
マイページに作品情報をお届け!
北条時宗と安達泰盛 異国合戦と鎌倉政治史
ホウジョウトキムネトアダチヤスモリイコクカッセントカマクラセイジシ
- 著: 村井 章介

生まれながらに執権の地位を約束された若き執権北条時宗と、彼を支え無謀にも思える大胆な幕府改革を試みた硬骨の政治家安達泰盛。二人が中核を担う13世紀の日本に、ユーラシア大陸を席巻したモンゴルの嵐が迫る――。
「救国の英雄」では決してなかった時宗の素顔とは? 泰盛の弘安徳政は、幕府が構造的に抱えていた限界にどのように挑んだのか。二人を主人公に、絵巻や彫刻、宗教など多様な視点を取り入れ、血なまぐさい権力闘争相次ぐ政治史を、著者ならではの手腕で立体的に編み上げた労作!(原本:日本放送出版協会、2001年)
はしがき――時代、世界、個人
プロローグ――若君誕生
第一章 時宗誕生前後の幕府政治
第二章 北条得宗と御家人安達氏
第三章 蒙古襲来のなかで
第四章 絵にみる時宗時代
第五章 時宗と日中禅宗世界
第六章 時宗死後の政治改革
エピローグ――記憶のなかで
あとがき
付録1 書評と紹介 川添昭二著『北条時宗』
付録2 研究余滴 大河ドラマあやかり本の大罪
学術文庫版あとがき
主要人物の生没年
安達泰盛の経歴
北条時宗の履歴書
Ⓒshosuke murai
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2022年06月09日
ISBN
9784065283431
判型
A6
価格
定価:1,221円(本体1,110円)
通巻番号
2721
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2022年06月08日
JDCN
06A0000000000503713W
初出
本書の原本『北条時宗と蒙古襲来――時代・世界・個人を読む』は2001年にNHKブックスとして日本放送出版協会から刊行されました。
著者紹介
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授。専門は日本中世史。主な著作に『中世倭人伝』,『世界史のなかの戦国日本』,『日本中世境界史論』(角川源義賞受賞),『中世史料との対話』,『東アジアのなかの日本文化』などがある。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
後白河法皇
-
論語と将軍 徳川将軍15人と江戸時代を創った帝王学
-
江戸の情報力
-
「白村江」以後
-
唐から見た遣唐使
-
江戸の市場経済
-
江戸が東京になった日
-
江戸武士の日常生活
-
安倍晴明の一千年
-
京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内
-
東大の良問10に学ぶ日本史の思考法
-
明徳の乱 将軍・足利義満と山名一族の最終戦争
-
頼朝の精神史
-
徳川海上権力論
-
大仏再建
-
戦国城下町の考古学
-
「鎖国」の比較文明論
-
戦国史の新論点 平成・令和の新研究から何がわかったか?
-
戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?
-
楠木正成・正行・正儀 南北朝三代の戦い
-
仇討ちはいかに禁止されたか? 「日本最後の仇討ち」の実像
-
世界史の中の戦国大名
-
戦国日本の生態系
-
室町社会の騒擾と秩序
-
ペリー日本遠征随行記
-
南北朝の動乱 主要合戦全録
-
戦国期の室町幕府
-
異端戦国史の最高傑作・完全復刻! 信長殺し、光秀ではない
-
源氏の血脈 武家の棟梁への道
-
平安京の下級官人
-
倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史
-
平安王朝
-
恋する平安京 コミック&小説を楽しむビジュアルガイド
-
『篤姫』と島津・徳川の五百年 日本でいちばん長く成功した二つの家の物語
-
下剋上
-
徳政令 中世の法と慣習
-
日本の修史と史学 歴史書の歴史
-
病が語る日本史
-
武士の町 大坂
-
危ない日本史
-
南朝全史 大覚寺統から後南朝へ
-
英雄伝説の日本史
-
タテ割り日本史
-
戦国時代
-
院政 天皇と上皇の日本史
-
喧嘩両成敗の誕生
-
近代日本の中国観
-
戦乱と民衆
-
島原の乱
-
日露近代史
-
鎖国前夜ラプソディ
-
享徳の乱
-
「日本」国号の由来と歴史
-
大東亜共栄圏
-
ベルギー大使の見た戦前日本
-
戦国大名論
-
満蒙 日露中の「最前線」
-
ある豪農一家の近代
-
相良総三とその同志
-
最暗黒の東京
-
平泉 北方王国の夢
-
原敬 外交と政治の理想
-
万葉びとの宴
-
城を攻める 城を守る
-
室町幕府論
-
名門大学入試問題で知る「反」日本史
-
物語日本史
-
藩史物語
-
日本史の考え方
-
忠臣蔵まで 「喧嘩」から見た日本人
-
時代考証家に学ぶ時代劇の裏側
-
子供に自慢できる 日本史話のネタ帳
-
近江から日本史を読み直す