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日本の中の朝鮮文化(11)備前・肥後・日向・薩摩ほか
ニホンノナカノチョウセンブンカ11ヒゼン・ヒゴ・ヒュウガ・サツマホカ
- 著: 金 達寿

吉野ヶ里遺跡で注目されている弥生人は、古代朝鮮からの渡来人だった。彼らが最初に「国」を築いたのが九州の地で、渡来人文化を開花させる。韓国宇豆峯(からくにうずみね)神社や大隅正八幡に残されている資料は、それを雄弁に物語る。佐賀・長崎・熊本・鹿児島の各地を踏査し、古代日本の実像に迫る歴史紀行シリーズ第11巻。
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目次
まえがき
壱岐・対馬・肥前
九十九触の壱岐
対馬における神と仏
金隈遺跡から長崎へ
佐世保の三川内にて
おつぼ山山城と周辺
日本磁器の創始と有田
佐賀市唐人町にて
背振山地南麓を行く
中原にみる忍海漢人
最大の支石墓と甕棺群
「有明海ルート」からの物証
韓津だった唐津の稲作農耕
宇木汲田遺跡をたずねて
肥後
塚原から荒帆神社まで
残っている朝鮮語「ネー」
藤崎八幡宮の祭り
装飾古墳と斎藤山の鉄斧
八代の白木妙見をめぐって
稲佐から江田船山古墳へ
玉名から鞠智城跡まで
日向・大隅・薩摩・琉球
下北方古墳の出土品
「百済の里」南郷村
行けなかった西都原
韓国宇豆峯神社にて
隼人町の大隅正八幡
薩摩焼と苗代川
「三韓の秀を鍾め」た琉球
文庫版への補章
最古の稲作集落と祭祀跡
檀君神話の伝播と英彦山
改めて「秦王国」の地を歩く
土器・やりがんな・鞠智城の「八角形」
書誌情報
紙版
発売日
1994年12月07日
ISBN
9784061858350
判型
A6
価格
定価:576円(本体524円)
ページ数
286ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2002年04月12日
JDCN
0618583500100011000U
著者紹介
著: 金 達寿(キム タルス)