正し、書き下ろし原稿と特別対談を加えて刊行したものです。

著者紹介

著・編: マキタスポーツ(マキタスポーツ)

1970年生まれ、山梨県出身。芸人、ミュージシャン、役者、文筆家。芸人としては、音楽家のクセや楽曲の構造を模写する「作詞作曲ものまね」をはじめとした「オトネタ」を得意とする。またミュージシャンとして、2001年に結成したバンド「マキタ学級」での活動のほか、2013年にアルバム『推定無罪』をリリース。役者では、2012年公開の映画『苦役列車』で第55回ブルーリボン賞新人賞、第22回東スポ映画大賞新人賞をダブル受賞。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』『花子とアン』、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』『いだてんー東京オリムピック噺ー』、TBS『ルーズヴェルト・ゲーム』『中学聖日記』、テレビ東京『みんな!エスパーだよ!』『きのう何食べた?』などに出演。主な著書に『決定版 一億総ツッコミ時代』 (講談社文庫)、『すべてのJ-POPはパクリである』(扶桑社文庫)、『アナーキー・イン・ザ・子供かわいい “父親に成る”ということ』(アスペクト)がある。現在はBS12 トゥエルビ『ザ・カセットテープ・ミュージック』、TBSラジオ『東京ポッド許可局』にレギュラー出演中。

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