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明徳の乱 将軍・足利義満と山名一族の最終戦争
メイトクノランショウグンアシカガヨシミツトヤマナイチゾクノサイシュウセンソウ
- 著: 濱田 浩一郎

室町幕府最大の将軍・足利義満と最大級の守護大名・山名氏の決戦
室町幕府の最盛期を築いた三代将軍・足利義満は明徳二年、日本の六分の一を領有する最大級の守護大名・山名氏との決戦に挑む。「明徳の乱」である。本書は、応仁の乱と比べて知名度の低い明徳の乱の背景から発端、詳細な軍の展開と戦後処理、さらには後世における評価までを包括的に記した、本邦初の明徳の乱の解説書である。山名氏がいかにして強大な権力を握り、内部抗争を起こして将軍家に討伐されたのか、戦いに赴く武士の心境はいかなるものか、なぜ山名氏は戦後まで命脈を保てたのか。詳細な記述を通じて室町時代前期の諸相を描く。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第一章 足利義満という将軍
第二章 「六分の一殿」山名一族の強勢
第三章 物語の中の「明徳の乱」
終章 明徳の乱の諸相
おわりに
主要参考引用文献一覧
ⒸKoichiro Hamada
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書誌情報
紙版
発売日
2024年11月27日
ISBN
9784065376805
判型
新書
価格
定価:1,375円(本体1,250円)
通巻番号
317
ページ数
208ページ
シリーズ
星海社新書
電子版
発売日
2024年11月26日
JDCN
06A0000000000861891E
著者紹介
歴史家・作家。1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。姫路日ノ本短期大学、姫路獨協大学で講師を務めたのち、現在は主に著述やメディア出演で活動している。著書に『北条義時』『仇討ちはいかに禁止されたか?』(いずれも星海社)、『播磨赤松一族』(新人物往来社)、『家康クライシス』(ワニブックス)、『小説アドルフ・ヒトラー』全3巻(アルファベータブックス)、論文に「中世における前期赤松氏の軍事関係文書に関する基礎的考察」(『地方史研究』)などがある。
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