倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史

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倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史

ワコウジンシンバイバイドレイノセンゴクニホンシ

星海社新書

倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史

日本人にとって、倭寇=略奪・拉致、秀吉の朝鮮出兵=残虐・捕虜連行のイメージはおなじみのものだが、本書を読むとそのイメージは一面的なものに過ぎないことがわかる。ポルトガル人の日本進出をきっかけに、ポルトガル商人は日本人奴隷を買い取り、海外に連行して売却した。それを禁止したのは、豊臣秀吉である。しかし、文禄・慶長の役(朝鮮出兵)がはじまると、戦国大名は朝鮮人を多数日本に連行した。逆に、「降倭」と呼ばれる朝鮮軍に投降した日本人将兵もいた。本書は、これまであまり語られてこなかった人身売買や奴隷売買など、戦国時代のグローバル化がもたらした「戦国時代の闇」というべき点を明らかにする。

*以下、本書目次より抜粋

はじめに

第一章 倭寇と人の略奪

第二章 戦国時代の人身売買・乱取り

第三章 織豊期の人身売買とキリスト教

第四章 伴天連追放令と人身売買

第五章 文禄・慶長の役と民衆・武将

第六章 日本に連行された朝鮮人

おわりに

主要参考文献


ⒸDaimon Watanabe

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2021年11月26日

ISBN

9784065264218

判型

新書

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

通巻番号

203

ページ数

288ページ

シリーズ

星海社新書

電子版

発売日

2021年11月25日

JDCN

06A0000000000408869G

著者紹介

著: 渡邊 大門(ワタナベ ダイモン)

歴史学者。1967年生まれ。1990年、関西学院大学文学部卒業。2008年、佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。主要著書に 『関ヶ原合戦全史 1582‐1615』(草思社)、『戦国大名の戦さ事情』(柏書房)、『ここまでわかった!! 本当の信長 知れば知るほどおもしろい50の謎』(知恵の森文庫)、『清須会議 秀吉天下取りのスイッチはいつ入ったのか?』(朝日新書)ほか多数。

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